渋谷・道玄坂/2014年開業
目の下のクマ・たるみ治療裏ハムラ法・表ハムラ法・脱脂・皮膚切除
「何をするか」より先に、正しく診る。
開業以来10年以上、目の下の治療を中心に続けてきました。
他院で手術を受けた方のご相談やセカンドオピニオンも承っています。
目の下のクマ・たるみは
なぜできるのか
cause
目の下の膨らみの正体は「眼窩脂肪」です。眼球のまわりを取り囲み、眼球を保護している脂肪が、前方へ押し出されてきた状態です。
- 眼球を支えている周囲の組織の支持力が弱くなる
- 眼球がわずかに下方へ落ち込み、目の下の脂肪に上から圧力がかかる
- 脂肪の前方を押さえている眼窩隔膜などの膜もゆるんでくる
- 眼輪筋(目のまわりの筋肉)が薄くなり、皮膚もたるむ
この結果として脂肪が前へ出てきます。脂肪が出てくるのは原因ではなく、結果に過ぎません。遺伝的な要因で20代から出ている方もいますが、起きていることは同じです。
膨らみの下には、大多数で凹みがあります
目の下が膨らむと、そのすぐ下に凹みができています。この凹みは「tear trough(ティアトラフ)」と呼ばれる部分です。目の下が暗く見えるのは、この膨らみと凹みの高低差が影をつくるからです。
ここに一つ、重要な事実があります。この凹みの位置は、骨の縁よりも数ミリ下にあります。Haddockらの解剖研究では、骨の縁より少なくとも4mm下まで及ぶと報告されています。この「ズレ」が、後で述べる治療法の選択に直結します。
マッサージや化粧品では変わりません
マッサージで一時的にすっきり見えることがありますが、これは脂肪の中の水分が移動しているだけで、時間が経てば戻ります。レーザーなどの機械による治療は小じわやハリには働きますが、膨らみに対する効果は非常に限定的です。表面からの治療では、奥にある脂肪には届きません。
参考:Sean Pack. Transconjunctival Lower Blepharoplasty. Atlas Oral Maxillofacial Surg Clin N Am 24 (2016) / Gregory H. Branham. Lower Eyelid Blepharoplasty. Facial Plast Surg Clin North Am. 2016 / NT. Haddock. The Tear Trough and Lid/Cheek Junction: An Anatomical Basis for Cosmetic Correction. Plast Reconstr Surg. 123:1332, 2009
「クマ取り」で取れるクマと、
取れないクマがあります
what surgery can and cannot do
「クマ取り手術」という言葉は、少し誤解を招きます。手術で取れるものと、取れないものがあるからです。
手術で改善できるのは、膨らみと凹みの高低差がつくる影です。脂肪を移動したり取り除いたりするのは、この段差をならすためです。
一方、皮膚そのものの色は、脂肪を動かしても変わりません。こすり癖による色素沈着、皮膚が薄く血管が透けて見えている状態だけが気になるのであれば、これらは手術の対象外です。
tear troughの上と下では、皮膚が違います
もう少し踏み込むと、目の下の凹み(tear trough)を境に、上と下で3つの違いがあります。
- 皮下脂肪の有無/凹みより上には皮下脂肪が乏しく、下にはあります
- 皮膚の質感/目の下の皮膚と頬の皮膚では、質感が違う方がいます
- 色味/赤み、青み、色素沈着による茶色味は、凹みを境に途端になくなります
この差がはっきりしている方では、膨らみと凹みをきれいに整えても、色や質感の境目が線のように残って見えることがあります。手術がうまくいかなかったのではなく、手術では扱えない部分が残っているということです。
実際に診察すると、色の要素が主な原因という方はたまにいます。この方が手術を受けても「思ったほど変わらなかった」という結果になります。ですので当院では、どの方法を選ぶかを考える前に、そもそも手術で扱える状態なのかを確認します。
あなたはどのタイプか
check your type
原因が違えば必要な治療も変わります。まずご自身がどれに近いか確認してください。複数が重なっている方も多くいらっしゃいます。
TYPE A膨らみ・くぼみ型
- 目の下がぷっくり出ている
- 目の下が痩せて凹んでいる
- ベッドに横になって鏡を見るとスッキリしている
- 20代・30代でも起きる
眼窩脂肪が前に出ている状態です。脂肪を移動する手術(裏ハムラ法・表ハムラ法)が対象になります。当院で最も多いタイプです。
TYPE Bくぼみ型のみ
- 以前に脱脂を受けたあとから気になり始めた
- 骨ばって見える、疲れて見えると言われる
脂肪を取るのではなく、足す方向の治療になります。この状態で脱脂を行うと悪化します。他院での手術後にこの状態になった方のご相談も承っています。
TYPE C色素型
- 凹凸はないのに色が濃い
- 引っ張っても色が変わらない
- こすり癖がある
皮膚の色の問題です。手術では改善しません。当院では手術をお勧めしない場合があります。
TYPE D皮膚のたるみ型
- 小じわが多い
- 皮膚がたわんでいる、ハリがない
- 50代以上が多い
表ハムラ法や、裏ハムラ法+皮膚切除を併用したほうが結果が安定します。裏ハムラ法だけを選ぶと、膨らみは取れても小じわが目立つことがあります。
当院で行っている目の下の治療
treatment options
| 方法 | 向いている方 | 向いていない方 | ダウンタイム | 費用(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 裏ハムラ法 | 膨らみと凹みの両方がある方。傷を表に残したくない方。男性 | 皮膚のたるみ・小じわが多い方 | 腫れ 1週間 内出血 1〜2週間 |
420,000円 モニター 340,000円 |
| 表ハムラ法 | 皮膚のたるみ・小じわも改善したい方。50代以上の方 | 皮膚に傷を作りたくない方 | 腫れ 1〜2週間 抜糸 6〜7日後 |
460,000円 モニター 380,000円 |
| 経結膜脱脂 | 膨らみのみで、凹みがほとんどない方 | 凹みもある方(大半の方が該当します) | 腫れ 数日〜1週間 内出血 出れば2週間程度 |
270,000円 モニター 200,000円 |
| 裏ハムラ+皮膚切除 | 表ハムラ同様、傷を作りたくない方 | 表ハムラ法でしっかり治したい方 | 腫れ 1週間 抜糸 6〜7日後 |
460,000円 モニター 380,000円 |
起こりうるリスク・副作用はこちらに詳しく記載しています。費用は料金表のページの記載が優先されます。麻酔代など別途費用があります。
裏ハムラ法
transconjunctival fat repositioning
下まぶたの内側(結膜)を切開し、前に出ている眼窩脂肪を下の凹んだ部分へ移動して固定する手術です。皮膚を切らないため、外から見える傷は残りません。
脂肪を捨てずに使うコンセプトで、膨らみと凹みの両方を同時に扱えます。目の下の凹凸は高低差でできているので、山を削るだけでなく谷を埋める必要がある、という考え方です。
脂肪をどこまで移動するかが結果を決めます
先ほど、目の下の凹みは骨の縁より数ミリ下にあると書きました。つまり脂肪を骨の縁までではなく、そこを越えて下まで移動しなければ、凹みは埋まりません。
この移動を可能にするために、ORL(眼輪筋支持靭帯)という膜状の構造を切開してスペースを作ります。「靭帯を切って大丈夫か」というご質問をよくいただきますが、ORLを処理せずにハムラ法は成立しません。膝や肘の靭帯とは別物で、切開するのも時計の4時から8時にあたる範囲だけです。105人・平均31か月の追跡研究では、術後に目の下の引き込みが改善し、笑ったときの頬と下まぶたの境目が上がったと報告されています。
脂肪だけでなく、膜で覆いながら移動します
移動するのは脂肪だけではありません。脂肪を包んでいる膜のうち、厚く丈夫な部分を一緒に移動して覆います。この膜が眼窩隔膜の厚い部分やCPF(眼瞼牽引筋腱膜)と呼ばれるものです。
脂肪は眼窩隔膜の弱い部分から突出してきます。そこを強い膜で覆い直すことで、押し出しに耐えやすくなると考えられています。Parsaの研究では、片側を通常の脂肪切除、もう片側をCPFによる修復で手術し、平均11年追跡したところ、脂肪切除では26例中8例(30.8%)、CPF修復では26例中2例(7.7%)に再発が見られたと報告されています。
ミッドフェイスリフト効果について
裏ハムラ法と同時にミッドフェイスリフト(中顔面の引き上げ)を行うことがあります。当院では頬の組織を糸で吊り上げて骨の縁に固定し、糸リフトを補強で併用しています。
ただし正直に申し上げると、裏ハムラ法を単独で行っただけでもリフトアップしたように見える場合があります。チークの上部のボリュームが増えることで頬が上がったような効果が出るからです。裏側からのミッドフェイスリフトは傷口が狭くできることが限られるため、「効果は大きくはないものの多少ある」というのが当院の見方です。
向いていない方
皮膚を切らないため、小じわや皮膚のたるみを取ることはできません。それどころか、膨らみで伸ばされていた皮膚が余ることで、小じわが目立つようになる場合があります。皮膚のたるみが主体の方には表ハムラ法をご提案します。
参考:Chin-Ho Wong, Bryan Mendelson. Extended Transconjunctival Lower Eyelid Blepharoplasty with Release of the Tear Trough Ligament and Fat Redistribution. Plast Reconstr Surg. 2019;144(3):583-591 / Parsa AA, et al. Lower Blepharoplasty with Capsulopalpebral Fascia Hernia Repair for Palpebral Bags: A Long-Term Prospective Study. Plast Reconstr Surg. 2008;121(4):1387-1397 / BC Mendelson. Surgery of the Superficial Musculoaponeurotic System. Aesthetic Surg J. 2001;21:450-459
表ハムラ法
subciliary approach
まつ毛のすぐ下を切開し、余った皮膚を切除しながら同じように脂肪を移動する方法です。皮膚を切る分、小じわや皮膚のたわみにも対応できます。
裏ハムラ法より視野が広く取れるため、処理できる範囲も広くなります。傷はまつ毛の下に残りますが、時間とともに目立ちにくくなります。ダウンタイムは裏ハムラ法より長く、抜糸も必要です。
裏ハムラ法は脂肪移動のみを基本とすることが多いですが、表ハムラ法の場合、次の手技を行います。
- 脂肪移動
- 皮膚切除
- ミッドフェイスリフト
- 眼輪筋のつり上げ
50代以上の方が迷われる場合
「皮膚を切るのは嫌」「ダウンタイムは短いほうがいい」という理由で裏ハムラ法を希望される方は多くいらっしゃいます。ただ、年齢が上がるほど裏ハムラ法は適応になりにくくなります。膨らみは解消しても、皮膚が余ってしまうからです。若い方なら皮膚の弾力で引き締まりますが、加齢とともにその力は落ちます。
当院で50代の症例を見直したところ、術後にシワが増えやすいのは次の3条件を持つ方でした。
- もともとシワが目立っている
- 皮膚が薄い
- 膨らみが大きい
逆に、皮膚に厚みとハリがあり、膨らみもそこまで大きくない方では、50代でも明らかなシワが増えないことが多いという結果でした。
表ハムラ法であれば皮膚の小じわはある程度予防できます。皮膚をピンと張れるわけではありませんが、悪化を防ぐ程度の効果はあります。(皮膚を切りすぎると下に引っ張られてたれ目や外反が戻らなくなるため、切除量には限度があります)
膨らみの解消と小じわは、トレードオフの関係にあります。命に関わる病気とは違いますので、必ずしも完璧を目指す必要はありません。結果とリスクを見比べて選んでいただければと思います。
経結膜脱脂
fat removal
裏ハムラ法と同じ入口から入り、出てきた脂肪を取り除いて終わる手術です。移動と固定の工程がないぶん、手術時間が短く回復も早くなります。「切らない目の下のたるみ取り」「脂肪取り」とも呼ばれます。
もともと凹みがなく膨らみだけの方には、裏ハムラではなくこちらでも良い場合もあります。ただ、実際に診察してその状態の方は多くありません。ハムラ医師自身も、本当に脂肪が多い方は10%以下と論文の中で指摘しています。
なぜ脂肪を残す方法へ移ってきたのか
脱脂のほうがはるかに古くから行われてきた方法です。その後に「脂肪を移動する」という考え方が出てきました。脱脂で不都合が起きることが分かってきたからです。指摘されてきたのは主に3点です。
骨ばって見えるようになる
先に説明したとおり、目の下の凹みは骨の縁より下にあります。膨らみだけを取ると、今まで「膨らみ→凹み」だった部分が「凹み→凹み」になります。さらに、骨の縁を隠していた脂肪が減ることで骨ばった印象になります。英語では skeletonize と表現されることもあります。年齢とともに皮膚が薄くなり筋肉の厚みも減るため、この印象は後から強くなります。
凹みすぎることがある
脂肪はわらび餅のように柔らかく、少し触れただけで形が変わります。手術中に座った姿勢で確認はしますが、適切な量を正確に切除するのは容易ではありません。そして取りすぎた場合、修正は非常に困難です。使える脂肪がもう残っていないからです。
目の上がくぼむ
目の下の脂肪は眼球を支えるクッションの役割も持っています。脱脂により眼球がわずかに下がり、目の上の脂肪が落ちてくることで上まぶたのくぼみを助長すると指摘されています。元に戻すことはできません。
これらは技術の問題ではなく、脂肪を取るという行為に伴って起こりうるもので、必ずしも避けられるものではありません。また、手術直後は気にならず、数年してから上記の症状が出てくることもあります。
当院では、こうした点をご説明したうえで適応を確認し、ご案内しています。
参考:Parsa AA, et al. Plast Reconstr Surg. 2008;121(4):1387-1397 / ST. Hamra. The Role of the Septal Reset in Creating a Youthful Eyelid-Cheek Complex in Facial Rejuvenation. Plast Reconstr Surg. 113:2124, 2004
目の下への脂肪注入について
fat grafting
クマ治療で膨らみを脱脂で、凹みを脂肪注入で埋めるという組み合わせがあります。当院では、目の下の内側への脂肪注入をお勧めしていません。理由は解剖学的なものです。
お勧めできないのは瞳孔より内側、目の下のおよそ3分の1の範囲です。この部分は「皮膚 — 筋肉 — 骨」という構造になっており、筋肉が直接骨に付着していて、脂肪が入る余地がありません。
Haddockらの解剖研究でも、tear troughに沿って眼輪筋は骨に直接付着し、その上の皮膚は薄く皮下脂肪もない、と記されています。ここに脂肪を注入すると、必然的に筋肉の中に入ります。
筋肉の中に脂肪が残るとどうなるか
筋肉はゴムのように伸び縮みします。その中に動かないものがあると、笑ったとき、つまり筋肉が縮んだときにポコッと膨らんで見えます。真顔では気にならないため、しばらく経ってから気づく方もいます。FGF注射でも同様に、脂肪様のしこりが筋肉内にできます。
「脂肪注入なら量を自由に入れられる」という説明を聞くことがあるかもしれませんが、一度に注入できる量には限度があります。また、定着後にどれだけ残るかを正確に狙うこともできません。
額は問題ありません
「額にも脂肪層がないのでは」と思われるかもしれませんが、額の筋肉は骨全体に直接付着しているわけではなく、間に疎な結合組織があります。注入するスペースがあるということです。当院でも額や頬への脂肪注入は行っています。目の下だけが特殊なのです。
参考:NT. Haddock. The Tear Trough and Lid/Cheek Junction: An Anatomical Basis for Cosmetic Correction. Plast Reconstr Surg. 123:1332, 2009 / Chiu CY, et al. Correction of Tear Trough Deformity. Aesthetic Plast Surg. 2017;41:73-80
他院での手術後のご相談・
シコリ切除
revision & second opinion
他院で目の下の手術を受けたあとのご相談も承っています。多いのは以下のようなご相談です。
- 脱脂を受けたあと、目の下が凹んで骨ばって見えるようになった
- 膨らみが残っている、または左右差がある
- 脂肪注入やFGFのあとに、しこりや変な膨らみができた
- 笑うと目の下がポコッと膨らむ
- 手術を受けるべきか迷っており、別の医師の意見を聞きたい
目の下のシコリ切除について
脂肪注入やFGFによるシコリは、脂肪溶解注射やステロイド注射では効果を出すことが難しく、根本的には切除が必要になります。ただし、対応しているクリニックは多くありません。
シコリの位置によって難易度が変わります。tear troughより上にある場合は比較的取りやすく、術後の経過も軽いことが多いです。一方、tear troughより下で筋肉の中に入っている場合は、難しくなります。
切除に伴うリスクもご説明しておきます。
- 取り残しか、クセか判断が難しい/膨らみが少し残ったとき、シコリの残しなのかクセなのか、判断がつきにくいことがあります
- 凹みが出る可能性/シコリの分のボリュームがなくなるためです。眼窩脂肪を移動して補うこともありますが、すでに脱脂されていて足りない場合もあります
- たれ目・笑いにくさ/筋肉内のシコリでは術後の炎症が強く出ます。ピークは1〜3週間ですが、落ち着くまで半年以上かかることもあります
手術をせず、経過を見ることをお勧めする場合もあります。セカンドオピニオンのみのご相談も受け付けています。
当院の手術に対する考え方
our approach
90分の手術に、3時間の枠を取っています
裏ハムラ法の手術時間は長くても90分程度です。それに対して手術枠は3時間確保しています。予約を詰めると、ひとつひとつの操作を急ぐことになります。脂肪をどこまで移動するか、左右が揃っているかは、途中で何度も確認しながら決めていくものです。時間に追われた状態では、その確認が省かれます。
症例写真は術後3ヶ月以上・皮膚の質感が分かるような写真を
手術直後の写真は、腫れによって膨らみが目立たなくなっているだけのことがあります。また、明るい光を当てて撮れば肌の凹凸は写りません。当院の掲載写真は、術後3ヶ月以上経過し、できる限り皮膚の質感が分かるように、凹凸が見える条件で撮影したものです。1ヶ月目の写真とその後で印象が変わることは珍しくありません。
「今は手術しないほうがいい」とお伝えすることがあります
カウンセリングは手術を決める場ではなく、手術をするかどうかを決める場だと考えています。当院では「手術をしない」という選択肢を明示的にお出ししています。
症例写真
case
- 施術名
- 裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)
- 年代・性別
- 40代・女性
- 経過
- 術後1年
- 費用
- 420,000円(税込)/モニター 340,000円(税込)
- 主なリスク
- 腫れ、内出血、左右差、効果が不十分となる可能性、小じわが増える可能性、たれ目、移動した脂肪が一時的に硬くなること
- 備考
- 効果には個人差があります。同じ結果を保証するものではありません。
- 施術名
- 表ハムラ法(経皮的眼窩脂肪移動術・皮膚切除併用)
- 年代・性別
- 50代・女性
- 経過
- 術後5ヶ月
- 費用
- 460,000円(税込)/モニター 380,000円(税込)
- 主なリスク
- 腫れ、内出血、傷跡、左右差、効果が不十分となる可能性、たれ目・外反、涙袋の形の変化
- 備考
- 効果には個人差があります。同じ結果を保証するものではありません。
今は手術をしないほうがいい方
when not to operate
目の下の手術は、受けたほうがいい方ばかりではありません。以下に当てはまる方には、その場で手術をお勧めしないことがあります。
- 色素沈着が主な原因の方。皮膚の色の問題は、脂肪を動かしても変わりません。手術をしても「変わらなかった」という結果になります。
- 膨らみがごく軽度な方。変化の幅が小さく、ダウンタイムと費用に見合わないことがあります。数年後に改めて検討していただくほうが、結果的に納得できる場合があります。
- 強く急いでいる方。目の下は術後3ヶ月ほどかけて落ち着いていきます。特定の日に間に合わせる目的での手術はお勧めしていません。
- 仕上がりの許容範囲が非常に狭い方。目の下の手術は、二重や鼻のように「この形にしましょう」と設計できるものではありません。左右差がまったくない状態を目標にすることもできません。
- 他院で手術を受けて6ヶ月以内の方。まだ経過の途中です。修正の判断は変化が落ち着いてからになります。
もう一点、あらかじめお伝えしておきます。私たちが対処できるのは、出てきた脂肪に対してだけです。薄くなった皮膚を若い頃に戻すこと、筋肉の厚みを戻すこと、眼球を支える力を強くすることはできません。脂肪をきれいに整えても、たるみが少し残って見えることは起こりえます。
費用
fee
| 施術 | 通常料金 | モニター料金 |
|---|---|---|
| 裏ハムラ法 | 420,000円 | 340,000円 |
| 表ハムラ法 | 460,000円 | 380,000円 |
| 経結膜脱脂 | 270,000円 | 200,000円 |
| シコリ切除 | 480,000円〜 | 380,000円〜 |
リスク・副作用・合併症
risk
手術である以上、以下の可能性があります。カウンセリングでも改めてご説明します。
ダウンタイム中に起こること(手術法で変動します)
| 腫れ | 3〜4日がピークで、目安は1〜2週間。その後むくみが徐々に引いていきます |
|---|---|
| 内出血 | 裏側からの場合はあまり出ない方もいますが、出るものと思ってお考えください。1〜2週間で消えます |
| 白目の腫れ | 白目がぶよぶよしてくることがあります。2〜3週間と長引くことも |
| 白目の出血 | 充血のように赤くなります。2〜3週間と長引くことも |
| 血の涙 | 傷口からの少量の出血です。1週間程度で治まります |
| 目の下の硬さ | 移動した脂肪が硬くなり、笑うと引きつれる感じが出ます。2〜3ヶ月で改善します。見た目には分かりません |
| たれ目・笑いにくさ | 脂肪と膜を下方向に移動するために起こります。多くは3〜6ヶ月までに改善します |
| まつ毛の向きの変化 | 上記のたれ目が出たときに、下まぶたのまつ毛が少し上を向くことがあります。3〜6ヶ月で改善します |
| 感覚が鈍くなる | 6ヶ月程度で戻ります。動きの神経ではないため、表情には影響しません |
まれですが、重要なもの
| 血腫 | 0.5%以下。気づいた時点で血を外に出す処置や手術を行います |
|---|---|
| 感染 | 0.5%以下。腫れが引いたあとに再び腫れてきた場合はご連絡ください |
| 複視 | 0.5%以下。ものが二重に見える症状です。1〜6ヶ月で回復します |
| 角膜の傷 | 症状が出る程度のものはめったにありません。通常は眼球を保護しながら手術を行います |
効果に関するもの
- 効果不十分/「良くなっているがまだ膨らみが残っている」「凹みが残っている」「真顔は良いが笑うと気になる」など。年齢が上がるほど、程度が大きいほど、完璧な仕上がりにはなりにくくなります
- 小じわが増える/膨らみで伸ばされていた皮膚が余ることで起こります。20代・30代では気になることは少なく、年齢が上がるほど起こりやすくなります
- 目の上のくぼみ/目の上下の脂肪はつながっているため、わずかに影響することがあります
- 再発/加齢による変化は手術後も進みます
裏ハムラ法のリスクではないもの
不安を煽る情報を目にすることがありますので、そうではないものも挙げておきます。
- 涙袋はなくなりません。涙袋は皮膚の下の筋肉によって形づくられており、裏ハムラ法ではこの筋肉に触れないためです。膨らみがなくなることで相対的に大きく見えることはありますが、形は変わりません。(表ハムラ法の場合は大きさや左右差が出ることがあります)
- 顔がのっぺりするわけではありません。元のご自身の顔立ちに戻る形になります。もともとメリハリのある目元の方は、そのままメリハリのある目元になります。
参考:Blake S. Raggio, Ryan Winters. Lower Lid Transconjunctival Blepharoplasty. 2022 / Paul S. Cannon, Brian Leatherbarrow. European Journal of Plastic Surgery. 43(4):719-726
ご予約から手術までの流れ
flow
| 01 ご予約 | お電話・WEB・LINEから。カウンセリングは無料です。他院手術後は有料 |
|---|---|
| 02 カウンセリング | 院長が診察します。状態と、適する方法・適さない方法をご説明します |
| 03 ご検討 | その場で決めていただく必要はありません |
| 04 手術 | 裏ハムラ法は約90分。手術枠は3時間を確保しています |
| 05 経過観察 | 術後1週間/1ヶ月に診察します |
よくある質問
question
何日くらい休みが必要ですか?
裏ハムラで5〜7日を目安にしてください。メイクは翌日から可能ですので、内出血が出た場合もその頃には隠せる状態になっていることが多いです。
脱脂と裏ハムラ法、どちらが良いのですか?
裏ハムラが合う状態の方がほとんどです。もともと凹みが少なく膨らみだけの方は脱脂で足りますが、凹みもある方は脱脂だけだと骨ばって見えたり、数年後に気になることがあります。診察でご説明します。
傷は残りますか?
裏ハムラ法は下まぶたの内側を切るため、外から見える傷はできません。表ハムラ法はまつ毛の下を切るため傷ができますが、時間とともに目立ちにくくなります。
再発しますか?
加齢による変化は手術後も続きます。手術で時計を戻すことはできますが、止めることはできません。なお「100%再発する」という説明を目にすることがありますが、目の下の手術後の再発について長期の追跡データは存在しないというのが現状です。
上を向くと少し膨らむのですが、再発でしょうか?
生理的なものです。上を向けば目の下はやや膨らみ、伏し目にすればやや凹みます。上を向いてもまったく平らになるほど脂肪を切除すると、正面を向いたときに凹んで見えてしまいます。
他院で受けた手術の修正もお願いできますか?
承っています。ただし手術から6ヶ月以内の場合はまだ経過の途中ですので、変化が落ち着いてからの判断になります。
男性でも受けられますか?
受けられます。傷が表に出ない裏ハムラ法を選ばれる方が多いです。
カウンセリングだけでも大丈夫ですか?
問題ありません。手術をお勧めしない場合もあります。セカンドオピニオンのみのご相談も受け付けています。
動画で見る
movie
YouTubeでも目の下の治療について解説しています。文章より動画のほうが分かりやすい部分もありますので、あわせてご覧ください。
失敗しないための、目の下のクマ取りのすべてを解説
この1本で表ハムラ法が全てわかる!目の下がたるむ原因から治療法、ダウンタイムの経過までを症例写真を含めて徹底解説!
失敗する前に必ず知っておきたい“裏ハムラ”の14個のリスク。美容外科歴15年のプロが徹底解説します。【クマ取り・クマ治療】
さらに詳しく知りたい方へ
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原因を知りたい
術式を詳しく知りたい
失敗・リスクを知りたい
他院修正・シコリについて
年代別に見たい
担当する医師
doctor
院長 高野 洋一(たかの よういち)
2003年 神戸大学医学部医学科卒業、順天堂医院外科レジデント。兵庫県立こども病院等で外科・小児外科での勤務を経て2009年より美容外科へ。2011年に湘南美容外科新宿本院にて技術指導にあたり、2014年12月に渋谷高野美容医院を開設しました。
開業以来、日本と中国で目の下の手術を続けてきました。手術記録と結果を見直し、検証を重ねています。YouTube「Dr.高野のキレイの教科書Ch」とブログ「医師が教えるキレイの教科書」でも、根拠を示しながら情報を発信しています。
ご相談をお待ちしています
contact
目の下のクマは、原因によって必要な治療が変わります。
まずは状態を確認するところから始めてください。
手術をお勧めしない場合もあります。
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-25-6 ホリウチビル6F
電話 03-6427-8214/診療時間 10:00〜18:30/休診 水曜・不定休
院長:高野 洋一
