脂肪吸引の当日までにしておくべき事と当日の注意事項

脂肪吸引を受けようと思い、いざ手術前日や当日になると緊張するものでしょう。何か準備しておくものはなかったか?当日手術後にはどうやって経過を見たらいいのか。分らないこともあると思います。

ここでは、脂肪吸引当日に行うべきこと、行ってはいけないことを解説します。

なお、以下の解説における見解は、体調・体質等により個人差がありますので、実際の施術の際における医師の指導にお従いください。

脂肪吸引の手術当日までの準備

脂肪吸引は吸引する範囲によって大変さが全然違います。例えば、顔部のみの脂肪吸引と太もも全体の広範囲にわたる脂肪吸引を比較するれば、その施術範囲の違いから、身体にかかるご負担が全く違います。この章では、出来れば脂肪吸引当日までに準備しておいた方がいいものをご紹介いたします。

顔の脂肪吸引:当日までの準備

顔の脂肪吸引をした後は、顔にフェイスバンドを巻いて、見た目が怪しくなります。出来るだけ隠せるように、事前に以下のものを準備した方が良いでしょう。また、クリニックからおすすめのものの説明があるかも知れません。

  1. 帽子(出来るだけつばの長いもの)
  2. マスク(口元や首を隠せます)
  3. ストールやマフラー(冬場は有効)
  4. サングラス(あまり有効ではありませんが、目元が気になる方は準備しておく方が無難)

また、顔の脂肪吸引による身体への負担は軽微ですので、買い出し等に出かけることも可能ですが、フェイスバンドをしているので外出はし難いです。ですので、2日分の食料や水を準備しておいた方が良いと思います。

二の腕の脂肪吸引:当日までの準備

二の腕の脂肪吸引後においては、施術箇所に痛みなどありますが、手術前までに準備しておくものは特にありません。クリニックから言われているものがある場合は用意しておきましょう。

また、当日は二の腕を圧迫して帰宅します。7分袖くらいの圧迫になりますので、ゆったりした長袖の洋服で汚れてもいいものでクリニックに行きましょう。

手術直後は、元気だと思っても麻酔が切れてくると多少の痛みが出てきたり、麻酔を使用したことによるふらつき感が出ることがあります。当日はおとなしく家に帰っ休むようにしましょう。

太ももやお腹の脂肪吸引:当日までの準備

太ももやお腹の脂肪吸引では、当日から数日間は大変です。痛みもありますが、体力も減ってしんどいと思います。まずは、2日分の食料と水は事前に用意しておいた方がいいでしょう。

また手術後に帰宅する際も麻酔が完全には取れ切っておらず少しボーっとする感じが残っていると思います。ゆっくり帰ってください。他の部位でもそうですが、手術当日は予定を入れないようにして下さい。

また、クリニックへ行く際の洋服もゆったりしたサイズの汚れてもいい服を着ていくようにしましょう。

脂肪吸引当日(手術前)に行っておくべき事

絶飲・絶食を守る

脂肪吸引の手術にはほとんどのクリニックで眠ったり、ボーとする麻酔を使用します。クリニックから説明があると思いますが、手術前の食事制限には気を付けて守るようにしましょう。

当院では手術の6時間前から絶食、3時間前から絶飲としています。

当日の服装はゆったりした、汚れてもいいもの

手術後は圧迫の上から洋服を着て帰ります。手術後麻酔の影響等でも少ししんどいと思いまうのでゆったりとした、着たり脱いだりが楽な服装でクリニックへ行きましょう。

また、靴も革靴などではなく、スニーカーやサンダルの着脱しやすく歩きやすいものを選びましょう。

脂肪吸引当日(手術後)に行ってはいけない事

自転車、自動車等の運転は絶対に行わない

手術後は、麻酔を使っている事によってボーっとしている可能性が高いです。自分では大丈夫だと思うかも知れませんが、絶対に運転(自転車でも)しないようにして下さい。

自宅で安静にする

手術後は思っていたよりも楽だったと言う人もいます。局所麻酔も手術後しばらくは効いていたり、手術後に痛み止めを投与している場合もあり、お家に帰っても意外に元気に思うかも知れません。

しかし、手術後には体の中からの出血を抑えたり腫れを抑えるために圧迫をしています。動くと言う行為は、血流が良くなり出血も増える可能性があります、自宅に帰ったらできる限り安静にしておきましょう。

“手術後に傷から血液や麻酔液が出てくることがある”
 
手術後に傷口から麻酔液や血液が出てくることがあります。赤いので少しびっくりするかも知れませんが、これは通常施術後に見られるものであります。ただし、大量に出る場合には、もしくはかなり赤い場合にはクリニックへ相談しましょう。

血液や麻酔液が傷口から出てくると、ベッドのシーツ等が汚れます。血液成分が布に染み込むと結構取れにくいので、事前に対策をしておいた方がいいでしょう。汚れてもいいシーツを敷いて休むか、もしくは吸水シートなどを敷いてお休みするのがベターです。

まとめ

この記事を読んでいる人は、脂肪吸引をかなり考えている方かすでに予約している方だと思います。

脂肪吸引は脂肪を吸引したらその結果がしっかり伴いますので、不安な事も多いでしょうが、頑張って乗り切ってしっかりした効果を目指しましょう。

一覧を見る