埋没法で腫れたくない人が押さえておくできポイント

埋没法とは二重まぶたを作る手術です。手軽にできるという事で人気の手術ですが、手術後は腫れが出たり内出血が出たりと、完成までに回復期間が必要です。

腫れが少ないのが絶対正しいとも限りませんが、仕事の都合などで腫れの大きさや期間も気になる方も多いでしょう。腫れないために行うべきポイントや腫れにくい手術方法、ケアについて解説します。

腫れについて気になる方は是非お読みください。

1.埋没法の手術後はどれくらい腫れるのか?

埋没法というのは糸を瞼に埋め込んで二重にする手術法です。手術といっても比較的簡単に行えます。しかし、手術後は瞼の腫れが出たり、内出血が出ることがあります。

一般的な2点止めで埋没法を受けた方の経過

下の写真は当院で埋没法(一般的に行われる2点止め)を受けた方の経過です。

どれくらい腫れが出るのかイメージできたでしょうか?しかし、腫れの程度は設定する幅や埋没法のやり方、個人差によっても変わってきます。

腫れの程度は糸のかけ方(組織を縛る量)や結ぶ強さで変わってきます。糸を結ぶ強さは医師によって違いがあります。

持続力が強い組織を多く縛る方法で行った方の経過

下の写真は組織を多く縛る方法を行っているの方です。その腫れの違いについてみてみましょう。

お分かりいただけるように、組織を多く縛るほうが腫れが大きく出ます。

2.埋没法で腫れが出る主な理由は糸を結ぶ強さと縛る組織の量

ネットを見ていると埋没法の後にすごい腫れたとか、腫れなかったとかいろいろな書き込みがありますね。どうして腫れる場合と腫れない場合があるのでしょう?

例えば同じ2点止めと言われる方法を受けた人でも違う経過が書いてあることがあると思います。それは、手術の名前は腫れに関してあまり関係ないからです。

腫れに関して大きな要因は以下のようなものです。

2-1.強く結ぶ方が腫れる

術後の腫れに関して一番重要な要素だと考えています。

同じように糸を掛けても、結んだ時に強い力で結ぶと、より腫れますし、この時の方法が挙筋法であれば強い結び目でより腫れが出やすいです。

あまり緩く糸を結んでも糸が埋まらなかったり、糸が出てきたり、たわみができてしっかり食い込んだ二重にならなかったりします。

腫れは少ないにこしたことはないのですが、二重の持ちやなども考えてドクターが手術しているのだと思います。

2-2.糸で縛る組織が多い方が腫れる

糸を瞼の組織にかけるのが埋没法と言う手術ですが、糸を結ばなければなりませんので必然的に糸で組織を縛ることになります。

腫れに関していえば、糸で縛る組織のボリュームとその結びの強さで腫れが決定すると考えます

1本の糸で縛る量も少なく(糸を掛ける幅を狭く)手術をすれば腫れも軽度にはなります。ただし、ラインがきちんと出るか、持ちはどうかなどの問題点はありますが。

同じ強さで糸を結んでも、糸の本数を増やしたり、結ぶ幅を広くしたりすることにより縛っている組織の体積が大きくなれば、腫れも出ます。

 

2-3.瞼板法か挙筋法か|挙筋法の方が腫れやすい

埋没法の中には「瞼板法」と「挙筋法」の大きく分けて2つあります。これは糸をかけるときの裏打ちが瞼板という組織にかけるか、挙筋という組織にかけるかという違いです。

どちらがいいということではありませんが、同じ強さで糸を結べば挙筋法の方が腫れが出やすいです。

“挙筋法の方が緩く結べる”

挙筋法の方が糸を緩く結んでも埋まりやすいという性質があります。これを利用して挙筋法でも腫れを少なく手術することも可能ではあります。(緩いというのは感覚の問題で、何か計測できるわけではありません)

ただし、挙筋法・瞼板法に限らず、糸が緩すぎると糸が出てきてゴロゴロすることがあります。

2-4.実はあまり関係ない「針の太さ」や「麻酔」

麻酔の量はほとんど関係ない

埋没法の際に使用する麻酔の量は非常に少ない量です。麻酔のみで腫れが出るほどの量を使用するクリニックはまずないのではないでしょうか?

要するに、どこでも同じということです。

針の太さはほとんど関係ない

これもどこのクリニックでも同じような針を使用しています。特に麻酔の注射針は腫れが出るほどは変わりません。

瞼を縫う針も太さに多少の違いはありますが、針で刺したから腫れが出るわけではありません。

“内出血は腫れと関係あるのか”

針が太いと、瞼の血管に当たる可能性が高くなるので内出血が出る可能性は高くなります。しかし、内出血が出てもすごく大きな内出血でない限りはあまり腫れには関係ないように感じます。

そして、それほどの内出血が出る場合は多くありません。

3.腫れない埋没法とは

解説してきたのですでにお分かりの方もいると思いますが、腫れない埋没法というのは、糸を緩く結んでいるのです。もしくは糸で縛る量(糸をかける幅)を少なくしているのです。

糸を緩く結ぶのは悪くはないと思いますが、緩すぎると糸がたわんでちゃんとラインが出ない、糸がポコッと膨らんで目立つ(出てくる)などの不都合なことが起こる可能性が上がります。

“糸をまぶたの裏側で結ぶ方法”

瞼の裏側で糸を結ぶ方法があります。瞼の裏側は口の中のような柔らかい部分で糸を埋め込みやすいです。ですので、糸を緩く結んで糸を埋め込むことが可能で、結び目のふくらみが皮膚側で目立つことはありません。

この特性を利用して方法もあります(当院でも行っています)が、もしやり直しなど抜糸をするときに糸が抜きにくい可能性が皮膚側よりも高いと考えます。

4.自分で出来る腫れを少なくする3つの方法

1、軽く冷やす(1日程度)

キンキンに冷やすと組織の回復が遅れるとい指摘もあります。アイスノンを薄いタオルにくるんで冷やすのがよいでしょう。

2、頭は心臓より高い位置に、なるべく座って安静を保つ(1日~2日)

休むといっても寝ていては顔や目はむくんでしまいます。座っている方が良いでしょう。お休みになるときは少し枕を高くしましょう

3、体を温めすぎない(1週間)

入浴、アルコール、運動で体を温めすぎないようにしましょう。

5.まとめ

以上解説したように、腫れに影響する主な原因は縛る組織の量と糸を結ぶ強さです。

それぞれの医師がそれぞれの考えに基づいて糸を結ぶ強さなどを決定しています。腫れを少なくしたいのであれば、症例写真などを多く見て、腫れていない医師を選べばとりあえず腫れない手術を受けることが可能だと思います。ただし、腫れないという事が絶対的に正しい事だとは思わないでください。

私は、糸を強く結ぶと組織が切れてしまい、持続期間が短くなるのではないかと考えており、糸の結びは少し緩めだと思います。それでも皮膚が少し食い込む程度ではあります。

デメリットとして、糸の結び目が皮膚から透けて気になるという方がたまにいます。

絶対に皮膚の膨らみが出ては嫌だという方には、糸の結び目がまぶたの裏側に来る方法をお勧めしています。(ナチュラルコスメ法

一覧を見る