二重整形 埋没法の腫れの理由 5つのポイントと術後ケア

二重まぶた手術 埋没法の腫れに関してお問い合わせを受けることが多いです。本日はそんな気になる疑問に答えたいと思います。

埋没法とはまぶたに糸を埋め込んで、二重まぶたを作る方法です。

まず腫れに関して一概にこれとは言えません。

手術にまつわるものと、手術を受ける側の要因にもよります。

手術受ける側の要因として、どうしても体質的なものがあります。

  • 瞼の皮膚がピンとして、ハリのある人は腫れやすい印象があります。逆にまぶたのタルミが出てきていて、ハリのない方は腫れも軽度です。
  • 目の開きの悪い方は一時的に目の開きが若干悪くなり、腫れが出ている様に見える時があります。

そんな事をいっても、受ける側の問題は解決できません。

手術の際に腫れが出るポイントとはなんなのでしょうか。また、ご自分でできる手術後のケアを最後に書いていきます。

腫れの原因となる5つのポイント

1、麻酔液の量

手術時に局所麻酔という痛み止めを行いますが、これの量が多いと術後早期に腫れているような印象を与えます。

ただし手術自体の腫れではありませんのでこの影響は手術部位といえども1-2日で引きます。

2、手術時の内出血

手術時に内出血が出てしまいますと、その分腫れてしまいます。しかし、それほど大きな内出血でなければそこまで腫れに影響しません。

私の経験上ですが、腫れに強く影響するような大きな内出血が出るのは50人に1人いるかどうか位です。

3、手術操作

それなりに手術経験のある先生ではありえませんが、手術操作がうまくいかず、まぶたをつまんだりひっぱたりと、負担をかける分が多いほど(時間一定以上かけてしまうと)腫れにも影響してきます。

ただし、手術が早ければいいというものではないと思います。ある操作を確実に行おうと思えば必ず一定以上の時間はかかりますので。

4、瞼板法か挙筋法か

埋没法には大きく分けて2種類。瞼板法と挙筋法の2種類あります。

詳しくは別項に譲りますが、一般的に挙筋法の方が腫れます。

色々反論の出る所ではありますが、同じ術者が同じ糸の通し方で同じように糸を結べば挙筋法の方が腫れます。

また、腫れたように見えます。だからと言って挙筋法がダメなわけでもありませんし、挙筋法でも腫れない様にできます。

(あまりに詳しい医学的な話はここでは抜きにします。)

5、糸の結び方と掛け方

術後の腫れに関して一番重要な要素だと考えています。

糸を瞼の組織にかけるのが埋没法と言う手術ですが、糸を結ばなければなりませんので必然的に糸で組織を縛ることになります。

腫れに関していえば、糸で縛る組織のボリュームとその結びの強さで腫れが決定すると考えます

一本の糸で縛る量も少なく(糸を掛ける幅を狭く)手術をすれば腫れも軽度にはなります。ただし、ラインがきちんと出るか、持ちはどうかなどの問題点はありますが。

同じ強さで糸を結んでも、糸の本数を増やしたり、結ぶ幅を広くしたりすることにより縛っている組織の体積が大きくなれば、腫れも出ます。

同じように糸を掛けても、結んだ時に強い力で結ぶと、より腫れますし、この時の方法が挙筋法であれば強い結び目でより腫れが出やすいです。

あまり緩く糸を結んでも糸が埋まらなかったり、糸が出てきたり、たわみができてしっかり食い込んだ二重にならなかったりします。

腫れは少ないにこしたことはないのですが、二重の持ちやなども考えてドクターが手術しているのだと思います。

腫れに関して、ご自分でできる手術後のケアです。簡単に箇条書きにします。

自分で出来る腫れを少なくする3つの方法

1、軽く冷やす(1日程度)

キンキンに冷やすと組織の回復が遅れるとい指摘もあります。アイスノンを薄いタオルにくるんで冷やすのがよいでしょう。

2、頭は心臓より高い位置に、なるべく座って安静を保つ(1日~2日)

休むといっても寝ていては顔や目はむくんでしまいます。座っている方が良いでしょう。お休みになるときは少し枕を高くしましょう

3、体を温めすぎない(1週間)

入浴、アルコール、運動で体を温めすぎないようにしましょう。

当院の二重まぶた手術の特徴

当院では腫れにくい二重まぶた手術として以下の二つをお勧めしています。

二重手術(2点留め)

スタンダードな埋没法です。糸の結びを微妙に調節し腫れにくくする事が可能です。

ナチュラルコスメ二重手術

糸をまぶたの裏側で結ぶ方法ですので、皮膚側から糸の膨らみが見える事はありません。

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