パッチリキレイな瞳に憧れますよね。幅の広い二重まぶたにして、目を大きく見せたい、パッチリ見せたいという方も多くいらっしゃいます。
埋没法で幅を広くすることはできます。しかし、幅を広くするだけでキレイな瞳になる人もいれば、幅広の二重では逆に目が小さく見えたり、アンバランスになることもあります。
ですので、幅広の二重を希望する場合、どのようなデメリットがあるか知っておくべきことを解説します。
是非、この記事を読んでどういう目がパッチリ見えるのか、幅の広い二重が合う人はどのような場合なのか知ってください。また幅広にしすぎた場合や広くしたい場合についても解説します。
1.幅の広い二重とはどのくらい?
2.幅広の二重の問題点
・2-1.幅広でも目が大きく見えるとは限らない
・2-2.幅が広いと左右に伸びない二重になる
・2-3.幅が広いと食い込みが浅くなる
・2-4.幅が広い部分は皮膚が分厚く、取れやすい
・2-5.たるみが出て、まつ毛に皮膚が被る
3.幅広の二重はダメなのか?
4.まとめ
・まとめ①:幅が広くなりすぎた時の対処法
・まとめ②:幅が狭く幅広にしたい時の対処法
1.幅の広い二重とはどのくらい?
幅の広い二重とはどの程度のことを言うのでしょうか?
難しい問いですが、眉毛を上に引っ張った状態(まぶたの皮膚が伸びた状態)でまつ毛からの距離が10㎜を越えるようなラインは幅が広い二重と考えられます。
同じ10㎜で二重を作っても目の開き方、まぶたの皮膚のたるみ具合で実際に見える二重の幅は人によって様々ですが、一応10㎜を越えてくると幅が広いなという事です。
2.幅広の二重の問題点
幅の広い二重が似合う人もいますが、実際に希望の二重をシミュレーションしてみても幅が広すぎて似合わない人もいます。主に埋没法を行う場合に関して解説していきます。
2-1.幅広でも目が大きく見えるとは限らない
幅の広い程度にもよりますが、一定ラインを越えると幅広になるにしたがって目が小さく見えるようになってきます。
一般的に一重の人よりも二重の人の方が目が大きく見えますが、これは二重の部分で皮膚が食い込み折れ返る事によって、まぶたが持ち上がるからです。
幅の広いラインでは、2-2.で解説したように食い込みが浅くなるので、持ち上がる皮膚の量が減って目が小さく見えてしまうという事が起こります。
また、黒目と二重の幅の比率も二重幅の方が大きくなってくると目が小さく見えます。
下の写真はカウンセリングなどで使うものですが、幅が広い二重がパッチリして見えるという訳ではないのが分ると思います。
まつ毛の生え際がギリギリ見えるくらい、人によってはもう少し広くても大丈夫ですが、その程度が一番黒目が大きく見えます。
2-2.幅が広いと左右に伸びない二重になる
二重というのは目の開け閉めに連動します。まばたきした時に動くところは二重になりますが、動かないところは二重になりにくいです。
幅が広くなればなるほど目頭側と目尻側の皮膚が動いていないのが分ると思います。ですので、幅が広くなるにしたがって、左右(目頭側にも目尻側にも)にしっかり伸びない二重になってしまいます。
2-3.幅が広いと食い込みが浅くなる
まばたきの時に動く分しか二重の食い込みはできません。これも、まぶたの上の方、幅が広くなればなるほど、動く量が少ないので食い込みが浅くなりボテっとした二重になりがちです。
2-4.幅が広い部分は皮膚が分厚く、取れやすい
まぶたは上に行けば行くほど皮膚が分厚くなります。ですので、幅広の二重というのは皮膚の分厚い所が折り目になります。二重の持続も短くなる傾向にあります。
2-5.たるみが出て、まつ毛に皮膚が被る
幅広の二重を作ると、二重ラインの食い込みに比べて皮膚が余ります。それ故、まつ毛に皮膚が被って見えます。その結果目が小さく見えたり、アイラインがうまく引けないということがあります。
2-6.幅広の方が手術後の腫れは大きい
手術の腫れは狭い二重よりも幅の広い二重の方が大きく出ます。
“どういう人が幅広二重が似合うのか”
幅広二重が似合う人は目の開きが良い人です。一重でパッと見は目が小さく見えても目の開きが良い人は幅広の二重でもキレイに出ます。目の開きがあまり良くない人は、幅広二重にすると今まで解説してきたデメリットが大きく出て、あまりきれいに見えません。
3.幅広の二重はダメなのか?
2章で解説したように、幅広の二重は広げれば広げるほど、デメリットが出てきてしまいます。これをどの程度受け入れるかは人それぞれですし、すっぴんとメイクをした時では見え方も異なります。
結局は上のようなデメリットがある事をしっかり理解して上で、幅を決めるのが良策です。
私がカウンセリングを行っていると、それでも幅広の二重にしたいという方もいれば、二重を広げれば目が大きくなると思っていた、説明を聞いて普通幅の二重でも一番パッチリ見えるようにしたいという方もいます。
目の形や開き方、皮膚の余り具合によって二重の見え方は人それぞれです。どこから幅広なのかという定義はありませんが、手術前に医師としっかり話し合うのが非常に重要です。
“切開法だと解決するのか?”
幅広にしたいけど埋没法で理想にならないのであれば、切開法であれば解決するのか?
これはなかなか難しい問題ではあります。持続期間は長くなりますし、狭い幅で切開しても皮膚切除を行えば幅広に見えますから食い込み具合も改善するかも知れません。
しかし、なかなか一筋縄ではいかない問題であり、切開法の方がいろいろ対処できるけど、全て解決できる訳ではないと言うところでしょう。
4.まとめ
解説してきたように幅広にすれば目が大きく見えたり、パッチリするという訳ではありません。その人によって無理な幅広や似合わないものがあります。埋没法はシミュレーションが結構正確に出来ますので、本当にその幅でいいのかを十分検討してから手術を行うようにしましょう。
まとめ①:幅が広くなりすぎた時の対処法
埋没法で二重の幅が広くなり過ぎた場合どうすればいいのでしょうか?狭くするには、一度糸を抜いて、再度かけ直す必要があります。
二重を狭くする場合、シミュレーションが出来ないので一度抜糸をして、腫れが落ち着いてから再度かけ直すのがベターです。
まとめ②:幅が狭く幅広にしたい時の対処法
二重を広げる場合は再度埋没法で広げる事が可能です。しかし、元々のラインと新しく幅を広くするラインの間に差があり過ぎると三重のように見えます。これはシミュレーションの時に分ります。
ですので、その場合は抜糸した方が無難でしょう。また、問題なく糸を追加できる場合でも必要ない糸ですので、前の糸は簡単に抜糸できそうなら抜いてしまった方が良いと思います。