スッキリした足元を!下半身太りを脂肪吸引で効果的に解消する方法

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

太ももやお尻まわり、ふくらはぎなどの下半身太りでにお悩みで、脂肪吸引をお考えの方は多いのではないでしょうか。

実は、脂肪吸引の中で「下半身」は、一番範囲が広いため効果も大きいのですが、その分手術後の痛みやむくみ、辛さも大きい部位です。

そのため、痛みやダウンタイムが心配で手術を受ける勇気が出ないという方が多いでしょう。さらに、どの範囲で手術をすれば一番きれいな足になれるか、料金はどのくらいになるかなど分からない事も多いですよね。

そこでこの記事では、下半身の脂肪吸引について、実際の当院での症例写真、手術後のダウンタイムの程度や期間、下半身を最もスッキリ見せるために最適な手術受け方などを詳しく解説していきます。

下半身の脂肪吸引をやるべきかどうか迷っている方は是非お読みください。

1.下半身の脂肪吸引の効果

下半身の脂肪吸引と言ってもどこの部位を吸引するかによって効果が変わってきます。多いのは「太もも全体+膝周りやお尻周り」「太ももの外側のみ」「太ももの内側のみ」「ふくらはぎ」「下半身全体」といった具合です。

脂肪吸引を行った場合、下の写真のような効果を得る事が出来ます。

1-1.太もも全体の脂肪吸引

1-2.下半身全体の脂肪吸引

1-3.ふくらはぎの脂肪

2.下半身に悩みがある方の脂肪吸引の進め方

下半身が太くて嫌だなと思っている方も多いと思います。脂肪吸引で細くする際に、どこの範囲まで行うかをまず決める必要があります。
実際に自分がどこが太くて嫌なのか、例えばパンツをはく時にいつも太ももの横が張り出していて引っかかるとか、内ももがパンパンだとか、気になっている部分が必ずあると思います。

2-1.脂肪吸引する部位を決定する

下半身と言っても太ももの一部のみの脂肪吸引なのか、全体を行うのかで、大変さも全然違いますし、費用も全然違います。
女性で一番脂肪が付きやすく効果が出やすいのは、太ももの外側と内側です。写真で赤丸を付けた部分は、気にする方も多い部分です。

また、1つの部分でなければ吸引できない訳ではありません。太もも全体が気になる場合は太もも全体をする方も多くいらっしゃいます。当院では下半身の脂肪吸引をする方の約80%が太ももと膝周り、お尻周りの太もも全体の脂肪吸引、約10%が下半身全体、約5%がふくらはぎ、約5%が太ももの一部のみ、と言う感じです。

2-2.ふくらはぎの脂肪吸引は優先度が低い

ふくらはぎは脂肪の付きにくい場所であり、脂肪吸引しても写真に撮って分るような効果が出ない場合もあります。手術前に医師の診察を受けて効果についての予測をしっかりカウンセリングしてもらう事が重要です。

ふくらはぎの脂肪吸引はあまり変化が出ないと言われています。脂肪が付いている人に行えばもちろん変化は出ますが、脂肪が付いていない人も多く、脂肪が付いている人であっても、たくさんついている訳ではありません。
従って、下半身を何となく細くしたいと言う方では優先度は低いと考えます。

“ふくらはぎの診察のポイント”

よくあるのがふくらはぎの筋肉までつまんで脂肪がたくさんあると勘違いされている方です。ふくらはぎの脂肪を正しく見るためには「つま先立」した状態で脂肪をつまんでみましょう。この状態でつまんだ部分の厚みが2㎝以上あれば効果が出る可能性が高いと思います。

太ももの脂肪吸引の流れを詳しく知りたい方は「医師が教える!太ももの脂肪吸引で必ず知って欲しい全てのこと」をお読みください。手術の流れなどを写真を交えて詳しく解説しています。

3.下半身の脂肪吸引Q&A

Q下半身全体の脂肪吸引は大変だと聞いたのですが、どれくらいお休みを取ればいいですか?

脂肪吸引は範囲が広くなるとそのぶん痛みも大きくなります。強い痛みは3日程ですが、その間はあまり外出もしたくないと思います。

手術前にはレトルト食品やインスタント食品、飲み物を買い込んでおいた方が無難ですし、ちょっとした用事も3日間は入れない方が無難です。
そして、余裕を見てお休みを取るのであれば1週間取りましょう。

脂肪吸引の痛みについては「脂肪吸引の痛みってどれくらい?状況別の痛みの強さと経過」で痛みの経過や体験者の声などを詳しくまとめています。クリックの先の記事では二の腕の脂肪吸引の痛みのイメージを10とすると、お腹の脂肪吸引:15、太ももの脂肪吸引:20、と解説していますが、下半身は25-30位の痛みになると考えられます。

圧迫はどのようなものですか?夏は暑いですか?

太ももの脂肪吸引の場合は膝下までのガードル、下半身全体の場合は足首までしっかり圧迫できるものが必要になります。太ももの脂肪吸引では膝下までの圧迫でも対応できますが、下半身を行った場合はくるぶしか足のつま先までの圧迫下着が必要です。

当院もそうですが、クリニックによっては太もものみでも足首やつま先までの圧迫を用意しているところもあります。

膝下までのものであればスカートやズボンで隠せるのですが、足首やつま先まであると隠しにくくなります。しかし、どのタイプの圧迫であっても厚手のものになりますので夏は暑くなりやすいと思います。

太ももの脂肪吸引だけを行うとアンバランスになりませんか?

下半身を一気に脂肪吸引したからと言って効果が高くなることはありません、太ももとふくらはぎを別々に行ったとして同じ効果です。太ももだけの脂肪吸引を行ったからと言ってアンバランスな印象になる事はまずありません。

よほどふくらはぎに脂肪が付いている人で、かつ太ももの脂肪吸引がかなり効果が出ないとそう言った事は起こらないでしょう。下の写真は体重が大きめの方で太ももの脂肪吸引のみを行った方の写真ですが、「ふくらはぎが逆に目立つな」と言う事はないと思います。

体重が大きめの方で、下半身全体の脂肪吸引をした方の写真が下です。
ふくらはぎの部分も細くなったなと言うのが分りますね。3ヶ月目なので足首はまだむくんでいます。

体重が少なめで下半身の脂肪吸引を行ったのが下の写真ですが、一見ふくらはぎが細くなったのは分りずらいですね。よく見れば変わっているのが分ると思います。

このようにふくらはぎ自体、脂肪吸引の効果が大きく出ると言う訳ではないのです。

下半身の脂肪吸引後のむくみが辛いです。解消法はありますか?

そもそもふくらはぎの脂肪吸引をした後のむくみは大きいのですが、下半身を一気に行うと余計に辛いと思います。
まず第1にふくらはぎは身体の一番下にあるので、脂肪吸引の後にむくみが出やすい部位であると言う事、第2に太ももの脂肪吸引を一緒に行う事によって、太ももの腫れやむくみがふくらはぎのむくみの解消の邪魔になります。
むくみとは水分が溜まっている事なのですが、太ももも一緒に吸引を行う事で水分が身体の中心の戻っていくのを邪魔しています。

むくみの解消にはしっかりと圧迫のタイツやガードルを着用すると言う事、マッサージを行い水分を身体の中心に戻してあげる事、休む時は足の位置を少し高い場所に上げてあげると少しでもむくみが楽になります。

“下半身を一気にできない場合もある”

脂肪を一気に取り過ぎると思わぬ合併症を引き起こすことがあり、クリニックによっては1回で吸引する量の上限を設けているところもあります。
下半身を一気に行って、上限を越えそうな見込みであれば断られる場合もあります。

下半身の脂肪吸引の値段相場

下の表は太ももの脂肪吸引とふくらはぎの脂肪の値段相場です。かなり開きがありますが、大まかなイメージとして捉えてください。
太ももは一部ずつ行うよりもまとめて全体を行った方が値段的にかなりお得になる場合がほとんどです。

太もも全体 平均 安値 高値
ベイザーリポ脂肪吸引 1,100,697円 842,400円 1,511,080円
通常の脂肪吸引 657,464円 351,840円 920,000円
ふくらはぎ・足首 平均 安値 高値
ベイザーリポ脂肪吸引 368,742円 298,000円 600,000円
通常の脂肪吸引 307,140円円 185,490円 575,000円

ベイザー脂肪吸引とは、特別な機械を使って行う脂肪吸引ですが、普通に行う場合と効果やダウンタイムに差はありません。それについて文献などを交えて詳しく解説したものが「ベイザー脂肪吸引を検討したら知っておきたい効果と口コミ」になりますので、興味のある方は読んでください。

下半身全体として値段を出しているクリニックはほとんどありませんでした。太ももとふくらはぎを一緒に行うのであればいくらかは割引がありそうですが、詳しくは希望するクリニックへ問い合わせてみるのがいいでしょう。

下半身の脂肪吸引の失敗

下半身の脂肪吸引だからと言って失敗が多くなるとか、下半身だから特有の失敗があると言う訳ではありません。太ももの場合やふくらはぎの場合と同じです。

お尻が垂れることがある

気になるようなたるみが出る事はほとんどありません。お尻と太ももの間の線が下にさがってしまう事があります。1㎝程度下がる事はたまにありますが、多くの人は気になっていません。

もっと大きく下がってしまえば気になりますが、解消は難しいと言うのが現実です。気になる頻度は1%以下です。

太ももの裏側に溝が出来ることがある

元々のお尻の溝とは別にもう一つ線が出来ることがあります。Banana Deformityといわれます。これも気になる人はあまりいないのですが、ここで解説します。

筋肉の膨らみが目立つ事がある

ふくらはぎの脂肪吸引で脂肪を上手く取らないときれいなラインにはなりません。逆に筋肉が目立ってしまう場合もあります。

その他の合併症や失敗については「脂肪吸引で失敗しないために知っておくべき失敗例と対処法」の記事をお読みください。脂肪吸引の一般的な失敗について解説しています。

脂肪吸引後に自分で行いたいケア

脂肪吸引を行った後は自分でもケアしていただきたいことがあります。

圧迫をしっかり行う

脂肪吸引の後に圧迫を行う事は非常に重要です!まず手術を行ったクリニックで指導があると思いますが、必ず指示を守って圧迫を続けましょう。

当院では、下半身の脂肪吸引をした方へはガードルタイプの圧迫用下着とタイツタイプの圧迫用下着をご購入いただき、始めの1ヶ月は出来るだけ2枚履き、それ以降は用途に合わせて使用していただいております。

マッサージをする

マッサージはした方が経過が早くなります。これもほとんどのクリニックで指導されると思います。指導された場合は必ず行いましょう。

よく痛くてマッサージで来ませんでしたと言う方もいますが、少し痛いくらいの力でマッサージしてください。

ストレッチを行う

脂肪吸引した部分は一時的ですが皮膚が硬くなり伸びにくくなります。ゆっくり、ちょっとずつでいいのでストレッチをして伸ばしてあげるようにしましょう。

まとめ

下半身の脂肪吸引について解説しました。ばくぜんと下半身が太いなと悩む女性も多いと思います。この記事では、下半身と言う事で手術の進め方やよくある質問を詳しく解説しました。

太ももやふくらはぎにフォーカスを当てて、より詳しく脂肪吸引について知っておきたいと言う方は「医師が教える!太ももの脂肪吸引で必ず知って欲しい全てのこと」や「憧れの細いふくらはぎに!脂肪吸引の効果・リスク・料金」をお読み下さい。

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