憧れの細いふくらはぎに!脂肪吸引の効果・リスク・料金

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

ふくらはぎや足首を細くしたい!そうお考えの方は多いのではないでしょうか。

スカートを履いたときに見える、ほっそりと引き締まったふくらはぎに憧れますよね。

しかし、エクササイズで筋肉が付きすぎてしまうと、逆に太くなってしまうし、マッサージは毎日継続するのが大変という方もいると思います。

ふくらはぎの脂肪吸引は、余分な脂肪を取り除き、きれいなラインを作るため、美脚効果があります。

今回は、ふくらはぎの脂肪吸引の効果・リスク・料金など、手術を受ける際に知っておくべき情報をお伝えします。

手術後は、むくみが長く残りますし、もともと脂肪が少なく筋肉が多い部位なため、手術の際には技術が必要で、手術する医師によっても結果が異なります。

手術を受けた後に、こんなはずじゃなかった…と後悔することがないように、このページを読んで正しい知識を持ったうえで、手術を検討することをおすすめします。

ふくらはぎはそもそも脂肪が付きやすい場所ではありません。ふくらはぎの脂肪吸引では効果の出る人と出ない人をしっかり見極める必要があります。効果が出るかどうかは実際に医師の診察を受けてみないと判断は難しいでしょう。ふくらはぎは同じ脂肪の厚みでも、医師によって「これなら効果が出せそうだ」とか「これは効果が出にくい」など意見の分かれる場合もあり経験や自信によっても意見が分かれる場合もあります。

また、身体の中で一番むくみやすい所ではあるので、手術後の効果が出るまでに時間がかかります。

下の写真は3か月目の経過です。ふくらはぎの上の方は細くなってきているのが分ります。足首に近い所はまだ細さが出ていません。6カ月ほどで細くなります。

ふくらはぎ写真

ふくらはぎは脂肪吸引の他にボトックス注射で細くすることが出来ます。これについては6章でくわしく解説します。

2.手術によるダウンタイム(回復期間)と経過

ふくらはぎの脂肪吸引は範囲も狭く、痛みは少ないですが、むくみが強く出ます。

ふくらはぎ ダウンタイム

 

2-1.むくみが長く続く

ふくらはぎは体の中で一番むくみやすく、手術後もむくみが強く出ます。革靴(パンプス)は1週間ほど履きにくいと思います。手術後1カ月経った時点で手術前と同じかやや細くなっていると言うのが経過です。

2-2.筋肉痛のような痛みが出る

脂肪吸引の手術後はどの部位であっても筋肉痛のような痛みが出ます。ふくらはぎの場合は範囲も広くなく、それ程つらい痛みではありません。クリニックから処方されるお薬で十分対応可能です。

2-3.内出血が出る

脂肪吸引に内出血はつきものです。しかし、内出血が消えるまでの期間(長くても2週間)は手術後の圧迫しています。内出血は見えないのであまり気にならないと思います。

下の写真は手術後2日目に圧迫を外した状態のものと1週間目のものです。

ふくらはぎ 脂肪吸引

 

2-4.かゆみが出る

脂肪吸引後は傷口のみだけでなく、吸引を行った部分も体の中で傷が付いています。傷口と言うのは治ろうとする時にかゆみを伴います。手術後数週間は脂肪吸引をした部位がかゆい時があります。

2-5.硬くなりひきつった感じが出る(拘縮)

脂肪吸引後は一時的に脂肪吸引した部位が硬くなります。マッサージやストレッチをしてほぐしていきます。ふくらはぎの場合はむくみもあるため、硬さや引きつった感じが長く続く傾向にあります(2-3か月)。しっかりとマッサージやストレッチをしていけば徐々に改善するものです。

2-6.感覚が鈍くなったりしびれが出る

脂肪吸引を行った部位は感覚が鈍くなったりしびれのような感覚が出る事があります。特にふくらはぎでは出やすいと言うお声を頂くことが多いです。3-6カ月で改善していきます。

2-7.傷跡が残る

どの手術であっても傷と言うのは残りますが、数か月~1年ほどで非常に目立ちにくくなります。また、出来るだけ目立ちにくい場所に傷を作ります。

傷を作る場所は医師によっても差が出てきますので、手術前に確認した方が良いでしょう。

3.手術による失敗のリスク

脂肪吸引に慣れている医師であれば気になるような失敗やトラブルはほとんどありません。失敗の確率も医師の技術によって変わってくるでしょう。

ふくらはぎの場合は「効果が感じにくい」と言うのはどうしてもあるかも知れません。

3-1.表面がデコボコする事がある

雑な吸引や浅い脂肪を取り過ぎるとデコボコが起きます。小さいものはマッサージで軽減してきます。

対処法:手術後1週間ほどからマッサージを指導されます。マッサージしているときにデコボコを感じるようであれば、膨らんでいる部分を潰すようにマッサージしましょう。

3-2.効果が感じられない事がある

ふくらはぎは全体の太さに占める脂肪の割合が少ないため、他の部位に比べて脂肪吸引の効果が出にくい場所ではあります。重要なことは手術前に効果が出そうか出にくそうかを診察で判断してもらい、医師としっかり話し合ったうえで手術を決める事です。

対処法:効果があまり出なかった場合、再度手術を行ってもあまり効果が出ないことが多いです。初回の手術でしっかり脂肪が取れていない場合は2回目でも効果が出ますが、慣れている医師が行った後に再度吸引しても効果を出すのは難しいです。

脂肪吸引後数年たって、体重が増えている場合は再度吸引を行えば効果が出る事はあります。

3-3.筋肉のふくらみが目立つ事がある

脂肪吸引は脂肪がなくなればキレイになる!と言うものではありません。出来上がりを考えて、ラインを作っていきます。

ふくらはぎの場合、内側の膝下の脂肪を取り過ぎる事により筋肉が余計に目だって美しくないラインになります。

ふくらはぎ脂肪吸引 失敗

対処法:凹みが気になる場合は脂肪注入で対応します。

3-4.左右差が出る事がある

気になる左右差が出る事はほとんどないでしょう。

対処法:取り過ぎたところがあれば脂肪注入で対応し、取り残しがあれば再度吸引します。ただし、吸引の影響でむくみが出ている期間は再手術を控えた方が良いでしょう。手術後半年が目安です。

3-5.ひきつれた感じが残る事がある

通常はマッサージやストレッチで6カ月以内に改善してきますが、残る場合もあります。残ったとしても日常生活で気になるようなものは極まれです。

対処法:しびれ感などの感覚の異常が残る場合はお薬で対応することもあります。

3-6.色素沈着が起こる事がある

脂肪吸引後に肌の色が茶色くなることがあります。特に浅い部分を吸引し過ぎた時に起こります。6カ月ほどで改善してきますが、それでも残っているものは改善が難しいでしょう。

対処法:美白クリームで対応することもありますが、脂肪吸引による色素沈着は残念ながら、改善が難しいです。

4.手術後のケアのポイント

脂肪吸引の後のケアは非常に大切です。手術後に硬くなるのを早くほぐし、しっかり効果を出すために、手術だけでなく自分でもケアを頑張りましょう。

4-1.圧迫用の靴下やタイツを継続して履く

脂肪吸引して脂肪がなくなった部分をしっかりと引き締めるために圧迫用の圧の強い靴下を使用します。効果をしっかりと出すためだけでなく、むくみの予防にもなります。3か月は継続して、寝ている間も着用しましょう。

4-2.マッサージやストレッチを行う

手術後に硬くなった部分をほぐしたり、伸ばしたりする事は回復期間を短縮するためにも、しっかりとなじませるためにも、むくみを取るためにも重要です。当院では、

  • 硬くなった部分を強く推して潰していくマッサージ
  • 皮膚をつまんでもむマッサージ
  • むくみを膝の方に流すようなマッサージ

以上のマッサージを少し痛いくらいの程度で、1日2-3回、1回につき5分ほど行っていただいております。

ストレッチに関しては、足首を色々な方向にしっかりと動かせるように伸ばしていきましょう。

5.手術費用の相場

チェーン展開している大手美容外科クリニックや脂肪吸引の広告を出しているクリニックの合計12クリニックから調べています。同じ部位でも「ふくらはぎ」のみの表記や「ふくらはぎ+足首」のように分けて表記しているクリニックがありました。「ふくらはぎ+足首」の値段の方を採用しています。

また、脂肪吸引の種類で値段が違ってきていたため、「ベイザー脂肪吸引」「その他の機械の脂肪吸引」「独自の名前の脂肪吸引」として分けて表記しました。ちなみに、脂肪吸引の機械の種類で効果は変わりません。

安値はその他の機械の脂肪吸引で184,900円、高値はベイザー脂肪吸引の600,000円、全ての平均は324,666円でした。

ふくらはぎ 値段

また、クリニックによっては麻酔代金や圧迫用品などで別途費用がかかる場合が多いです。5万円ほど余裕を見て考えておきましょう。

安く手術を行い方はモニター制度を利用するといいかも知れません。クリニックのホームページや広告で使用するための写真などを提供する代わりに手術代金が安くなる制度です。クリニックによって行っている手術や時期が異なるので詳しくは希望のクリニックに問い合わせてみましょう。

注:
ベイザー脂肪吸引が一番脂肪が取れる等の宣伝を見ますが、そんなことはありません。
重要なことは医師の経験と技術、熱意と術後のケアです
詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください「ベイザー脂肪吸引とは?術前に必ず読んでおきたい効果の違い

6.脂肪吸引以外でふくらはぎを細くする方法

6-1.ボトックス注射をする

脂肪をターゲットにするのではなく、ボトックス注射でふくらはぎの筋肉を細くすることが出来ます。

ボトックスとは筋肉の動きをストップさせるお薬です。ふくらはぎに注射すると一部の筋肉が使われない状態になります。ただし、動かないという訳ではありません。日常生活に問題はありません。ボトックスが効いて動かない筋肉は徐々に痩せていきますので、その結果ふくらはぎが細く見えると言うものです。

1回で効果の出る場合もありますが、数か月の期間を開けて2-3回注射した方がより効果が出ます。ただし、注意点としてボトックス注射をやめると、また筋肉が元の太さに戻って来てしまうと言う事はあります。1回50単位○○円などと言うところもありますが、しっかり細くするには両足で200単位ほど注射した方が良いです。

ふくらはぎ ボトックス

6-2.脂肪溶解注射をする

脂肪を溶かす注射をする事で細く見せる方法です。注射のみで行えて手軽でいいのですが、ふくらはぎに関しては効果が出にくい場合が多いです。

ふくらはぎの脂肪はふくらはぎ全体の太さから見るとそれ程の割合を占めているわけではありません。脂肪吸引を行ってはじめて変化が出てくる程度なので、脂肪溶解注射くらいではあまり、変化を感じにくいでしょう。

しかし、脂肪吸引には抵抗があると言う方は行ってみてもよいと思います。

7.まとめ

ふくらはぎの脂肪吸引について解説しました。他の部位との違いは効果が出にくいという事、術後のむくみが強いという事でしょう。

そのため、手術前にドクターとしっかり診察やカウンセリングを行い、ご自分でも手術後のケアをしっかりと行う必要があります。手術を受ける際はアフターケアについても相談に乗ってくれる信頼できそうな医師を選びましょう。

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