脂肪注入豊胸とは:受ける前に必ず知っておきたい知識とは

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

豊胸手術と一言で言ってもその方法は、ヒアルロン酸・脂肪注入・シリコンバッグといくつか種類があります。

その中でも脂肪注入は、太ももなど自分の脂肪を胸に移植することでバストアップをする方法です。他のヒアルロン酸やシリコンバッグの手術と比べ、自然な手触りや柔らかさが得られます。

この記事では、脂肪注入による豊胸手術の、効果、手術後の経過、リスク、脂肪注入が向いている方の条件を解説していきますが、巷にはあまり効果が変わらなくて値段だけが高い方法なども存在して、普通の人には見分けがつきにくくなっています。

手術を受ける前には必ずこの記事を読んで頂き、納得した上で脂肪注入豊胸の手術を選ばれる事をお勧めいたします。

1.脂肪注入豊胸の概要

2.脂肪注入による豊胸手術の効果

脂肪注入による豊胸手術とは、身体の胸以外の場所(ほとんどが太もも、もしくはお腹)から脂肪を吸引し、お胸に注入する事により、バストアップをするための手術です。

1回の脂肪注入では0.5カップ~1.5カップのバストアップと考えられています。

脂肪注入 豊胸

脂肪注入による豊胸手術の良い点は、何といっても柔らかく自然な胸が作れることですが、最終的な大きさは完全には予測できません。

どういう事かと言うと、注入した脂肪は残念ながらすべて生き残る訳ではないからです。周囲から栄養を受け取れずに死んでいく脂肪もいます。

豊胸 脂肪注入

この分の脂肪がなくなって吸収されてしまいますので、最終的な大きさは予測できないのです。おおよそ0.5カップ~1.5カップのバストアップと考えられており、それ以上大きくなっている場合はしこりと言って、死んだ脂肪の塊が出来ている可能性もあります。

定着率と言う言葉を耳にするかもしれません、90%なんていう表記を見かけますが、そこまでの定着率を実現するのはかなり困難で、そもそも根拠がありません。

効果を決定する代表的な要因

定着率は以下のような様々な要因により決定します。脂肪注入の方法のみで決まるものではありません。

  • 脂肪を注入する手技

どれだけ脂肪を細かく注入するかが、脂肪の生き残りに影響します。脂肪は周りから血液のめぐりを受けて生存しますので、一塊に注入されてしまうと血液のめぐりを受けれないばかりか、死んでしまう脂肪が多くなるのでしこりという合併症のリスクも高くなります。

  • 注入する脂肪の質

注入する脂肪の質にも影響を受けます。不純物を取り除いたピュアな脂肪でかつ、他の脂肪の定着率も上げてくれるSVFと言われるものが多く含まれているものが良いとされます。(脂肪の質については【5-2:取った脂肪を処理する】を参照ください)

  • 胸の皮膚に余裕があるかどうか

注入された脂肪に、皮膚の押し戻される力によって強い圧がかかると、生き残りにくくなります。皮膚の伸びが良い人の方が定着率が高くなります。

以上のような理由から、定着率にはばらつきが出ます。手術後の大きさが1か月目には70~80%に、3か月目には40~70%になっているというイメージです。下の図はイメージです。

豊胸 脂肪注入

3.脂肪注入による豊胸が向いている人・向いていない人

脂肪注入による豊胸手術は、脂肪が取れる人であれば受ける事が可能です。しかし、より効果の出やすい人(向いている人)と効果の出にくい人(向いていない人)がいます。

3-1.向いている人、定着が良い人

  • 胸の皮膚が柔らかく、余裕のある人(授乳後や豊胸インプラントの抜去後)
  • 注入するための十分な脂肪が確保できる人

3-2.向いていない人、定着が良くない人

  • 胸のハリがあり、皮膚に余裕がない人

皮膚が伸びない人は、注入した脂肪に皮膚が押し戻される圧力がかかって、生存しにくくなります。

  • 十分な脂肪が取れないほど痩せている人

十分な脂肪が取れないと、脂肪の処理や加工も行いにくく、胸に注入できる脂肪の量が限られてしまいます。結果、あまり大きくならなかったという結果になる場合が多いです。

  • タバコを吸う人

タバコを吸う人は細かい血管への血のめぐりがあまり良くなく、脂肪が生き残るための血液のめぐりを十分に供給できないため定着率が悪くなると考えられます。

“定着を良くするBRAVAと言う方法”
定着率を良くするために、最近では、BRAVA(ブラバ)という装置が日本でも使用されるようになってきました。胸のハリが強く皮膚に余裕がない人(普通の人でもいいのですが)が手術前後に胸に装着して陰圧をかける事によって皮膚を伸ばして脂肪の定着を良くしようと言うものです。理論的には非常に良い方法の装置だと思いますが欠点があります。

  • 毎日行うのがわずらわしい
  • 装置が大きく使用時に不快感がある
  • 色素沈着を起こすことがある

 

東洋人は色素沈着を起こしやすく、陰圧をかけている事で、皮膚が茶色くなることがあります。徐々に薄くなっていく場合もありますが、色素沈着は残る場合もあります。その点のリスクを理解した上で使用するのが良いでしょう。また、皮膚に十分な余裕がある方はそこまでする必要はないでしょう

4.脂肪注入による豊胸手術のダウンタイム(回復期間)と経過

太ももの脂肪吸引を行う事のリスクと胸の脂肪注入によるリスクに分かれます。両方合わせて考えると、お休みは最低3日間、出来れば5日以上あれば余裕ができます。

4-1.胸の脂肪注入による回復期間と経過

豊胸 脂肪注入

4-1-1.痛みがでる

筋肉痛のような痛みがあります。初めの2-3日がつらいと思いますが、徐々に消えていきます。こちらもクリニックから痛みどめが処方されると思いますが、無くなれば市販のものを服用しても大丈夫です。

4-1-2.腫れ・内出血がでる

2週間で治まってきますが、それまでは腫れや内出血があります。待つしかありません。下の写真は1週間目の状態です。

脂肪注入 豊胸 内出血

4-1-3.胸が硬くなる

手術後からは一時的に胸が硬くなりますが、心配いりません。1か月後には柔らかくなっています。また、脂肪吸引と違ってマッサージする必要もありません。

4-1-4.感覚が鈍くなることがある

胸や乳頭の感覚が鈍くなることがあります。一時的なものです。2-3か月で回復します。

4-1-5.傷跡ができる

脂肪吸引部よりも傷口は小さく2-3㎜です。ほとんど気にならない程度に落ち着く場合がほとんどです。完全に落ち着くまでの目安は半年~1年です。下の写真は手術後3か月目の状態です。

脂肪注入 豊胸 傷跡

4-2.太ももの脂肪吸引による回復期間と経過

ダウンタイム 表

4-2-1.痛みがでる

始めの2-3日までが辛いです。1-2週間で治まります。微妙な痛みは1カ月ほど続きますが、気にならないでしょう。痛みどめは、手術を行ったクリニックから処方されますが、無くなれば市販のものを服用しても問題ありません。

4-2-2.内出血がでる

1-2週間でなくなります。心配せずに待ちましょう。皮膚表面に、カサカサやジュクジュクなど異常があれば担当クリニックに連絡してください。

4-2-3.むくみがでる

大きな腫れは2週間で落ち着きますが、脂肪吸引後は非常にむくみやすくなっています。1カ月ほどかけて徐々に引いて、細くなってきます。

4-2-4.しびれ・感覚が鈍くなることがある

脂肪吸引後は50%位の人で皮膚の感覚が鈍くなることがあります。しかし、2-3か月で回復しますのであせらずに待ちましょう。

4-2-5.かゆみがでる

1-2週間かゆみが出ることがあります。かゆみ止めを出してくれるクリニックもありますし、市販のお薬を使用しても大丈夫です。

4-2-6.拘縮(硬くなる)

脂肪吸引を行った部位は一度硬くなります。2週間目~1.5か月目くらいに起こりますが、マッサージをしてしっかりほくしてあげて下さい。

4-2-7.傷跡ができる

5-7㎜程の傷です。傷口はなくなる訳ではありませんが、徐々に目立ちにくくなってきます。だいたい6か月~1年で目立ちにくくなります。

5.しこりの発生などのリスク

脂肪注入豊胸のリスクとしても同じように太ももの脂肪吸引によるものと胸への脂肪注入によるものがあります。

5-1.太ももの脂肪吸引によるリスク

  • 左右差が出る
  • 凹凸が出る
  • お尻が垂れる
  • 太ももの裏側に溝が出来る

などがあります。詳しくは「脂肪吸引で太ももを細くする前に知っておきたい7つの事」をご覧ください。

5-2.胸への脂肪注入によるリスク

  • しこりが出来る
  • 感染することがる
  • 胸が大きくならない

があります。

5-2-1.しこりが出来ることがある

注入した脂肪は一部死んでしまい、吸収されて無くなっていきます。しかし、大きな塊として注入された場合は死んでしまっても吸収されずに脂肪の死骸として残ってしまう事があります。これを「しこり」と言います。

しこりが出来た場合は以下のような問題があります。

  • 1㎝以上のしこりは触ると分る、ばれる
  • 乳がん検診で写真に写るので追加の検査が必要になる場合がある
  • 数年後に痛みを伴う場合がある

*1㎝以下のしこりは乳がん検診で指摘される場合がありますが、触っても分りませんし、痛みを伴う事も稀です。また、丁寧な手術を行えば、1㎝以上のしこりが出来る確率は数%です。(ある文献では7%)

しこりが出来た時の対処法

しこりの性状や大きさによって対処方法が変わってきます。方法としては、以下のようなものがあります。

  • 注射器で内容物を抜く
  • 脇を切開し、太い注射器で内容物を吸い出す(3㎜程の傷)
  • 乳輪を切開し、しこりを丸ごと取り出す

脂肪注入 しこり

5-2-2.感染することがある

移植された脂肪は非常にばい菌(細菌)に弱い状態です。稀ではありますが、感染することがあります。感染すると、皮膚が赤くなり腫れてきます。痛みもあります。放置すると膿も出てきます。

感染した時の対処法

感染してしまうと、通院が必要になり、移植した脂肪がダメになってしまいバストアップに不十分なままになります。しかし、放置してもよくなりませんので早急に手術を行ったクリニックを受診してください。

5-2-3.胸が大きくならないことがある

脂肪注入で脂肪が吸収されてしまい、十分に胸が大きくならない場合があります。5章の脂肪注入豊胸が向いている人で詳しく説明します。

5-2-4.石灰化を起こすことがある

石灰化とはカルシウムが付く現象です。細かいカルシウムですので触っても分りませんし、健康で何の手術をしたことのない人でも石灰化している人もいます。

ただし、脂肪注入による切開化により、乳がん検診で異常を指摘される場合があり、その結果追加の細胞検査が必要になる方もいます。

しこりと石灰化を合わせて追加検査が必要だった確率は0.2%だったとの報告があります。

参考文献:Rene D.Largo:Efficacy, safety and complications of autologous fat grafting to healthy breast tissue:Asystematic review

6.脂肪注入による豊胸手術の方法

脂肪注入による豊胸手術は、胸以外の脂肪を吸引による取り、それを胸に移すことでバストアップすると言う方法です。結論から言うと、どの方法でもちゃんと手術を行っていれば、結果に大差はありません。現在美容クリニックで行われる方法はほとんどが遠心分離法による方法かフィルターを用いた脂肪濾過の方法のどちらかです。

順序としては以下の3ステップに分かれます。

  • ステップ1:脂肪を吸引して取りだす
  • ステップ2:取った脂肪を処理する
  • ステップ3:脂肪を注入する

6-1.ステップ1:脂肪を吸引して取り出す

脂肪の量をしっかり確保するため、太ももから脂肪を吸引する事がほとんどです。二の腕だけ、ふくらはぎだけ、の部位では脂肪量がしっかり確保できません。太ももの裏側だけから十分な脂肪を取る事ができる場合もありますし、裏側と表側の両方から吸引しないと十分な脂肪が取れない場合もあります。

麻酔方法や傷の位置はドクターや施設によって変わってきますが、下の図の赤線の部位に傷を作り脂肪を吸引することが多いです。脂肪が足りない場合は前面からも吸引します。胸に注入する分の脂肪を取る事ができたら、傷口を閉じて、胸への脂肪注入へ移ります。

脂肪注入 豊胸 傷跡の位置

また、手術後はこの太ももの部位を強く圧迫します。内出血や腫れ、むくみを最小限に抑えるためです。

手術後1週間目からは脂肪を取った部位のマッサージも始めるように指導するクリニックが多いです。

ちなみにベイザー併用脂肪注入と言うものがありますが、ベイザーでよりよい脂肪が取れる訳ではなく高いお金を払う意味はありません。ベイザー脂肪吸引については「ベイザー脂肪吸引とは?術前に必ず読んでおきたい効果の違い」をお読みください。

6-2.ステップ2:取った脂肪を処理する

太ももなどから取った脂肪はそのままでは、麻酔液、血液、壊れた脂肪など多くの不純物を含んでいます。ですので、これらを取り除く必要があります。

現在、行われている方法にはいつくか種類があります。これらの違いで脂肪注入豊胸の名前が違ってきます。

  • 処理を行わない
  • 遠心分離法(各クリニックで色々な名前が付けられている)
  • ピュアグラフト
  • コンデンスリッチ
  • CAL法(セルーション)

6-2-1.遠心分離法

最も手軽でスタンダードな方法であり、効果もあります。吸引した脂肪組織を遠心分離する事により、血液などの不純物と分離する事ができます。

また、強い遠心力により脆弱(弱い)な脂肪細胞が破壊されていきます。それにより、脂肪幹細胞をふくむSVFと言うものの割合が相対的に高くなり、注入用として有用な材料になります。

豊胸 脂肪注入 遠心分離

6-2-2.コンデンスリッチ

この手術を受けるメリットはほとんどありません。

遠心分離を行う際に、フィルター付きの過重(おもり)を加える方法です。フィルターがある事で、壊れた脂肪のオイルがきれいに分離されるなどあるようですが、遠心分離と言う行為が、過重するという事ですので、この過重と言うのはほとんど意味がないです。

遠心分離を行う際の設定を変えれば、過重しようがしまいが、変わりません。ですので、遠心分離法に毛が生えた程度と思ってください。

また、コンデンスリッチはFDA(アメリカの厚生省のような機関)に承認されていると言うのは遠心分離器の機械が承認されているだけです。ちなみに韓国の会社の機械です。

日本にはCRF(コンデンスリッチファット)協会と言うものが存在しますが、これは一部の業者、一部のクリニックが作った団体で、学会レベルでこのコンデンスリッチと言うものが非常に優れているという意見の一致はありません。

調べた限り豊胸大国アメリカにはコンデンスリッチはありませんし、「condensed rich fat」をGoogleで検索しても出てくるのは日本の美容クリニックのページか乳製品など農業関係の英語のページです。Yahoo USAで検索しても同様です。

しかし、コンデンスリッチの機械とそのセットを使用すると注入する脂肪を外気にほとんど触れずに注入する事ができ、感染のリスクが下がります。これは通常の遠心分離器のセットでは行いにくいです。現段階ではコンデンスリッチは値段があまりにも高価ですので行う意味はあまりないと考えます。

6-2-3.ピュアグラフト

脂肪吸引で採取した脂肪、血液成分、脂肪のオイル成分、麻酔液などを洗浄し余分なものをフィルターにかけて洗い流す方法です。

脂肪に対するSVFの割合は変わりませんが、吸引したものを空気に触れずに洗浄でき、感染のリスクを抑える事ができます。

6-2-4.CAL法(セルーション法)

これは採取した脂肪組織からSVFのみを取り出し、別に採取しておいた脂肪に混ぜる事によってSVFの割合を高める方法です。理論的にも研究レベルでも質の良い脂肪が出来上がりますが欠点もあります。

・非常に手間がかかるので脂肪注入までに時間がかかってしまう(脂肪が劣化する)

・SVFだけを取り出す脂肪を余計に採取する必要があるため、脂肪が十分付いている人でないと難しい。無理に脂肪吸引を行うとボコツキなどのリスクが上がる。
脂肪注入 豊胸 セリューション

6-3.ステップ3:脂肪を注入する

3つ目のステップで、適切な処理を行った脂肪を注入します。

傷口としては以下のような場所に作る事が多いですが、2か所で行うドクターもいれば3か所に傷を作るドクターもいます。

脂肪注入には良くも悪くもトラブルの歴史があり、現在一番重要だと考えられている事は、脂肪をいかに細かく注入するかという事です。合併症を避けるためにも重要です。

遠心分離法、コンデンスリッチ、ピュアグラフトなどどの方法で脂肪を処理しようが、丁寧に細かく脂肪を入れなければ、しこりなどのリスクは上がります。

また、ドクター選びの項目でも触れますが、脂肪をどれだけ細かく注入できるかがこの手術のポイントです。

6-4.脂肪注入法の選び方

遠心分離法、コンデンスリッチ法、ピュアグラフト法、セリューション法(CAL法)と解説しました。

アメリカの調査では遠心分離法34%、重力による分離法45%、ピュアグラフトのようなフィルターによる分離法34%、ガーゼで濾す方法11%、何もしない3%、その他7%だそうです。(複数回答のため100%を超えていると思います)

参考:Kling, Russell E:Trends in Autologous Fat Grafting to the Breast: A National Survey of the American Society of Plastic Surgeons. Plast Reconstr Surg. 2013 Jul;132(1):35-46

現状、通常の豊胸目的であれば遠心分離法で十分です。コンデンスリッチ法は遠心分離法とほとんど変わりはなく、費用が高すぎます。正しく使えば脂肪を清潔に扱えるメリットがありますが、非常にまれにしか起こらない感染のリスクに対して非常に高額な値段設定です。(上記のような英文文献にはコンデンスリッチ法などと言うものは出てきません。)

どうしても、感染のリスクが気になる方はピュアグラフト法で十分でしょう。

セリューション法ではいい脂肪処理が出来ますが、通常の豊胸目的の場合は結果にそれ程影響しないと思います。癌による乳房切除後、放射線治療後などはセリューションやCAL方が良いかも知れません。

行うべきではない方法は、吸引した脂肪と一緒に血液や壊れた脂肪のオイルなどを洗浄せずに注入する事です。

脂肪注入による豊胸で一番重要なのは、採取した脂肪を細かく注入する事です。いまだに、この作業を行わないために大きなしこりが出来たりします。カウンセリングでちゃんと丁寧に手術を行ってくれそうな医師を選びましょう。

7.手術の効果を高める3つのポイント

手術は医師に任せるしかありませんが、手術後のケアも怠るべきではありません。少しでも効果をアップするための方法を解説します。

7-1.胸を押さえつけない

手術後1か月間は胸に強い圧迫がかからないようにしましょう。胸に圧迫がかかる事によって、脂肪は生き残りにくい環境になってしまいます。胸にハリがある人は効果が出にくいのと一緒で、お胸内部の圧力を高めるのは良くありません。

7-2.胸を揺らさない

胸を揺らして、動かす事も脂肪の定着に良くないと言われています。運動は避けて、出来るだけ日常生活程度の動きの方がいいです。また、胸を押さえつけ過ぎず、揺らさない程度の圧のブラジャーがいいと考えられます。

ワイヤー無しの緩めのブラジャーやスポーツブラ、またはパット入りのインナーが手術後に向いています。

7-3.脂肪吸引した部位は圧迫する

脂肪吸引した部位は細くなります。しっかり効果を出して細くしたいのであれば手術後の圧迫は必須です。手術を受けたクリニックでも指導されたり、圧迫用の下着を購入したりすると思いますが、始めの1ヶ月はできる限り1日中着用する事をお勧めします。

8.脂肪注入による豊胸手術の費用

コンデンスリッチ法やピュアグラフト法、セリューション法と各クリニックで呼び名を自由につけている方法で値段が違います。

各クリニックが自由に名称をつけている方法を通常の脂肪注入豊胸として値段を比較しました。サンプルは大手美容クリニックを中心に19クリニックから値段を調べています。

脂肪注入豊胸 平均 安値 高値
通常の脂肪注入(*) 560,889円 340,000円 950,000円
コンデンスリッチ法 1,096,298円 880,000円 1,200,000円
ピュアグラフト法 786,875円 580,000円 950,000円
セリューション法 1,413,750円 1,100,000円 1,420,000円

 

*脂肪の処理方法はクリニックによって異なる。遠心分離法を行うところもあれば何も行わないクリニックもある。
**手術代金のみの表示で麻酔代金や検査代金を含んでいません。

9.まとめ

脂肪注入豊胸の種類は様々ありますが、それぞれメリット・デメリットまたコストも違います。脂肪注入はその方法だけでなく、きちんと丁寧に脂肪を注入する事が非常に重要です。数をこなしているドクターだからと言って、丁寧かどうかは分りません。逆にスピードのみを追い求める様なドクターもいます。必ずカウンセリングに行き、きちんと丁寧に説明・手術してくれる医師を選ぶ事が重要だと思います。

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