豊胸手術の種類別の痛みとは？手術後に痛みを抑える過ごし方

豊胸手術を検討する際、心配なことのひとつに手術後の痛みがありますよね。

痛みの程度や、痛みが落ち着いて仕事や家事に復帰できるまでの期間を知りたいという方は多いはずです。

実際には、手術中は麻酔を使うため痛みを感じることは少ないですが、手術直後から数日間は痛みが出ます。そのため、豊胸手術を検討する際は、いつどのタイミングで手術を受けるか、きちんと手術前後のお休みや日程を調整する必要があります。

今回は、豊胸手術の手術後の痛みについて詳しく解説していきます。

痛みの強さは人それぞれ感じ方が異なりますので、実際に私が手術を担当した方の体験談をいくつかご紹介します。

また、豊胸は手術方法ごとに痛みの程度や持続期間、お休みが必要な日数が異なるので、手術方法別にその詳細を説明します。

手術を決断したり、手術前後の日程を決めたりする際に必ず知っておくべき内容ですので、現在手術を検討している方や、痛みが怖くて不安をお持ちの方はぜひお読みください。

１．各手術法別の豊胸手術の痛みの程度とは

美容外科で行う手術の中でも豊胸手術は手術後の痛みが大きいものになります。特にシリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸は手術後の痛みが気になると思います。中でも大胸筋の下にシリコンバッグを入れる方法は非常に痛みも強くなります。

シリコンバッグ豊胸（大胸筋下法）は豊胸手術の中でも一番痛みが強いです。人によって痛みの感じ方に違いがありますが、手術日を含めて3日間は何もしないで過ごせる時間を確保しておくべきでしょう。

痛みの種類としては激しい筋肉痛のような痛みです。

お休みは最短5日間、出来れば1週間は取った方が良いでしょう。

痛みは下の図のようなイメージで引いていきます。痛みのピークは初日～2日目、3～5日目は徐々に痛みが引いていきます。1週間経つ頃にはだいぶん楽になります。

乳腺下法の場合は大胸筋下法よりも痛みが少ないです。

しかし、痛くない訳ではありません。手術日を含めて3-4日、出来れば5日間のお休みを取っておいた方がいいでしょう。

ピークの痛みは大胸筋下法の1/2～2/3位の痛みです。3日目でかなり楽になって来ると思います。1週間経つ頃には多少の痛みがありますが、自由に動けるでしょう。

脂肪注入豊胸の手術後はシリコンバッグ豊胸（乳腺下法）と同じか、それよりもやや少ない印象です。

お胸の痛みはシリコンバッグ豊胸よりも格段に少ないですが、脂肪を吸引した足に痛みが出ます。お胸も足もひどい筋肉痛のような痛みが出ます。

手術日を含めて2-3日、出来れば4-5日間のお休みを取っておいた方がいいでしょう。

ピークの痛みはそれ程ではありません。胸よりも足が痛かったと言うお声が多いです。3-4日経つ頃にはお胸はかなり楽になっていますが、太ももに少し痛みが残ります。

ヒアルロン酸豊胸の痛みは上の手術に比べれば格段に少ないです。デスクワーク程度であれば翌日から可能です。

痛みを少なく出来るような注意点を解説いたします。

手術後の痛みは筋肉からくる痛みが大部分です。ですので、筋肉痛のような痛みですし、動くと余計に痛みます。

手術後2日間は出来るだけ安静にして、お家で過ごした方が痛みも少なく抑えられます。ヒアルロン酸豊胸であれば痛みは少ないので安静にする事はありません。

ちょっとコンビニに買い物に行く程度はOKですが、以下のような事は避けて下さい。

痛みが大きく出てからだと痛み止めが効きにくいです。クリニックによって処方されるお薬が違うと思いますが、以下の飲み方を参考にして下さい。

＊基本的にはクリニックの指示に従って下さい。

手術中に痛み止めを使用しているので、帰る時はあまり痛みが出ないかも知れません。恐らくお家に着くころに痛みが出始めますので、家に帰ったら痛み止めを飲みましょう。

痛み止めはドンドン飲めませんが、クリニックから指示されているお薬とお薬の間隔が空いているようでしたら寝る前にも飲んでください。

朝起きたら、少し何かを口にしてから痛み止めを飲みましょう。その後も5-6時間経てば服用した方が無難です。仮に全然痛くなくて少しくらい痛くなっても我慢できそうな程度であれば飲まなくても大丈夫です。

豊胸手術は美容外科手術では比較的大きなものになります。手術後の痛みが気になる事は当然だと思います。

この記事をお読みいただき手術後の痛みの感じをご理解いただき、手術後の予定を立てるのにお役立て下さい。