ボトックス注射とは?失敗を少なく安心して受けるための知識

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

ボトックス注射って聞いたことあるけど、一体どんな治療なの?どのくらい効果が出るの?と言う疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から作られたお薬を注射する事で、お顔のシワの解消や小顔、脇や手足の多汗症の改善などの効果があり、美容医療ではとてもポピュラーな治療法です。

しかし、菌から作られたものを体内に入れると言うのは怖いし、副作用が心配だと言う人もいらっしゃると思います。ここでは、ボトックス注射の安全性や、効果、副作用、費用の相場などを解説いたします。

また、目的別にボトックスの代わりになる方法やそれぞれとの比較も紹介します。

このページを読めばボトックス注射とは、どんな治療法か正しい知識が得られ、実際にやるかどうかの判断が出来るようになります。

目次

1.ボトックス注射とは

ボトックス注射とは、脳から伝わって来る命令を一部のみストップして筋肉の動きを止めたり、汗を止めたりする注射です。脳からの命令をストップすると聞くと怖い感じもありますが、実はお手軽で色々な使い方が出来る非常に優れたお薬です。

1章ではボトックス注射についてのアウトラインを2章以下では詳しい使い方や失敗、費用、知っておくべき知識などを詳しく解説いたします。

1-1.ボトックス注射の効果

ボトックス注射には色々な効果や使い方があります。代表的な使い方は「シワをなくす」「筋肉を小さくして細くする」「汗を止める」の3つです

ボトックス注射は注射してから数日たって効果が出てきます。持続期間は約4カ月です。ですので、効果を持続させようと思うと打ち続けなければなりません。

ボトックス注射を続けていると、効果が弱くなって来たり、効き目がなくなって来たりすることがあります。「抗体ができた」などと言われます。この場合の対処方法は難しいです。一旦ボトックス注射を止めて、半年から1年間隔を空けてから注射すると効果が出る事もあります。また、ボトックスの種類を変えてみるのも一つの方法です。

1-2.ボトックスのメカニズム

ボトックスは脳から伝わって来る命令をストップさせる作用を持っています。何でもストップするわけではありませんが、一部の神経に伝わって来る命令をストップするのです。この作用は注射した部分にのみ効きます。ですので、作用を希望する場所に注射をする必要があります。

1-3.ボトックス注射を打ってはいけない人

次のような人はボトックスを打つことが出来ません。

  • 妊娠中・妊娠の可能性のある人、授乳中の人
  • 妊活中の男性・女性両方(ボトックス注射後3ヶ月は避妊する)
  • 筋肉に異常を来す病気をお持ちの人
  • ボトックスにアレルギーのある人
  • 筋肉に作用するお薬を飲んでいる人(肩こり程度のものであれば可能)
  • 呼吸器に病気をお持ちの人
  • (閉塞隅角)緑内障の人

2.目的別の具体的な効果

ボトックスは「シワ取り」「筋肉縮小(エラ・ふくらはぎ)」「汗止め」の使用法がありますが、注射する部位によって目的が違ってきます。

シワを解消するための治療の効果

まずは、お顔の一部分に打つことによって、シワを取る事が出来ます。打てる場所としては以下の部分があります。

  • おでこの横じわ
  • 眉間の縦じわ
  • 鼻根(目と目の間)の横じわ
  • 目尻のしわ
  • 鼻の下のしわ
  • 顎の梅干じわ
  • 首の横じわ

効果としては、表情による動きによって出来るシワを無くしますし、無表情の時に出来てしまっているシワも改善します。

眉間 ボトックス 効果

筋肉縮小(エラ・ふくらはぎ)のための治療の効果

また、ある特別な場所に注射する事で、筋肉を休めて細くする事が出来ます。基本的には下の2つの使い方があります。

  • エラに注射する事で小顔に出来る
  • ふくらはぎに注射する事で細く出来る

エラボトックス

エラのボトックス注射に関しては「エラボトックスで小顔になるために必ず読んでおくべき知識」をふくらはぎのボトックス注射に関しては「ふくらはぎをボトックス注射で細くするための正しい知識

汗止めのための治療の効果

最後に、ボトックス注射をすると注射した部分の汗をかかなくなります。これを利用して汗を止める事が出来るのです。例えば下のような部分が代表的です。

  • 脇汗を止める
  • 手のひらや足の裏の汗を止める
  • 頭皮の汗を止める

効果は打った部分の汗がだいたい70%ほど止まるようなイメージです。中でも代表的な脇のボトックス注射に関しては「脇汗を抑えるボトックス注射の効果と持続期間・保険適応とは」をお読みいただくと、効果やリスクなど詳しく理解できます。

3.ボトックス注射の副作用

どうしても注射やお薬による副作用があります。

3-1.痛みがある

注射なので痛みがあるのは当然なのですが、ボトックス注射の場合は針を刺す痛みの他に、お薬が体の中に入って来る時の痛み(注入痛)が大きいのが特徴です。これは表面麻酔で痛みを取ったとしても、お薬が身体に入って来る時は痛みが出ます。

3-2.内出血が出る事がある(数%程度)

注射の針が体の中の血管に当たってしまうと、そこで出血して内出血になります。医師の技術的な理由もありますが、運にもよります。出てしまった場合は消えるまで待たなくてはなりません。程度にもよりますが、4-7日くらいが消えるまでの目安です。

3-3.赤みやかゆみが出る事がある(0.5%未満)

注射した場所に赤みやかゆみが出る事があります。ほとんどは放置しても治まりますが、我慢できない場合やひどくなる場合は担当の医師に相談して下さい。頻度は非常に少ないです。

3-4.頭痛が起こる事がある(0.5%未満)

ボトックス注射で数日間の頭痛が起こる事があります。待っていれば治まりますが、ひどい場合は担当医師に相談しましょう。

4.ボトックス注射の失敗

ボトックス注射の失敗はほとんどの場合、お薬が強く効き過ぎた、量が多かったか、お薬が狙った場所よりも広範囲に効いてしまったかのどちらかです。失敗は打つ場所によって起こる事が違ってきます。

一度効果が出たボトックスを無くすことは出来ません。基本的には、効果が切れるまで約3〜4ヶ月間待たなくてはなりません。

イデバエと言う注射は、ボトックスが効き過ぎた時に有効であると言う報告がありましたが、一般的でなく行っているクリニックもごく少数でしょう。強く効果が出ている部分のマッサージを行うと、効果が早く切れると言われてる事もあります。

しかし、実際には失敗はあまり起きないし、効果がなくなれば基本的に解決します。そこまでナーバスに心配する必要もないのですが、処置を行う前に知っておくべきことを部位別の紹介します。

4-1.おでこのボトックスの失敗

おでこのボトックスによる失敗は以下のような場合があります。いずれも効果が強かったために起こります。

  • 眉毛が下がった
  • 眉毛の一部分だけが動いておかしい
  • 目が重たい
  • 二重が狭くなった

リスクを避けたい時は、量を少なくして注射してもらうか、おでこの上の方だけに注射してもらうのがいいでしょう。

4-2.眉間のボトックスの作用と失敗

眉間のボトックスの失敗もおでこの場合に似ています。

  • 眉毛が下がった(眉頭側)
  • 眉毛が逆ハの字になって怒っているように見える
  • 二重が狭くなった
  • 目が開きにくくなった

おでこと同じように、リスクを少なくするためには量を少なくするのがいいのですが、効果は弱くなります。

4-3.目尻のボトックスの失敗

目尻ボトックスでの失敗は、効果が強く出た事による表情の硬さが問題になります。これは、筋肉の動きを止めている以上、ある程度は仕方がありません。笑った時に目尻が動かないので、これに違和感を覚える人はボトックス注射は止めておくか、量を少なくしてもらいましょう。

また、目の近くに注射するので、極まれに目の動きにまで作用してしまう事があります。この場合は物が二重に見えてしまいます。しかし、このような例は非常にまれですし、欲張って目の近くに注射しなければ起きません。

4-4.鼻の下のボトックス(唇の上のしわ)の失敗

年齢とともに気になる、唇の上のしわにもボトックス注射が有効です。この部分の失敗は、効果が強く出過ぎてしまったために唇が動きにくくなる事です。全く動かなくなるほどの量を注射する事はないでしょうが、効果が強く出過ぎた場合は「うー」と唇を前に出しにくくなる場合やストローが吸いにくくなります。

これも心配な場合は量を少なめにして注射してもらうのがいいでしょう。

4-5.顎のボトックス注射の失敗

顎のボトックス注射は効果が広く出過ぎると、やはり動きが悪くなります。特に「いー」と言う時に唇が上手く動かない状態になります。あご周りのシワが気になる場合でも、広く広範囲に注射をしない方がリスクは少なくなります。

4-6.エラのボトックス注射の失敗

エラのボトックス注射はエラの筋肉が張っている人に効果的です。あまり筋肉の無い人に注射しても効果が少ない場合があります。また、ボトックス注射の効果が広範囲に効きすぎると笑いにくくなることがあります。

4-7.汗を止めるボトックス注射の失敗

問題になる失敗が起こる事はまずありません。効果が弱い、持続期間が短いという事が起こりえます。また、注射した部位の汗は止まったけれども、他の部位の汗が増える、増えたように感じることがあります。この場合も、気にしていたところの汗が止まっているので満足度の方が高い事がほとんどです。

5.ボトックスの種類と値段

ボトックスには製造会社によって種類があります。その種類によって値段も違ってきます。

5-1.ボトックスの種類

本来はアメリカのアラガン社が作っているものを「ボトックス」と呼びます。その他のものはイギリス製の「ディスポート」、韓国製の「リジェノックス」、ドイツ製の「ゼオミン」などがあり、日本でも使用されています。

5-2.ボトックスの値段

ボトックスを顔の1か所に注射する場合(おでこや目尻など)アメリカ製のボトックスで約3万円、韓国製で約1.2万円が相場でしょう。実際、20個のクリニックから調べました。アラガン社の「ボトックス」は9,500円~54,000円で平均は29,800円で、韓国製のものは3,500円~30,000円で平均12,500円でした。

エラに小顔目的で注射する場合、アメリカ製で6.4万円、韓国製で2.9万円が相場です。

脇に汗を止める目的で注射する場合、アメリカ製で約7万円、韓国製で3.5万円が相場です。

6.ボトックス注射で失敗しないために知っておきたい4つの事

ボトックス注射は失敗も少なく手軽に出来る美容医療です。しかし、効果をしっかり出すため、思わぬ結果にならないために、正しい知識を身に着けておくことが重要です。

6-1.ボトックスの種類の選び方

5章でボトックスの種類がいくつかある事はお話しました。ボトックスとは正確にはアメリカ製のものを指しますが、ジェネリック医薬品としてイギリス製の「ディスポート」、韓国製の「リジェノックス」「ニューロノックス」ドイツ製の「ゼオミン」があります。

これらを全ての製品同士を比較してデータにする事は困難でそのような論文もありません。適正量も薬によって違うので、効果や持続期間、効きにくくなりにくさ、ランニングコストなどを正確には検討できていないのです。

情報としては以下のような報告があります。

「アラガン社のボトックス(20単位)とイギリス製のディスポート(50単位)を比べた結果、4か月目の時点でアラガン社のボトックスの方が効果の持続が良かった」
「アラガン社のボトックスの方が含まれるたんぱく質が少なく効きにくくなりにくい可能性がある(抗体ができにくい可能性がある)」

Comparison of two formulations of botulinum toxin type A for the treatment of glabellar lines: A double-blind, randomized study.Lowe P, Patnaik R, Lowe N. J Am Acad Dermatol.2006 Dec;55(6):975-80

Comparing two botulinum toxin type A formulations using manufacturers’ product summaries.Wenzel R, Jones D, Borrego JA.J Clin Pharm Ther. 2007 Aug;32(4):387-402

結果として、アラガン社のボトックスの方が持続性が良かったという事です。効きが悪くなってくる可能性もイギリス製に比べて低いと考えられています

また、アラガン社のボトックスは品質管理が行き届いており、お薬を使用した後にど れ位の副作用が起きたかなどの調査を入念に行い国に報告しています。ですので、日本の厚生省にも認可されています。特に眉間と目尻に使用する事に関しては日本の 認可が取れています。品質管理や省庁への届け出など費用がかかりますし、どうしても値段が高くなってしまいます。

ただし、アラガン社のものでも、その他のものでも、効果はそれ程は変わりません。アラガン社のボトックスにこだわらなくても大丈夫です。ご心配な方はアラガン社のものを使用すればいいと思います。

ドイツ製の「ゼオミン」と言う種類のものもあります。ボトックスは何回も繰り返し行う事で効かなくなってくることがあるのですが、ゼオミンは効きにくくなる可能性が少ないと言われています。

以上、分る範囲でこれらを比較しているのが下の表です。

眉間 ボトックス 値段

韓国製品は効果にムラがある可能性、効きが弱くなってくる可能性がありますが、感じる効果に大きな差はありません。コストがかなり安いため、安く続けたいということであれば韓国製が良いでしょう。

アメリカ製のボトックスは日本の厚生省の認可も取れていますので、安心して使用できます。効果や品質も安定しています。

効きにくくなる可能性を少しでも抑えたい方はゼオミンです。日本の認可はありませんが、製品自体もドイツの大きなメーカーが作っており安心できます。

6-2.シワ取りボトックスは希望をしっかり伝える

ボトックスは筋肉の動きを止めて、シワを解消します。しかし、筋肉の動きがなくなると4章で解説したような失敗が起きる事もあります。ですので、「シワはある程度改善して自然な感じがいいから量を少なめにして欲しい」「動きががっちり止まっても問題ないので、しっかりシワを伸ばして欲しい」など要望があれば伝えましょう。

6-3.同じ医師に注射してもらう

ボトックス注射の効果が強い場合は、次回弱めに注射する事が出来ます。逆に弱かった場合は強く出来ます。前回の状態を確認していいように調節できるので、出来るだけ同じドクターに処置をお願いしてもらった方が希望に近づけます。

6-4.3ヶ月は注射の間隔を開ける

ボトックス注射を続けていると、効果の持続が短い時があります。この時でも、前回の注射から3ヶ月は空けて注射するようにしましょう。3ヶ月以内に頻回に使用していると効き目が悪くなってくる可能性が高いのと、前回の効果も残っている場合があるので効果にムラが出る可能性があるからです。

7.ヒアルロン酸注射との違い

ボトックス注射もヒアルロン酸注射も両方ともシワを解消する目的で使われますが、対象となるシワが違ってきます。

理論的にはボトックスは筋肉の動きを止める事により、表情じわを解消します。さらに筋肉がストップすると筋肉が伸びるので、表情じわでない浅いしわも解消すると言うものです。ヒアルロン酸は、注射でヒアルロン酸をお顔の中に入れます。これはゲルのような状態の物体で、ボリュームを増やしてシワを取ります。

被っている部分もあるのですが、ボトックスは「表情によるシワ」や「浅いシワ」に使われます。対して、ヒアルロン酸は「深いシワ」に用いられます。

場所で言うと以下の表のようになりますが、ドクターによって、ボトックスを好む場合やヒアルロン酸を好む場合に違いがあります。「ヒアルロン酸注射」について詳しく知りたい方は「ヒアルロン酸注射の効果・リスク・クリニック選びのポイント」をお読みいただくと、ヒアルロン酸の事ががよく分ると思います。

ボトックス注射とは1

 

8.ボトックス注射の代替手段とその比較

ボトックス注射はしわを取ったり、エラを小さくして小顔にみせたり、汗を止めるのに非常に簡便で有効な方法です。しかし、ボトックスが嫌な場合やボトックス注射が合わない場合は他の治療で行う必要があります。

8-1.顔のシワを取るための代替手段

ヒアルロン酸注射

7章でヒアルロン酸注射との違いを解説しましたが、ボトックス注射が使えない場合は浅いシワでもヒアルロン酸注射で出来なくはありません。浅いシワの場合は、皮膚の浅い部分にヒアルロン酸を入れるので、凹凸が出るリスクや柔らかいヒアルロン酸を使用した場合になくなるのが早いケースがあります。

レーザー治療

顔の小じわを改善するのに用いられます。レーザー治療の場合は、フラクショナルレーザーと言うものが効果が高くシワには有効です。フラクショナルレーザーには色々な種類がありますが、効果の違いは気にするほどはないと考えます。

フラクショナルレーザーは顔のシワに有効ですが、ボトックスの様にキレイにシワがなくなる訳ではないのと、フラクショナルレーザーは1ヶ月に1回程度と続けて行う必要があります(4-5回)。しかし、ボトックスの様に無理やりシワを伸ばしているのとは違い、肌自体のハリがでたり、キメが細かくなると言う若返り効果があります。

フラクショナルレーザーの1つであるフラクショナルCO2レーザーについて詳しく書いた記事があります。「フラクショナルCO2レーザーの効果を高める正しい治療方法」お読みいただければ、フラクショナルレーザー全体についてもご理解しやすくなると思います。

サーマクール

レーザー治療と似ていますが、高周波と言う機械で代表的なものがサーマクールです。高い熱を肌に与えて、肌を引き締めてくれる機械です。これもボトックスほどの劇的な効果はありませんが、肌のたるみが気になっている場合はいい治療法です。

サーマクールについては「サーマクールの正しい知識。効果とリスク,値段の相場」をお読みください。サーマクールの仕組みや費用、効果がご理解いただけます。

ボトックス注射とは2

8-2.筋肉を小さくするための代替手段(エラ・ふくらはぎ)

脂肪吸引

筋肉を小さくするわけではありませんが、ふくらはぎを細くしたり小顔にする為に行われます。脂肪吸引は注射ではなく、手術になります。

ふくらはぎに関しては、筋肉が多く付いている人はボトックスが、脂肪が多い人は脂肪吸引が向いています。つま先立ちをして、硬くなる部分が筋肉で、その外側のつまめる部分が脂肪です。エラに関して、脂肪吸引と比較すると場所が変わってきます。ボトックスはエラだけですが、効果が大きく出る場合が多く、脂肪吸引はほっぺたの下半分や顎下の脂肪も取る事が出来ます。

顔の脂肪吸引については「【顔の脂肪吸引】気になる腫れ、経過、値段、失敗の全て」、ふくらはぎの脂肪吸引については「憧れの細いふくらはぎに!脂肪吸引の効果・リスク・料金」をお読みください。効果やリスクがよく分ります。

神経焼灼(焼灼)手術

ボトックスの様に筋肉を一時的にストップさせるのではなく、筋肉に伝わる神経を焼いてしまう方法です。一時期、日本でもNICRという名前で行われましたが、焼いていない部分の筋肉が大きくなる(代償性肥大)などが起こるため現在ではあまり行われていないと思います。

ボトックス注射とは3

8-3.汗を止めるための代替手段

ボトックスは手軽に汗を止めてくれますが、4カ月ほどの効果です。より持続性の高いものを求める場合は他の治療が必要になります。汗を止める方法はいろいろあるのですが、代表的な方法を紹介します。より詳しく知りたい方は「最適な方法を見つけよう!病院で行う多汗症治療のまとめ」をお読みください。汗を止める方法が全てご理解いただけると思います。

ミラドライ

電磁波と言うものを用いた方法で、脇に使われます。手軽に出来ますが、たまに大きな腫れが出る事があります。まだ長期成績が出ていませんが、汗のもとになるエクリン腺が破壊されることが確認されています。施術を受けた人の90%が半分以上汗が減ったことを自覚したと言う報告があります。費用は30万円前後です。

塩化アルミニウム

汗止めとして市販されているものもありますが、クリニックや皮膚科で処方してくれるものの方が濃度が高く効果も出ます。ボトックスよりも効果は落ちますが、より手軽に使用する事が可能です。3000-6000円で購入で来ます。

ボトックス注射とは4

9.まとめ

美容医療で使われるボトックス注射についてまとめました。ボトックス注射の効果や有効性、費用など分っていただいたと思います。ボトックス注射は手軽に行えて、副作用や失敗も少ない遅漏法であるために、全世界的に人気のある治療です。しかし、しっかりとした知識がないと思わぬ失敗をする事もあります。

ここ記事を読んで頂き、ボトックスをしっかり理解していただければカウンセリングで医師の話も分りやすくなると思いますし、ご自身の希望も伝えやすくなる事でしょう。

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