VIOの医療脱毛についてお調べではありませんか?
わざわざクリニックへ行って脱毛する…敷居が高いような気もするでしょうし、心配なこともあるでしょう。
特にVIOは痛みについて心配されている方が多い部位です。
この記事では痛みの程度や、クリニックで行っている痛みを少なくする方法や効果について詳しく解説します。
また、リスクや気になる料金相場や安いクリニックもいくつかピックアップして紹介しますので是非参考にしてみて下さい。また、人には聞きずらいよくある質問もまとめました。
この記事を読めばVIOの医療脱毛を行うかどうかの判断が出来るようになるはずです。
目次
1.VIOの医療脱毛とは?
VIOとはVライン、Iライン、Oラインと言われ、陰部の事を指します。
Vラインは恥骨の上の毛の生えている部分で一番大きな面積の範囲です。Iラインは女性器の周囲に生えている毛です。Oラインとは肛門部の周りの毛の事を指します。細かい範囲の設定はクリニックによって若干の差がある事と思います。
また、あまりに粘膜に近い部分は照射してくれないクリニックが多いと思います。
2.VIO脱毛で後悔しないために決めておくべきこと
VIO脱毛以外では出来るだけ早く、出来るだけ毛のない状態にする事が目標ですが、VIO脱毛の場合、薄くしたい、形を整えたいなどの希望もあると思います。
なぜなら、一度形を小さくし過ぎてしまったり薄くし過ぎてしまった場合、元に戻す事は困難です。やり過ぎて後悔しないように事前に形を決めておきましょう。
2-1.どのくらい脱毛するかを事前に決めておく(形や薄さを決める)
事前にどれ位の脱毛がしたいかと言うのをあらかじめ決めておくことが必要です。
Vラインに関して言えば、少し残したいと言う方も多いです。Iラインは全くなくしてしまう人と薄く残す人がいます。
Oラインは全くなくす場合がほとんどですので、あまり考えなくてもいいでしょう。
Vの形で多いものは?
当院のスタッフの協力を得て、Vラインの脱毛を行ったことがある女性に、Vラインの形をアンケートしました。29人にアンケートを取る事が出来ましたが以下のようになりました。
全処理にする人が意外に多いと感じたかもしれません。今回のアンケートではこのような結果になりましたが、実際に脱毛の処置を行っている美容外科の看護師の意見では逆三角形やスクエア型で6-7割程度、全処理2割程度の印象だという事でした。
3.VIO脱毛をする時の行うべき回数と間隔
3-1.回数
VIOの毛は太く濃い場合が多いですが、医療レーザー脱毛に反応しやすいです。永久脱毛の目安は5-6回ですが、上で解説したように毛がなくなると変なので残しておきたいと言うニーズや形を指定したいと言うニーズもあるでしょう。
Vの部分では3回照射後の減毛率が60-80%と言う記述もあり(*)、薄くしたいのであれば2回程度が目安です。Vの部分は比較的減るのが早いですが、IOの部分の細い毛はなくなるのも遅く時間のかかる場合があります。
*美容外科手術プラクティス2:P499
形を整えたいと言う場合には、施術してくれるスタッフに範囲を指定すれば、当てる場所・当てない場所を決めて行ってくれます。
3-2.間隔
2カ月程度空けて行うのが一般的です。しかし、薄くしたいという希望の場合は少し余裕をもって行うのがいいと思います。
脱毛処置後に2か月前後で再び毛が生えそろってきます。この時、予定より濃く生えてきたら再び脱毛を行うといいでしょう、まだ希望より薄い状態であれば期間を空けてから行ったほうが薄くなりすぎずに無難です。
無くしてしまいたいところは2か月おきに行えば大丈夫です。
4.VIOの医療脱毛の痛み
医療脱毛の中でも女性であれば、VIO脱毛が一番痛い部分となります。Vラインのお腹に近い部分は痛みの程度も低いのですが、それ以外の場所は結構痛いと思っておいた方がいいと思います。
医療脱毛を行ったことがある女性16名へのアンケート結果でもVIOの痛みが一番強い事が分ると思います。
痛みの評価は10段階評価で回答
顔 | 3.6 |
口周り | 4.7 |
うなじ | 4.4 |
脇 | 3.2 |
腕 | 4.1 |
足 | 4.7 |
V | 6.4 |
IO | 6.8 |
お腹・背中 | 4.2 |
また、脱毛の痛みは毛の濃いうちがもっとも強く出ます。回数が進んでいき、毛が薄くなってくると痛みも少なくなってきます。
医療脱毛の痛み全体にについて詳しく知りたい方は「医療レーザー脱毛って痛い?みんなの感想と痛み対策のすべて」をお読みください。
5.VIO脱毛の痛み対策
VIOの医療脱毛は結構痛いのですが、各クリニックで痛み対策が行われています。代表的なものに以下のような方法があります。
痛みを取る効果 | 時間 | |
麻酔クリーム | ☆☆☆☆ | 余分に20-30分かかる |
笑気ガス麻酔 | ☆☆ | 効果に個人差が大きい |
メディオスターと言う脱毛機 | ☆☆☆☆ | 効果の検証が十分ではない |
痛み止めを飲んでいく | ☆ | ゼロ |
5-1.麻酔クリームを使う
クリームを塗ってから効果が出るまでに20-30分時間が必要と言うデメリットがありますが痛みを取る効果は大きいです、痛みは半分くらいになるでしょう。オプションが多いですが、多くのクリニックで麻酔クリームを用意しています。
3000円前後の相場です。
5-2.笑気ガスを使用する
こちらもオプションで行っているクリニックが多いです。費用は3000円前後が相場です。
鼻から笑気ガスを吸って行う麻酔です。痛みを取る効果もありますが、どちらかと言うとボーっとするような感じで、お酒に酔った様な状態になります。また個人差も大きく思ったより痛みが減らないと感じる人もいるでしょう。
ガスを吸ってすぐに効果が出ると言うメリットはありますが、効果は少ないと思って下さい。
麻酔クリームを塗っている時間がない方やにはおすすめです。また、お客さんが多く、麻酔クリームを塗っている時間がないクリニックではこちらの笑気ガスを勧められる場合が多いです。
5-3.メディオスターやソプラノで試す
メディオスターやソプラノと言うのは、脱毛の機械の一つです。従来の脱毛機と違って痛みが少ないという事で流行っています。しかし、効果に関してデータが少なく、しっかり脱毛できるかどうかは分りません。
完全に脱毛できなくても、全体的な量を減らしたい方や、上の2つの麻酔を考えたとしても痛みが怖い方にはおすすめですが、痛みが全くゼロだとは思わない方がいいでしょう。VIOは痛みの出やすい部位ですので、少しは痛みがあると思った方が無難です。
5-4.痛み止めを飲んでいく
自分で市販の痛みどめを飲んでから行くと言う方法もありますが、痛み止めは全身に効くものなので脱毛に対してはあまり効果は期待できません。気休め程度の効果です。
“医療レーザー脱毛の種類”
医療脱毛とはほとんどの場合、レーザーを用いて脱毛を行います。
レーザーと言ってもいくつか種類があります。アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーです。ほとんどのクリニックがアレキサンドライトレーザーかダイオードレーザーを使用しています。
ヤグレーザーもいい機械ですが、痛みが他の2つよりも強くなります。VIOの場合、ヤグレーザーが向いているのは、色素沈着と言って黒ずみが出ている皮膚に脱毛を行う場合です。
黒ずみがある方はヤケドのリスクがありますから、ヤグレーザーが向いている場合もあり、事前に医師や施術スタッフと相談して下さい。
医療レーザー脱毛の種類についてより詳しく知りたい方は「脇の医療脱毛を最も手軽に効果的に行うために知っておく知識」もご覧ください。1章でレーザーの種類について詳しく解説しています
また、2章で解説したメディオスターやソプラノについては「メディオスターってどうなの?効果や痛みと選ぶべき基準」をお読みください。より詳しくご理解いただけます。
6.VIOの医療脱毛のリスクと対処法
6-1.赤みや痒みが出る
医療脱毛の後には、赤みやかゆみが出る事があります。正常な経過で、数時間で治まります。
6-2.火傷が起こる事がある
ほとんどありませんが、まれに脱毛で火傷が起こる事があります。翌日になって、一部だけヒリヒリが残るとか色の変が赤く変わっている部分があるなどの場合は、施術してもらったクリニックへ連絡するようにして下さい。
6-3.毛包炎が起きることがある
脱毛の後は毛穴に炎症が起こる事があります。毛穴に一致してブツブツ赤くなるようであれば施術したクリニックへ連絡するようにして下さい。
6-4.打ち漏れが起きることがある
VIOは凹凸があったり、皮膚のたるみがあったりしてレーザーがうまく当たらず、打ち漏れが出る場合があります。一部だけ毛が抜けないという事があれば施術を行ったクリニックへ連絡して追加で打ってもらいましょう。
その場合はシェービングせずにクリニックへ行って、毛の生えている部位に再度照射してもらいます。
6-5.効果が出すぎて薄くなりすぎてしまう
特にVラインで起こる事がありますが、少しだけ薄くしようと思ったのに想像以上に薄くなってしまったという事があります。どうしようもないのですが、半年ほどすると、少し再生してくる毛があるので濃くなってきます。
7.VIOの医療脱毛の料金と安いクリニック
7-1.VIOの医療脱毛の料金相場
多くのクリニックで5-6回のコースを作っています。値段で失敗しないように、料金の相場がどれ位なのかは知っておきましょう。
2016年末に32個のクリニックより調べています。
箇所 | 5回平均 | 6回平均 | 安値 | 高値 |
Vライン | 49,940円 | 59,928円 | 18,000円 | 156,000円 |
VIOセット | 100,497円 | 120,597円 | 46,000円 | 300,000円 |
その他の部位の料金相場に関しては「医療脱毛の値段相場と安い値段で受けるための5つのポイント」をお読みください。
7-2.VIOの医療脱毛の安いクリニック
医療脱毛は部位によって安いクリニックが異なります。VIOの医療脱毛を安く行いたいのであれば以下のクリニックが良いと思います。しかし、他の部位も考えているのであれば、下に示すクリニックが必ず安くなるとは限りません。
医療脱毛の安いクリニックをお探しの方は「医療脱毛の安いクリニック部位別3選|契約時の6つの注意点」をお読みください。部位ごとに安いクリニックや安いクリニックで医療脱毛を受ける際の注意点を紹介しています。
Vのみの医療脱毛の安いクリニック
ビューティースキン | 24,800円 | 5回 |
椿クリニック | 30,000円 | 6回 |
シンシアクリニック | 18,000円 | 5回 |
VIOの医療脱毛の安いクリニック
湘南美容外科 | 60,750円 | 6回 |
アーツ銀座 | 60,000円 | 5回 |
シンシアクリニック | 46,000円 | 5回 |
8.VIOの医療脱毛でよくある質問
Q.VIO脱毛は少し恥ずかしいのですが、どの様な手順で行うのですか?
A.VIO脱毛を行う際のの処置の流れは、以下のようになります。
- 前日のシェービング
医療レーザー脱毛は毛を剃った状態でなければ行う事が来ません、事前に自宅で脱毛したい部分はシェービングしていきます。見えない場所もあるのでシェービングしにくいですができる範囲で行いましょう。多少の剃り残しはクリニックで対応してくれますが、大幅に剃り残していると追加料金を請求される場合もあります。 - 更衣
当たり前ですが、下半身は脱いだ状態で行います。下半身のみ全て脱いで、バスタオルなどを巻いた状態になります。 - マーキング
担当者と照射範囲について相談します。自分の希望を伝えて担当者がマーキングを行います。 - 剃り残しのシェービング
多少の剃り残しはシェービングしてくれますが、全く剃って行かないと追加料金を請求される事が多いです。できる限り自分でシェービングしていきましょう。 - 照射
照射の際は、担当者が陰部の皮膚を引っ張りながら行います(特にIラインやOライン)。ちょっと恥ずかしいと思いますが、レーザーを適切に当てるために皮膚を伸ばす事が必要です。 - クーリング、軟膏や保湿剤を塗る
- 更衣して終了
Q.VIOのデザインについてどうするのが多いですか?
A.Vラインの形や毛の薄さは人それぞれ好みがあります。多くの方が下記のような台形や逆三角形を好みます。
Iラインは全てなくす方や、下着から毛が 出ない程度に外側だけ照射する方がいます。Oラインは全てなくす方が多い。
Q.太ももの方まで毛が生えているのですが、VIOの範囲で出来ますか?
A.多くのクリニックではショーツで隠れる範囲をVIOとしていると思います。それよりはみ出す場合は、一部料金を追加される場合もあります。
Q.シェービングはどの範囲で行えばいいですか?
残したい範囲以外を前日にシェービングして下さい。
VIOのシェービングは難しく皮膚を傷つけてしまう事もあるので無理しなくても良いです。普通は剃り残しがあればクリニックで綺麗にシェービングしてくれます。
クリニックによってはシェービングは有料ですが、少しくらいであれば無料で行ってくれます。
シェービングで皮膚に傷があるとレーザーを当てれないこともあるので、無理をせず自分でできる範囲でOKです。
(わずかの剃り残しでシェービング代金を請求するようなクリニックでは脱毛しない方が無難です)
Q.恥ずかしくないですか?
A.陰部の処置なので最初は恥ずかしいと思いますが、レーザー照射しない部分はタオルなどで隠してくれます。
施術者は毎日何人も施術して慣れているので心配しなくても大丈夫です。
Q.レーザー照射はどのような体勢で行いますか?
A.Vラインは仰向けで足を伸ばした体勢で行います。
Iラインは膝を曲げて足を外に開き、がに股の体勢で行います。片足ずつ開く場合や両足とも一緒に開く場合があります。皮膚が重なっている部分は担当者が陰部の皮膚を引っ張りながら照射します。
Oラインは横向き又はうつ伏せの体勢で行い、皮膚が重なっている部分は担当者が皮膚を引っ張りながら照射します。
Q.痛くないですか?
A.陰部は毛が濃くお肌も敏感な部分なので、他の箇所に比べて痛みは強いです。痛みの弱い方や不安な方は、オプションで麻酔クリームや笑気麻酔などをクリニックで用意してくれています。詳しくは3章をお読みください。
Q.全体的に毛が濃いのですが、薄くすることもできますか?
A.最初の1~2回目まではすべて毛を剃って、全体を照射することで毛が薄くなります。1~2回では完全には無くならないので、その後また生えそろってから残したい所以外をレーザー照射する事で、希望する形と毛の濃さに仕上がります。この場合、薄くなりすぎてしまうこともあるので生えてくる量を見ながら慎重に行うのがいいでしょう。
9.まとめ
VIOの医療脱毛に関しては痛みについて心配する人が多いのですが、痛みや麻酔について詳しく解説させていただきました。
また、リスクや安いクリニックや費用の相場も理解できたと思いますので、VIOの毛が気になっている方は是非この記事を参考にしてトライしてみて下さい。