顔脱毛を医療機関で受ける前に知りたい5つの注意点とリスク

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

顔のムダ毛は身体と違って目立って気になったことがある方も多いのではないでしょうか?特に口周りは女性でも気になる毛が生える事はよくあります。

毎日シェービングしたり、人から見られていないかなど気にするのは疲れますよね?それなら、脱毛しようと思ったことがある方も多いと思います。

しかし、脱毛って痛いんじゃないの?効果は?何回通えばいいの?安全なの?いろいろ気になる事もあると思います。

この記事では顔の脱毛を受ける際に、気になる痛みや効果、回数、事前に知っておくべき注意点などを詳しくお伝えします。顔の脱毛で失敗しないためにもまずはこの記事を読んでください。

1.顔の医療レーザー脱毛の効果

医療脱毛は大体が5-6回を目安に行うものになります。5-6回の医療脱毛を行ったあとは、かなり毛が薄くなったと感じるはずです。特に女性でも毛の多い口周りはシェービングの回数がかなり減り手間も省けます。

また、顔全体の産毛がなくなる事でお化粧乗りもよくなります。
ある報告によると70人を対象にした研究で、顔の脱毛を行った後では、皮膚のトラブルや悩みの大きさを表す点数(DLQIスコアー:MAX30点が最もひどい状態)と言うものが9.4から3.1に減少したと言うものがあります(*)。

このように顔の医療脱毛は非常に満足度の高いものです。

*Maziar A, Farsi N, Mandegarfard M, et al.Unwanted facial hair removal with laser treatment improves quality of life of patients.J Cosmet Laser Ther. 2010 Feb;12(1):7-9

2.顔の医療レーザー脱毛のリスク

5-1.やけどのリスクがある

脱毛を行う際には必ず付きまとうリスクです。ごくわずかながら火傷のリスクが存在します。これは医療脱毛のどの機械でも起こり得る可能性ですし、エステ脱毛でも起こりえます。特に顔にやけどが起こったら目立ちますし、跡が残る可能性も否定できません。
やけどの可能性は非常に低いですが、知っておくべきリスクでしょう。各クリニックで万全の対策は取っているはずですが、やけどの可能性はゼロにはなりません。

対策やリスクの軽減法

リスクを減らすためには施術前の日焼けを避ける事が重要です。施術1カ月前は必ず日焼け止めを使用して焼かないようにしましょう。また万が一、施術が終わってから、一部のみ強くヒリヒリ痛みが出たり、翌日になっても一部だけ赤みや皮膚に異常を感じた場合は通っているクリニックへ連絡するようにして下さい

5-2.硬毛化のリスクがある

産毛のような薄い毛を脱毛しようとしたときに硬毛化が起こる事があります。硬毛化とは、毛が逆に濃く太くなってしまう現象です。とくに顔(首の近く)やうなじで起こりやすいです。その他、肩などでも起こる事があります。

硬毛化した時は、強いパワーでレーザーを当てたり、弱いパワーでレーザーを複数回当てる事により対応することが可能な場合があります。しかし、上手く行かない場合には針脱毛で硬毛化してしまった毛を抜いた方が確実です。

対策やリスクの軽減法

リスクを減らす方法はありませんが、もしも起こってしまった場合に対応してくれないクリニックであったなら困りますよね?脱毛を契約する時に事前にクリニックの対応方法やアフターケアについて聞いておきましょう。
また、ヤグレーザーが硬毛化しにくいと言われています。硬毛化のリスクを避けるためにはヤグレーザーがあるクリニックでヤグレーザーを希望するのも一つの方法です。

3.顔の医療脱毛の痛み

顔の場合は、頬やフェイスラインなのか、口周りなのかで痛みが違います。口周りは少し痛みが強く出ます。顔の医療レーザー脱毛を行った事のある15人の女性にアンケートを取りましたが痛みについては以下のような回答です。10段階評価で答えてもらっています。

  • 顔:3.6/10
  • 口周り:4.7/10

口周りやうなじは他よりも多少痛い感じですが、顔全体としては毛も薄くそれほど強い痛みを感じないようなのが分ります。

3.6
口周り 4.7
うなじ 4.4
3.2
4.1
4.7
V 6.4
IO 6.8
お腹・背中 4.2

医療脱毛の痛みについてより詳しく知りたい方は「医療レーザー脱毛って痛い?みんなの感想と痛み対策のすべて」をお読みください。医療脱毛を受ける際の痛みについてより詳しく理解できます。

また、痛みに弱い方、心配な方は塗る麻酔を付けてもいいと思います。20-30分ほど余計に時間がかかりオプション料金がかかるところが多いですが、痛みは半分くらいに抑えられると思いますのでお勧めです。

痛みが少ない医療脱毛という事でメディオスターと言うのが流行っていますが、そちらについては「メディオスターってどうなの?効果や痛みと選ぶべき基準」の記事を読んで頂くとより詳しく理解でき、受けるかどうかの判断が付きます。

4.普段の生活への影響

脱毛を行ったからと言って、普段の生活に影響は出ませんが、処置の直後は数時間赤みが出る事があります。しかし、直後からお化粧が出来ますし、真っ赤になるわけではありませんのでそれほど心配はいらないと考えます。

ただし、7章でもお伝えしますが、脱毛を行った後はしっかり日焼け止めは使うようにしましょう。脱毛後は紫外線に弱い状態になっていますので、処置後1ヶ月は注意して日焼け止めを使用するようにして下さい。

5.顔の医療レーザー脱毛を行う場合に選ぶべき機種

医療レーザー脱毛にはアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザー、蓄熱式ダイオードレーザーがあります。

より詳しく医療脱毛レーザーの機械について知りたい方は「脇の医療脱毛を最も手軽に効果的に行うために知っておく知識」をお読みください。ここでは簡単に解説いたします。

まず選ぶのはアレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーだと思います。理由は、効果がしっかり確認されているからです。

ヤグレーザーもいいのですが、痛みが強いという事と、効果が少しだけ劣ると言うのがあります。しかし、色の濃い方の脱毛やアレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーではなかなか抜けにくい毛にはヤグレーザーの方が適しており、始めからヤグレーザーを好んで使用される先生もいます。(ヤグレーザーは硬毛化のリスクが少ないと言うメリットもあります。)
私的には、アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーで行い、どうしても抜けない場合はヤグレーザーを試してみるのもいいかなと思います。
特に男性の髭はヤグレーザーでないとなかなか抜けないかも知れません。

蓄熱式ダイオード(メディオスターやソプラノ)は痛みが少なく流行っていますが、まだ効果が確実かどうかに確証が持てない段階だと思います。どうしても痛みが怖い人は蓄熱式ダイオードレーザー(メディオスターやソプラノ)を試してみるのもいいでしょう。

しかし、アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーでも痛みが強い口周りなどは麻酔クリームを使用して行えばそれほど強い痛みでは無くなります。

痛みの少ない脱毛機について詳しく知りたい方は「メディオスターってどうなの?効果や痛みと選ぶべき基準」をお読みいただければ、痛みと効果の関係、受けるべきかどうかがお分かりいただけると思います。

6.必要な回数

必要な回数はおおよそ、5-6回です
口周りや頬などの比較的太めの毛はレーザーに反応しやすいのですが、もみあげ付近やフェイスラインなどの薄く細い毛はなかなか反応しない場合もあり、このような薄い毛まで脱毛しようとすると10回以上の回数が必要になる場合もあります。

美容外科で働くスタッフに、顔の医療脱毛レーザーで満足した回数をアンケートで答えてもらいましたが以下のような回答になりました。これを見ても解説したように5回程度が妥当な回数で、より細い毛を脱毛しようとする人が回数を重ねていると言うのが分ると思います。

7.顔の医療レーザー脱毛を受ける時に知っておくべき注意点

顔の医療脱毛レーザーは人気もあり一般的に行われているが、産毛のような細い毛はなかなか抜けなかったり、硬毛化と言って思わぬリスクがある事もあります。

4-1.クリニックによって範囲範囲が違う

顔の医療脱毛の際に細かい範囲がクリニックによって異なる場合があります。また、口上・口下・もみあげ・おでこなど色々な部位に分かれていて気になるパーツを選ぶクリニックもあります。

特に眉毛を脱毛したい人はやってくれるクリニックと、やってくれないところがあります。自分が気になっている範囲が含まれているのかどうかを事前にチェックしましょう。

4-2.ニキビ・シミ・ほくろの周りは照射できない可能性がある

医療レーザー脱毛もエステのIPL(光)脱毛も、黒っぽい色に反応する事によって作用します。ですので、ほくろやシミ、ニキビなどがある場合はその部位を避けて脱毛を行うクリニックや、事前のリスクを説明の上、行うクリニックがあります。そのままレーザーを当てるとほくろが取れてしまったり、シミがかさぶたになったりする可能性があります。

ニキビやシミ、ほくろ周りの毛が気になる場合は、事前に当ててくれるかどうか聞いて、納得してから行いましょう。

4-3.日焼けは厳禁

脱毛を行う際に日焼けは厳禁です。なぜなら、レーザーが日に焼けた黒い肌に反応し火傷のリスクがある事、さらにレーザー後は肌が紫外線に弱い状態になっていますので、日焼けしてしまうと色素沈着と言ってシミのようなものが出来るリスクがあったり将来のシミのリスクが高まります。

脱毛処置の前後1か月間は必ず日焼け止めを使用して焼かないようにしましょう。

4-4.保湿は必要だが、特別なスキンケア用品はいらない

脱毛後は肌が乾燥します。ご自分の化粧水や乳液で大丈夫ですので、しっかり保湿するようにしましょう。脱毛後専用のスキンケアセットをオプションですすめるクリニックもありますが、特別なものは必要ありません。

4-5.産毛は抜けにくい

顔に限らず産毛のような薄い毛はレーザーに反応しにくく抜けにくい場合があります。このような毛まで脱毛しようとすると必要な回数は大幅に増えて10-20回の処置が必要になる場合もあります。もしくはヤグレーザーと言うものや針脱毛に変更してみるのも一つの方法です。

8.顔の医療脱毛レーザーの費用

顔全体の医療レーザー脱毛の相場(5回の場合と6回の場合の目安)と首とうなじも記しています。是非参考にして下さい。

医療脱毛は、多くのクリニックでほとんど同じような機械を使って処置していますので効果にはあまり差は出ないと思います。クリニック選びは値段とアクセス、予約の取りやすさで決めて問題ないと考えます。
安くても予約が取りにくいクリニックもありますので、事前に聞いておくことは重要です。

もう一つのチェックポイントは、リスクが起きた時の対処をしてくれるかどうかです。
万が一、火傷が起きた際に治療してくれないクリニックはないと思いますが、硬毛化が起きた時の対処法についても聞いておきましょう

箇所 5回平均 6回平均 安値 高値
96,471円 115,765円 50,000円 188,100円
39,303円 47,164円 18,000円 72,000円
うなじ 56,721円 68,064円 18,000円 240000円

また、全てのクリニックを調べ切る事は出来ませんが、32クリニックを調べた上で、値段の安いクリニックをピックアップしました。(*料金は2016年12月現在のものですので詳しくは各クリニックへお問い合せ下さい。)

6-1.顔の医療脱毛が安いクリニック

湘南美容外科 52,650円 6回
きみなクリニック 60,000円 6回
シンシアクリニック 50,000円 5回

6-2.首の医療脱毛が安いクリニック

ビューティースキンクリニック 24,800円 5回
きぬがさクリニック 34,000円 5回
シンシアクリニック 18,000円 5回

6-3.うなじの医療脱毛が安いクリニック

ビューティースキンクリニック 24,800円 5回
あさいクリニック 25,200円 6回
シンシアクリニック 18,000円 5回

7.まとめ

顔の医療脱毛についてお分かりいただけたでしょうか?効果やリスクを知って、値段相場も分れば後はクリニックを選ぶのみです。

この記事を参考にして、顔の医療脱毛にトライしてみて下さい。脱毛が終わった時には悩みが一つ消えて、快適な生活が送れると思います。

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渋谷駅近くの医療レーザー脱毛

当院では医療脱毛レーザーを行っております。

当院の医療脱毛には3つの特徴があります。


・通いやすい料金設定
・広告宣伝を行っていないので予約を取りやすい
・アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2種類を用意し、どの部位・どんな肌質にも対応

もしあなたが、安心して確実な医療脱毛を受けたいとお考えであれば、是非一度相談にお申し込みください。
カウンセリングにてご要望をお伺いし、必ず的確なアドバイスをいたします。

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