二重まぶた整形の値段の相場と値段が違う場合5つの理由

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

二重まぶたの整形は、プチ整形としてかなり一般的に行われるようになりました。

二重の手術をしたいと考えているけれど、どのくらいの値段がするのか知りたいという方は多いのではないでしょうか。

特に、埋没法の手術は、クリニックによって方法や値段が様々なので、どのクリニックでどの方法でやればいいのか分からない、という方もいるでしょう。

だいたいの値段の相場を知っておかないと、無理に高い手術をすすめられてしまう、ということもあるかもしれません。

この記事では、二重まぶたの手術の種類ごとの値段の相場と、選び方をお伝えします。

二重の整形手術をお考えの方は、参考にして下さい。

二重手術にはいくつかの方法があります。「埋没法」「部分切開法」「切開法」です。この中でも埋没法はいくつものバリエーションがあり値段も分りにくくなっています。この記事では出来るだけ簡単に二重まぶた埋没法の値段を調べられるようにまとめました。

二重 整形 値段

大手チェーンクリニックや中堅有名クリニックなど合計12クリニックのホームページより調べました。

1-1.埋没法の平均は約8万円

埋没法とはまぶたに医療用の糸を埋め込むことによって二重まぶたを作る手術です。比較的簡単に出でき、日本では最も多く行われる美容手術の1つです。

一番ポピュラーな方法は「2点止め」や「3点止め」と言って、糸を2本または3本まぶたに埋め込むことによって二重まぶたを作る方法です。2点止めで検討しています。

12クリニックで最も安い所は47500円で最も高い所は128330円でした。平均すると約8万円です。保証制度などでも若干の費用の差が出てきます。

二重 整形 値段

後述しますが、安すぎる料金表示に関しては客引きのために設定しているようなものもあるので今回の集計に含んでいません。

続いて、糸を特殊な止め方でまぶたに埋め込む方法です。二重のラインの取れにくさをアピールしたり、埋め込んだ糸の目立ちにくさをアピールするものがメインです。これらを特殊な埋没法として値段をまとめました。

12クリニックで最も安い場合は120000円で、最も高い場合は191560円でした。平均して約14万円です。

二重 整形 値段

埋没法には色々な種類のものがありますが、絶対にこれがいい方法と言うのはありません。腫れ、ラインの持ち、値段など総合的にご自分に合ったものを選ばれると良いと思います。

二重まぶたについて詳しくは「「二重の種類・腫れ・リスク・クリニック」埋没法のすべて」をお読みください。

1-2.部分切開法の平均は約25万円

まぶたの皮膚を1㎝程切開して二重を作る方法です。手術の詳細は「「部分切開法」の特徴・向いている人・他の二重手術との比較」をお読みください。

部分切開については行っているクリニックと行っていないクリニックがあり、12クリニック中5クリニックが行っていました。値段は20万円~30万円で、平均約25万円です。
部分切開 値段

1-3.全切開法の平均は約28万円

二重のラインに沿って二重幅の長さ(3㎝程)の傷を作って二重まぶたを作る方法です。詳しい手術の詳細は「二重まぶた切開法を受ける前に知っておきたい知識のまとめ」をお読みください。

方法には色々なバリエーションがあるのですが、値段は全切開法という1つに集約されているクリニックが多いです。

12クリニックで最も安い場合は191560円で、最も高い場合は360000円でした。平均して約28万円です。
全切開値段

1-4.眼瞼下垂修正手術の平均は約52万円

目の開きを良くする手術です。美容外科では全切開法と同時に行われることが多いです。切らない方法もありますが、まだまだそこまで一般的ではないのでここでは切る方法の値段を解説します。

12クリニックで行っているクリニックは9クリニックでした。最も安い場合は35万円で、最も高い場合は70万円でした。平均して約52万円です。

眼瞼下垂 値段

1-5.値段に開きがある5つの理由

・安い値段で客引きをしている場合

特に埋没法で料金の違いが大きいです。探せば1万円台で埋没法が出来てしまいます。この値段ではとてもクリニックが運営できる値段ではありません。非常に小さなクリニックで医師1人で運営しているようなクリニックであれば可能かもしれません。

このからくりは、安い料金にしておいた方が来院人数は増えます。その中で、来院した人に違う方法の方が「腫れが少ない」「二重の持続がいい」「きれいに仕上がる」「高級な糸を使う」などを理由に高い手術を勧めるからです。それゆえ、料金表にも色々な手術方が記載されていたり、値段が大きく違っていたりします。

安すぎる料金表示には、そういう事もあると思ってカウンセリングに行ってください。今回はそのような極端に安い料金のものは省いて、恐らく各クリニックで実際によく行っているであろうものの料金を採用して統計を取っています。

・新人ドクターが経験を積むため安い

個人クリニックではありませんが、ドクターの入れ替わりが激しい個人クリニックでは早く美容外科医として1人前になってもらいたいので安い値段で手術を行っている場合があります。クリニックとしては赤字ですが、将来のための投資として行っています。初めからベテランドクターな人は存在しませんので、悪い事ではないと思います。きちんとしたクリニックでは上級ドクターが隣で見守っている場合もあります。上記の事に理解を示せるのであれば、安い値段で手術を受けてもいいと思います。

・ブランド力があるため高い

やはり有名なクリニックで、有名な先生で手術を受けるとなると費用は高くつく場合が多いです。「手術がうまい=値段が高い」は成り立ちませんが、みなさん有名なクリニックで手術しようと考えるからブランド力によって料金が高めに設定されていることがあります。ルイヴィトンの鞄の半額でも同等の製品は買えるでしょうが、ヴィトンのマークは付いていないのと同じです。

・運営費用の違いが、値段の違いに影響する

運営費用が各クリニックで違います。家賃・人件費・初期費用(内装など)が大きなコストです。銀座の一等地と地方では家賃がかなり違います。豪華な内装、一人一人に時間をかけてスタッフが対応するなど、どうしてもお金(人件費)がかかってしますのです。

・オプション費用が別途必要なため一見安く見える

料金に麻酔代金が含まれていたり、含まれていなかったりします。この値段によって費用が変わってきます。例えば全切開191,560円のクリニックは麻酔代が含まれていないようですので、合計すると20万は超えてきます。

2.麻酔代金が含まれているか確認する

麻酔代金がオプションになっているところがあります。埋没法で数千円、切開法で2,3万円を追加で請求される場合があります。事前にクリニックのホームページや電話での問い合わせの際に確認してください。一見安く見えても麻酔代で結局変わらないと言う場合もあります。

その他にも追加でかかる料金がないか確認しましょう。

3.モニター制度を利用すればお得になる

クリニックによってはモニター制度を設けているところがあります。ホームページや宣伝用の媒体に手術前後の写真や体験談を使用する代わりに手術代金が割引になる制度です。

クリニックによりますが、20~40%引きになる事が多いです。写真に抵抗がなければ利用する価値があると思います。

4.保障制度

例えば「埋没法でラインが取れてしまった時は、何年以内なら無料で再手術する」とか、「ラインが満足できない場合はやり直しがきく」など保証制度を設けている事があります。

いつラインが取れるかは分りませんし、また埋没法をするかも分りません。また、希望通りと言っても医療でも出来ないこともあります。誠実なクリニックであれば出来る事であれば対応してくれるはずですので、そこまで気にしなくていいと思います。

5.クリニック・ドクター・手術の選び方

まずクリニックやドクター選びは大切です。技術は重要ですが、技術をホームページやブログから判断するのは難しいです。われわれドクターでも手術を見た事のない人の技術は評価できません。

埋没法であれば少なくても100件以上、切開法であれば少なくても20-30件以上の経験があるドクターを選びましょう。カウンセリングで直接聞いて大丈夫です。

また、ドクターは人柄も重要だと考えます。ドクターにきちんと希望を伝えることが重要です。どういう二重がいいのか?その二重は技術的に出来るのか?リスクは?

100%安全完璧にという事は人の体を相手にしている以上あり得ません。しっかり話を聞いてくれて説明してくれる医師を選びましょう。

医師やクリニックの選び方を詳しくお知りになりたい方は「美容外科の選び方:最高のクリニックに出会うための8つのポイント」をお読みください。

手術法の選び方について簡単にまとめました。

 埋没法
 腫れ・内出血 数日で大部分が落ち着く
 二重の持続  いつか緩む
 傷跡 消える

より詳しく知りたい方は「「二重の種類・腫れ・リスク・クリニック」埋没法のすべて」をお読みください。

 部分切開
腫れ・内出血  大きな腫れは1週間
 二重の持続  埋没法よりも長持ち
 傷跡  約1㎝

より詳しく知りたい方は「「部分切開法」の特徴・向いている人・他の二重手術との比較」をお読みください。

 全切開法
腫れ・内出血  大きな腫れは1-2週間
 二重の持続  非常に取れにくい
 傷跡  約3㎝

より詳しく知りたい方は「二重まぶた切開法を受ける前に知っておきたい知識のまとめ」をお読みください。

6.まとめ

二重まぶたに限らず、美容整形の費用はピンキリです。広告費をかけて少し高めの値段設定をしているクリニックもあれば、広告費や人件費をかけないで安めの設定にしているところもあります。相場を知って適正な価格で自分に合うドクターに手術をお願いするのが良いと思います。

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