加齢と共に目立ってくる、目の下のたるみでお悩みではありませんか?
目の下のたるみや小じわが出てきたり、目の下がポコッと膨らんで目袋が出来てきたりすると、それだけで一気に老けた印象になってしまいます。
目の下のたるみを改善して、若々しい目元になりたいですよね。
このページでは、目の下のたるみを改善するための、すべての方法をご紹介いたします。
それぞれの方法の、効果や持続期間、メリット・デメリットをお教えいたしますので、あなたに合った改善法が見つかるはずです。
現在、目の下のたるみでお悩みの方はこのページを参考にして、目元の若返りを目指しましょう。
目次
1.目の下のたるみは2種類ある
目の下のたるみには2種類あります。この二つによって対応方法が異なってきます。
・目の下の目袋と言われるところが膨らんでくる状態
同時に膨らみの下が窪んでいる事が多いです。
・膨らみは少ないが、皮膚が伸びてシワっぽくなる状態
2.目の下のたるんだ膨らみを解消する方法
膨らみは目の下の脂肪が前に出てくる事によって起こります。これの原因としては脂肪を包んでいる膜が弱くなって伸びてくる事です。
筋肉も関係しますが、普通の時と言うよりも筋肉が弱ってくると笑った時の目の下の膨らみやたるみが余計に目立つようになります。
改善法としては以下の表のようなものがあります。
2-1.マッサージでむくみを取る方法
夕方になると目の上は窪んできますが、目の下は膨らんできますね。これは水分の移動によるものです。
ですので、マッサージする事によっても多少の効果はあると考えられます。しかし、皮下脂肪がむくんでいる訳ではなく、眼窩脂肪と言ってかなり奥にある脂肪なので難しい場合も多いです。そのような場合は、横になってしっかり休息を取る方が効果的でしょう。
マッサージの方法
目尻側からも目頭側からも血管やリンパ管が来ているので目頭⇒目尻でも、目尻⇒目頭でもどっちの方向でもいいです。
人差し指や薬指の腹で行うのがやりやすいでしょう。目の下の骨のフチを強く抑えながら目頭⇒目尻側に指を動かしマッサージしてみて下さい。
注意点としては皮膚がこすれてしまうので、オイルやアイクリームは必ず使用するようにして下さい。
2-2.美容整形でたるみを取る方法
たるみ(出てきた脂肪)に関して行う方法としては、以下のようなものがあります。
- ヒアルロン酸注射による方法
- 脂肪を注入する方法
- 手術による方法
2-2-1.ヒアルロン酸注射による方法
下まぶたのたるみは、脂肪による膨らみ以外にその下の部分が凹んで余計に膨らみが目立ちます。
この凹んできているところにヒアルロン酸と言うものを注射するだけでも脂肪による膨らみをごまかせます。
目の周りに使用するヒアルロン酸は4カ月ほどかけて徐々に無くなってきます。
2-2-2.脂肪を注入する方法
ヒアルロン酸の代わりに自分の脂肪を注入する方法があります。太ももやお腹の脂肪を取って注入します。
ヒアルロン酸と違って長持ちするのがメリットですが、効果は人によって違うと言うデメリットがあります。
2-2-3.手術による方法
手術によって膨らんでいるたるみ(正体は脂肪)を取る事が出来ます。
手術方法としては以下の3通りがあります。
・膨らみを取るだけの手術
「膨らみを取るだけの手術」では、窪みが残り、膨らみを取り過ぎたりする事によって、長期的に目の下が窪んで見えてくることがあります。日本ではよく行われている方法ですが、どの様な方にでもお勧めできる手術ではありません。
・膨らみを取る手術とくぼみに脂肪やヒアルロン酸を入れる処置の組み合わせ
膨らみも窪みも同時に解決する方法ですが、入れたヒアルロン酸がなくなって来たり、脂肪であっても5年ほどで減ってきたりすることがあります。
・膨らみを移動する手術
一番手間のかかった手術法になりますが、長期的な効果も良好な方法です。
上記の3通りの手術ですが、手術のアプローチとしてはとしては「皮膚を切って行う方法」と「皮膚を切らずに結膜(アッカンベーをした時に見える赤い部分)を切って行う方法」の二通りがあります。
皮膚を切る場合と切らない場合での違いは以下のようになります。
皮膚を切る方法:小じわになりにくい、傷になるが目の周りは傷が治りやすくほとんど目立たない
皮膚を切らない方法:傷が残らない
2-3.筋トレや美容液は効果がない
まぶたの筋トレ
脂肪を支えている膜が緩んできている事が原因ですので、そこを自力で改善する事は出来ません。また、目の下の筋肉は非常に薄く平常時にはゆるんでいます。ですので、鍛えたところで脂肪が出てくるのを抑えることは出来ません。例えば力こぶも、グッと力を入れた時に硬くなります。通常はあの硬さではありませんね。
美容液
目の下のたるみに効く美容液は宣伝されていますが、いまいち、どの様な成分がどのような働きをするのかが明確にされていません。これは、効くと言う証拠がない事の裏返しです。
目の下のたるみは脂肪の膨らみが原因です。しかも、皮膚の下の脂肪ではなく、皮膚、薄い皮下脂肪、筋肉、脂肪を包む膜(眼窩隔膜)、原因の脂肪と言うようにかなり奥にある脂肪です。美容液がこのように奥に浸透したり、それに対抗できるほど皮膚を引き締めることは出来ません。
ただし、保湿効果でシワが悪化する事を予防してくれるので、しわの予防目的で使ってしてください。顔の保湿と同じです。
3.目の下のたるんだ皮膚を改善する方法
年齢とともに皮膚がたるんできます。これを改善する方法には以下の表のようなものがあります。皮膚の老化ですので自力で行う場合は、目の下に限らず、肌のお手入れがメインになります。
また、マッサージやエクササイズで皮膚のたるみを改善する方法はなく、日頃のケアで予防するか美容クリニックで治療するかになります。
3-1.目の下のたるみを予防する効果的な方法
乾燥や紫外線は肌の老化の大敵です。しっかり保湿ケアや日焼け予防を行い日頃から気を付けましょう。
レチノールと言う成分が小じわを無くして、ハリを出してくれると言う美容液がありますが、ほとんど効果は期待できません。しっかり効果を出してくれるのはレチノールではなくレチノイン酸と言うものになり、クリニックでの処方になります。
美容液は保湿もできるので、レチノール入りのものを使う場合は良くなればラッキー位の気持ちで使用しましょう。
3-2.美容クリニックで治療する方法
3-2-1.サーマクールアイを行う
サーマクールアイとはラジオ波と言うもので、皮膚に熱を与えて皮膚を引き締めます。目に見えてたるみが無くなるほどの効果はありませんが、効果の実感度は70%ほどになります。10万円台と高額ですが、切ったりすることなく行えるので人気があります。
サーマクールアイについては「切らずにまぶたのたるみを解消出来るサーマクールアイ」をお読みください。効果や方法、リスク、費用など詳しく解説してあります。
3-2-2.血小板注射(PRP)を行う
自分の血液を採血し、その中から血小板を取り出して注射します。(正確には血小板ではありません)この血小板の周りに含まれる物質が肌にハリを出してくれます。
こちらも、目に見えてたるみが無くなると言う訳ではありませんが、自分の中ではハリが出てきます。注射ですので少し痛いという事、内出血(青アザ)のリスクがあります。
注:この治療は血小板の周りに含まれている物質を取り出し注射する方法です。それらの物質が体内で反応して効果が出ます。この「反応する」と言うのは大きな個人差があり、皆さんに適度な良い効果を出してくれるわけではありません。
反応が弱いと効果がなく、反応が強いと膨らみ過ぎたりしてしまいます。そこまでの強い効果は出ませんが、個人差が大きく口コミを調べても効いたとか聞かなかったとか様々だと思います。
3-2-3.たるみ取り手術を行う
目の下を切って皮膚を切除する方法です。2章で解説した皮膚を切って行う方法です。脂肪に対する処理は脂肪が多いのか少ないのかで変わります。
皮膚を切った分たるみが除去されます。しかし、いくらでも切除出来る訳ではなく、あまり切り過ぎると逆に下に引っ張られて「アッカンベー」の状態になってしまいます。
効果は高いですが、手術後の内出血や腫れが1-2週間あります。傷口はほとんど目立たなくなります。
3-2-4.レチノイン酸治療を行う
レチノイン酸は皮膚科や美容クリニックで処方されます。これには肌にハリを出し、小じわを改善する効果があります。
しかし、使用を始めてから2-3週間は赤み、ヒリヒリなどの症状が出ますが徐々に落ち着いてきます。この初めの時期を乗り越えられずに挫折する人もいます。
4.まとめ
目の下のたるみについてまとめました。マッサージやエクササイズ、美容液の様な化粧品で改善できればいいのですが、なかなかそういう訳にはいかないのが現実です。
自分で出来る方法を試してみて、どうしてもそれ以上の改善を望む場合は美容クリニックでの治療も考えてみてはいかがでしょうか?