部位で変わる脂肪吸引のダウンタイム:症状別のまとめ一覧

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

脂肪吸引の手術をお考えの際に、一番気になるのは、手術によるダウンタイムについてではありませんか?

痛みはいつ頃まであるのか、腫れやむくみや内出血はどのくらい続くのか、仕事は何日くらい休みをとれば良いのか…など手術後の経過が心配になりますよね。

実際には、脂肪吸引の手術後の経過やダウンタイムは、手術部位によって違ってきます。

そこで今回は、脂肪吸引の部位ごとのダウンタイムについて、詳しくご説明していきます。

手術後に起こる症状とその持続期間を知っていれば、手術を受ける時期や、仕事を休む期間を決めやすくなりますし、手術に対する不安も少なくなります。

手術に対する不安を解消するために、また、実際に手術を受けてからも困ることが無いように、ダウンタイムの目安と過ごし方を知っておきましょう。

ダウンタイムとは回復するまでの期間と言う意味ですが、いつまでかと言うのは症状によって違ってきます。ですので、脂肪吸引のダウンタイムとして以下の事を中心に考えていきたいと思います。

痛みがある期間

脂肪吸引の後はどうしても痛みが出ます。場所によって吸引範囲が違ってくるため、痛みに違いが出ます。ポイントとしては、顔以外は隠れるところなので痛みが引いてしまえばお仕事に行けると思います。

腫れ、内出血の出ている期間

脂肪吸引後は程度の差はありますが、腫れや内出血が出ます。洋服で隠れる部位であれば気にならないと思います。腫れや内出血がなくなれば見られても平気です。

むくみのある期間

腫れが引いた後にむくみが出ます。大きく腫れているわけではないですが、むくみのために効果はまだ実感できません。
むくみが引いてくると効果が出てきます。むくみがなくなるのが効果の出る目安です

吸引したところが硬くなっている期間(拘縮)

脂肪吸引した部分はいきなり細くなるわけではなく、一度硬くなってから徐々になじんで柔らかくなってきます。硬くなる事を拘縮と呼びます。1週目くらいから吸引した部分が硬くなってきて、1カ月で大分改善します。硬い間は触られるとバレる可能性があります

効果が出てくるまでの期間

脂肪吸引後はすぐに細くなるわけではありません。ほとんどの部位で、むくみが引いて効果が出てくるのは1か月後です

多くの部位で1か月目から効果を感じるようになります。例外としてはふくらはぎは3か月目位からむくみが引いて効果を感じてくる場合もあります。その他、「しびれ感」や「かゆみ」が出る事もありますが、仕事復帰や見た目には分らないので、問題になる事は少ないです。

ですので、仕事復帰までをダウンタイムと言うのであれば2-4日、効果が出るまでは約1カ月と開きがあります。2章では各部位ごとで解説していきます。

注:
ベイザー脂肪吸引ではダウンタイムが短いと言う宣伝を見ますが、そんなことはありません。ベイザーの販売会社がスポンサーになっている論文でもダウンタイムは長くなっています。
詳しく知りたい方はこちらの記事の3章をお読み頂くと具体的に分ります。「ベイザー脂肪吸引とは?術前に必ず読んでおきたい効果の違い

2.部位ごとのダウンタイム

顔の脂肪吸引

範囲が少ないので痛みは少ないですが、腫れや内出血が目立ちやすい部位です。ほとんど腫れず、内出血もお化粧で隠せる程度の場合から、1週間ほど腫れや内出血が続く場合があります。マスクやストール、マフラー、内出血のみであればコンシーラーなどで隠すこともできます。

手術後は1-2日フェイスバンドで圧迫するクリニックが多いと思います。ですので、お休みは最低2日、1週間あればひどい内出血が出ていてもお化粧で隠せる程度になるでしょう。

また、効果が出てくる目安は1か月後です。硬さなど、大方出来上がって来るのが3ヶ月です。

  • 痛みがある期間:2-3日でほぼ落ち着く
  • 腫れ、内出血の出ている期間:ほとんどなし~10日
  • むくみのある期間:7-10日
  • 吸引したところが硬くなっている期間:1ヶ月程度
  • 効果が出てくるまでの期間:1ヶ月程度

顔 ダウンタイム経過 写真

顔 ダウンタイム 写真

写真は別人です。

顔 ダウンタイム

二の腕の脂肪吸引

顔よりは痛みが出ますが、クリニックから処方されるお薬でかなり落ち着きます。腫れや内出血は必ず出ますが、長袖を着れば圧迫用の下着ごと隠せます。

お休みは2-3日、1週間あれば十分です。 1か月ほどで効果が出てきますが、まだ肘周りはむくんでいることもあります。3か月目を目途に出来上がってきます。

  • 痛みがある期間:2-3日で大きな痛みは引くが、1-2週間は少し痛い
  • 腫れ、内出血の出ている期間:1-2週間
  • むくみのある期間:1ヶ月前後
  • 吸引したところが硬くなっている期間:1ヶ月程度
  • 効果が出てくるまでの期間:1ヶ月程度

二の腕 ダウンタイム

二の腕ダウンタイム

二の腕 ダウンタイム

太ももの脂肪吸引

太ももの脂肪吸引は全体的に行った場合は範囲も広くなり、痛みが強く出ます。手術後1-2日は自宅で安静に出来る時間を作った方が良いでしょう。仕事までは最短3-4日あった方がいいです。3-4日でお仕事に行けますが、痛みや腫れで動きはゆっくりになります。お休みに余裕を見た場合1週間必要です。

1か月目で細さは出てきますが、内ももなど硬くなっていたり、違和感のある部分もあるでしょう。3ヶ月を目安にかなりなじんできます。

  • 痛みがある期間:3-4日で大きな痛みは引くが、1-2週間は痛い
  • 腫れ、内出血の出ている期間:1-2週間
  • むくみのある期間:1ヶ月前後
  • 吸引したところが硬くなっている期間:1ヶ月程度
  • 効果が出てくるまでの期間:1ヶ月程度

ふともも ダウンタイム 写真 経過ふともも ダウンタイム 写真

太もも ダウンタイム

お腹の脂肪吸引

範囲は広いですが、太ももよりも楽な場合が多いです。お休みは最短3日目からがいいと思います。4-5日あれば余裕を持てます。 1カ月で効果が出てきますが、硬さや凹凸感が残っている場合もあります。3-4か月をめどになじみます。

  • 痛みがある期間:3-4日で大きな痛みは引くが、1-2週間は少し痛い
  • 腫れ、内出血の出ている期間:1-2週間
  • むくみのある期間:1ヶ月前後
  • 吸引したところが硬くなっている期間:1ヶ月程度
  • 効果が出てくるまでの期間:1ヶ月程度

 

お腹 ダウンタイム

ふくらはぎの脂肪吸引

手術後はむくみがつらいと思います。手術後のお休みは2-3日で大丈夫ですが、足のむくみは想像以上に出るので緩めの靴を履くのがいいです。 お仕事も3日後位から大丈夫です。ふくらはぎの場合はむくみが残りやすいので、効果が出るまでに3ヶ月ほどかかる方もいます。

  • 痛みがある期間:2-3日で大きな痛みは引くが、1-2週間は少し痛い
  • 腫れ、内出血の出ている期間:1-2週間
  • むくみのある期間:1-2ヶ月前後
  • 吸引したところが硬くなっている期間:1-2ヶ月程度
  • 効果が出てくるまでの期間:1-2ヶ月程度

ふくらはぎ ダウンタイム 写真
ふくらはぎ ダウンタイム

3.ダウンタイムの過ごし方

ダウンタイムは痛み、内出血、腫れやむくみが気になると思います。特に痛みは一番気になるでしょう。

3-1.痛みどめの有効な使い方

手術後2,3日のうちは痛みが出そうだなと感じたら痛み止めを使用してください。痛みが完全に出て来てから使用するよりも効果的です。

また、痛み止めは胃に負担のかかる成分が入っているものが多いので、何か食べてから使用するのがいいです。

脂肪吸引後の痛みの程度や持続期間は「あなたの不安を解消!脂肪吸引による痛みや経過と体験談」を読んで頂くと、より理解が深まり不安なく手術を受ける事ができます。

3-2.1日は安静にする

脂肪吸引後はあまり動く気にもならないと思いますが、できる限り手術当日は安静にしましょう 。動くと体の中でジワジワ出血があったり、むくみが出やすくなったりします。翌日からは痛くない範囲で動いても大丈夫です。

3-3.水分補給はしっかり行う

手術後は体液のバランスが崩れています。特にお腹や太もも全体の脂肪吸引を行った時の2-3日間は、水分をいつもよりも多めに取る事をお勧めします。(コップ2-3杯分多め)
手術中点滴で水分補給もしていますが、口から取った方が体内の水分バランスが整います。

お腹や太ももの脂肪吸引の手術後は2-3日経てばおしっこが多めに出るようになり、体内の水分バランスも整ってきます。そしたら、必要以上に水分を取る必要もありません。

3-4.食事はできる限りでOK

食事に関してはできる限りで大丈夫です。内容に関しては食べやすいものを食べて頂ければいいのですが、回復を早めるためには出来るだけバランスの良い食事を心がけましょう

プロテインを勧めるクリニックもあるようですが、必ず飲むべきと言うほどの効果はありません。脂肪吸引の手術後はすぐに自分の口から食事もできますし、食事が進まない期間が長く続くわけでもありませんので、積極的に摂る必要はありません。

しかし、プロテインを摂っても問題ありませんし、少ない量で高い栄養価を補給できますので、食事が進まない場合はこういったもので栄養補給してください。
例えばDHCプロテインダイエット1日1食でOKです、たんぱく質20gも追加で補充できます。手術後2-3日まで本来の自分の食事量に戻るまでの期間でOKです。大きな袋の高いプロテインを買う必要はありません。

プロテインであっても必要以上に摂り過ぎると体重が増えますので注意して下さい。

3-5.しっかり圧迫する

手術を行ったクリニックで圧迫用品を使うように指示されると思います。圧迫する事により腫れやむくみを予防したり、痛みを軽減してくれます。特に手術後1週間は出来るだけ長い間、着用するようにしましょう。

3-6.硬くなっているところはマッサージやストレッチした方がいい

手術後1週間目を過ぎたくらいからマッサージやストレッチをクリニックから指導されると思います。始めのうちは結構痛いです。それでも、ちょっと痛みがある程度の強さでマッサージしていきましょう。マッサージをした方が出来上がりまでが早くなります。

4.まとめ

脂肪吸引というとちょっと怖かったり、手術後のダウンタイムが気になると思います。この記事を読んで、お休みの日程を決めたり、手術を受けるかどうかなどの判断ポイントにしてください。

5、追記

法令により、2018年6月より、手術前後の写真を使用する際には、リスクや副作用、費用等を書かなければならなくなりました。脂肪吸引を考えている方は、リスク副作用を理解し、費用に納得した上で手術を受けるようにしましょう。

脂肪吸引のリスク・副作用

  • 腫れや内出血が出る
  • 完成に時間がかかる
  • 思うように細くならないことがある
  • 凹凸が出ることがある
  • たるみが出ることがある

脂肪吸引の費用

ここでは、当院に手術の費用を記載します。

部位 通常料金 モニター料金
ほほ+あご下 320,000円 230,000円
二の腕+肩 248,000円 198,000円
太もも+膝+お尻 630,000円 498,000円
ふくらはぎ+足首 298,000円 238,000円
ふくらはぎ全周+足首 358,000円 286,000円
お腹全体 498,000円 398,000円

*圧迫下着をお持ちでない方は別途10,000円かかります
*お腹全体や太もも全体の脂肪吸引を行う場合は、採血検査(12,500円)が必要です
*2018/5月現在

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