埋没法の手術をしたらどのくらい腫れるの?何日くらい休めば周囲の人にバレないかな?手術した二重はずっともつのかな?
このような疑問をお持ちで、埋没法の手術後の経過が知りたいという方は多いのではないでしょうか。
そんな方のために今回は、埋没法手術後の一般的な経過や、当院で実際に手術した方の経過の分かる写真をご紹介していきます。また、長期的に見た場合の経過についても詳しく解説していきます。
埋没法の経過は、手術方法や作る二重の形によって異なりますし、個人差もあります。
手術をお考えの方は、この記事をご覧いただければ、手術後の経過がイメージしやすくなると思います。埋没法を受けるかどうか、判断する際のお役に立てて下さい。
目次
1.埋没法の経過が分かる症例写真
埋没法の経過は人によって違いますし、多くの人が気にされる「腫れ」も感じ方によって大きく異なります。
まずは、1か月目までの経過のお写真をご覧ください。
*中央の手術後はメイク等をした状態です
2.埋没法による腫れの経過
埋没法の経過は人ぞれぞれと言っても、だいたいは同じような経過をたどります。ここではごく一般的な経過を解説していきます。
一般的には手術日を含めて4-5日お休みがあれば、お化粧やメガネでごまかせる程度になりますが、不安な人や幅を広めにとって腫れが出やすそうな人は1週間ほどあった方が安心です。
また、お化粧の度合いによってもごまかせる、ごまかせないがあるので、どの程度までお化粧を濃く出来るかによっても違いが出てきます。
2-1.手術後の腫れと二重の幅について
埋没法の手術後は必ず多少は腫れが出ます。埋没法の種類によっても異なりますが、腫れの大部分は少なくて2日ほど、長いと7日程で落ち着きます。しかし、完全に腫れが落ち着いて予定通りのラインになるのは3-4週間後と思って下さい。それまでは、日によってラインが太く見えたり、安定したりを繰り返しながら落ち着いていきます。
イメージとしては下の図のような感じで腫れが引ていきます。
2-2.完全に完成するのは1ヶ月後
二重まぶたのラインの上側ではなく下側が腫れて見えるので、二重のラインは予定したよりも太く見えます。腫れがないように思うけど、ラインが太く見える場合は微妙に腫れているのです。
3.腫れを長引かせないための方法と注意点
腫れを長引かせないためには、手術後のケアが大切です。一度腫れが大きく出てしまうと、引くのに時間がかかります。
・手術後は冷やす(1-2日)
手術後は冷やした方がいいです。寝る前くらいまでは時々冷やすようにしましょう。アイスノンをハンカチで包んで冷やす程度の冷たさで大丈夫です。キンキンに冷やし過ぎると逆に腫れてしまうので、軽く冷やしてあげる程度で大丈夫です。
・横になって休み過ぎない(1-2日)
何もする事がないからと言って、ずっと横になっていると腫れが出やすくなります。夜寝るまでは、椅子に座っていたり、横になる時も顔の位置を高くしておいた方が無難です。
夜寝る時は、枕を少し高くして寝ましょう。
・お風呂に長くつかる、お酒を飲む、運動すると腫れやすい
お風呂の湯舟に長く使ったり、お酒を飲んだり、運動して身体が温まると、腫れが出やすくなります。2-3日はシャワー程度にして、お酒や運動は1週間後からするようにしましょう。
腫れを気にしない場合は、翌日でもお酒を飲んだり運動したりしても大丈夫です。結果には影響しません。
4.埋没法の腫れ以外の経過
内出血が出た場合は1週間
内出血が出る事があります。多くは3-4日で消えたり、お化粧で隠せる程度ですが、大きく内出血が出てしまった場合は1週間~10日ほどかかります。
傷の赤みは2-3日で消える
埋没法をすると、まぶたの皮膚にハリの穴程度の傷が出来ます。手術後は赤いですが、2-3日で消えていきます。
痛みは1週間が目安
手術後の痛みは大したことありません。痛み止めを飲まなくても我慢できる人がほとんどです。2日程で痛みはなくなりますが、目を触ったり、ギュっと目を閉じた時に少し痛みが出ます。これは1週間ほど続きます。
糸がポコッとなる
糸の結び目が皮膚の下で膨らみとして「ポコッ」と膨らんで見える事があります。半年位の経過で徐々に埋まって見えなくなる事が多いのですが、中にはそのまま残る場合もあります。
糸を埋めた部分が凹む
始めのうちは糸を埋め込んだ部分が凹んで見える事があります。しっかり糸がかかっている証拠ではあります。
程度にもよりますが、軽いものだと1~2週間、長引く場合は2-3か月して平らになっていきます。
目のゴロツキ感や乾燥した感じが出る
少しのゴロツキ感や違和感、目が乾燥した感じが1~2週間出る事があります。我慢できないような痛みでなければ大丈夫です。徐々に改善します。
5.手術方法や二重まぶたの形による経過の違い
手術後の経過に一番違いが出るのが「腫れ」です。埋没法の種類と設定した二重のラインによって経過が変わってきます。
クリニックによっては腫れが少ない「○○法」などと宣伝されていますが、クリニックによる方法の違いと言うよりかは、どのドクターが手術をするかで腫れや経過が大きく出るか出ないかが変わってきます。
手術方法で変わってくるのは、糸の結び方が通常の一般的な「2点止めや3点止め」と言われる方法で行うか、「糸を絡めて止める、持ちの良い方法」のどちらで行うかで変わります。
5-1.手術方法による経過の違い
二重まぶた埋没法にはいくつか種類があります。経過による違いがあるのは「通常の2点止めや3点止め」と言われる方法と「糸を絡めて止める、持ちの良い方法」です。この2つのタイプでは腫れに違いがあります。
通常の2点止めや3点止めと言われるスタンダードなタイプの埋没法では、腫れは2-4日程度。長い人で1週間程度です。
糸を絡めて止める、持ちの長い方法では、腫れは1週間程度かそれ以上です。
5-2.二重幅の広さや形による経過の違い
希望する二重幅や形によって腫れの程度が違います。二重の形には「末広型」と「平行型」があります。目の形にもよりますが、狭い二重では末広型に幅を広げるにしたがって平行型になっていきます。
ですので、末広型の方が狭い幅の設定になる事が多く腫れも出にくく経過も早い。平行型の方が幅の太い二重になるので、腫れが出やすく経過も遅いと言うようになります。
6.長期的な経過と影響について
埋没法を行って長期的な経過について心配な方もいると思います。ここでは二重まぶたが取れるまで、糸が将来的にどうなるのかを解説します。
6-1.埋没法の持続期間は平均3〜5年
埋没法はいずれ糸が緩んで、二重まぶたが取れてきます。1年未満で取れてしまうようなまぶたの方もいれば、10年以上二重を持続している方もいます。一般的には平均3-5年の持続と言われています。しかし、正確な統計データはありません。(正確な統計データを集めるのは無理に近いです)
6-2.埋没法が取れてしまった場合の症状と対処法
埋没法による二重まぶたが緩んできた場合の症状は以下の2つです。
- 徐々に二重の幅が狭くなってくる
- 日によって二重まぶたになったり、ならなかったりする
緩んでしまった二重まぶたを手術なしで戻す事は出来ません。埋没法を再度行う必要があります。
この時、前回手術で入れた糸は抜糸してもしなくてもどちらでもいいのですが、簡単に抜けそうであれば抜糸する事をお勧めします。
6-3.埋没法による影響とは
長期的な影響は少ないです。まぶたに入れてある糸は溶けない糸で抜糸しない限りはずっと残っているのですが、ほとんどの場合悪影響を及ぼしません。
しかし、糸がまぶたの裏側から出て来てゴロゴロ痛む場合があります。(これは瞼板法と言う方法で多いです)
この場合は、糸を抜く必要が出てきますが、小さい傷だけでは抜けない場合もあり。目のゴロツキ感が消えなければ切開して取り出す必要がある場合もあります。
また、眼瞼下垂と言って目の開きが悪くなってくる人がいます。通常の老化でも起こりますが、埋没法をしている人で起こりやすくなる可能性があります。(ちなみにコンタクトレンズでも眼瞼下垂になりやすくなります)
眼瞼下垂の場合は眼瞼下垂の手術を行う必要が出てきます。
7.埋没法の費用
美容外科手術の場合、クリニックによって費用がマチマチです。1つのクリニックの中でも手術方法によって大きな開きがあるところもあります。
一般的な相場感としてはおおよそ8-10万円です。
8.まとめ
埋没法は手軽に二重まぶたを手に入れられる方法で非常によく行われています。
手術と聞くと「怖い」イメージがありますが、基本的には失敗やトラブルの少ないものになりますので、この記事を読んで埋没法の経過についてイメージを持ってください。
また、埋没法の経過をブログで参考として見ることがあると思います。色んな方が行っているブログで写真や経過、体験記を読む事は参考いなります。自分と似た目の形の人や自分の希望に近い二重まぶたになっている人の記事は参考になりますね。
しかし、手術後の状態は人によってそれぞれ違います。ですので、ブログはあくまで参考程度に読むようにしましょう。
ここでは、参考になりそうなブログ記事の紹介やブログを読む際のポイントも記載していますので「二重埋没法の効果や経過がよく分るブログ6選と一般的な経過」や「二重整形を受けた後の経過や結果が参考になるブログ8選」を参考にして下さい。