豊胸手術の傷跡と傷をきれいにするために行うべき注意点

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【著者】渋谷高野美容医院
院長:高野 洋一

もし豊胸手術をしたら傷はどこにできて、どのくらい目立たなくなるのか、傷跡で手術したことがばれないのか…そのような疑問や不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

また、傷跡を目立たなくする方法をお探しの方もいますよね。

そんな方のためにこのページでは、一般的な豊胸手術での傷口の位置や、傷跡の経過、更に傷跡をきれいに治すための注意点をお教えいたします。

手術方法によって傷跡の位置や大きさは異なりますし、正しいケアをしないとせっかくお胸が大きくなったのに傷跡が目立って困る…ということにもなりかねません。

このページを読んで注意点を知っておけば正しいケアができますので、必ずお読みください。

日本ではシリコンバッグ豊胸の傷跡はワキに作る場合が多いです。(ワキ:95% アンダーバスト5% 乳輪ほとんど行われていない)

胸の下に傷を作る方が手術は簡単で行いやすいですので、アメリカなど白人系の方が多い所ではアンダーバストに傷を作る場合が多いですが、日本人は有色人種で傷も目立ちやすいため、ワキが場所的に目立ちにくく傷口として選ばれます。

豊胸バッグ 傷

傷の大きさとしては約4㎝程度の傷口です。使用するシリコンバッグの大きさによっても多少の差はあります。シリコンバッグの直径が10㎝程度あるものが多いので、それなりの傷の大きさが必要になります。

半年~1年ほどかけて、多くの方で傷跡が気にならなくなってます。中には赤みが残ったり傷跡が盛り上がっている方がいます。

シリコンバッグ 傷

2.脂肪注入豊胸の傷跡

脂肪注入豊胸の場合、行うドクターによって傷口の位置や数の多少の差があります。1つ1つの傷口の大きさは小さく4-5㎜程度です。例えば、当院では胸の上部脇に近い部分と乳輪に傷を作っています。

小さい傷なのでほとんどの方が気にならなくなります。期間としては手術後半年~1年が目安です。

脂肪豊胸 傷①脂肪豊胸 傷②

上の写真はまだ3か月目なので、赤みはありますが半年~1年でもっと色が落ち着いてきます。ほとんどの方が気にならない程度になります。

脂肪注入豊胸の場合、お胸の傷だけでなく、脂肪を取る部分にも傷跡が出来ます。多くの場合は太ももの裏側から脂肪を取りますので、お尻の下あたりに傷が出来ることが多いです。大きさとしては1㎝弱です。場所的に気にならないという事もありますが、傷としても半年~1年で目立ちにくくなります。

脂肪豊胸 傷 お尻

3.ヒアルロン酸豊胸の傷跡

ヒアルロン酸豊胸の場合、胸の下の部分に小さい傷(3-4㎜)を作る事が多いです。この程度の大きさの傷は時間が経てばほとんど目立たなくなります。かりに、目立ったとしてもニキビのようなデキモノがあるかなと言う程度です。

4.傷跡の経過

どこの部分であっても傷跡が目立ちにくくなるには時間がかかります。一般的な経過ですが、傷口は手術直後は糸で縫ってあるので1週間目に抜糸が必要になります。

  • 1週間目:抜糸が必要
  • 1か月目:まだ赤みが残っていたり、傷が膨らんでいたりする
  • 3か月目:早い人であれば、赤みも消えて目立たなくなってきている
  • 6か月目:多くの人で目立たなくなってきている
  • 1年目:ほとんどの人で目立たなくなってくる

と言うような経過をたどります。

ただし、傷口の治り方には個人差があります。人によっては目立つ傷跡のまま残ってしまう事もあります。また、同じ人でも左右でも差が出る時があります。

5.傷をきれいに治すために行うべき事

どこの部分の傷であろうと、注意すべきことはだいたい同じですが手術中のオプッション等で選択すべき項目もあります。

5-1.シリコンバッグ豊胸の場合はケラーファンネルを使った方がいい

ケラーファンネルとは、シリコンバッグを体に入れる時に使う傷口を保護する道具です。小さな傷から大きなバッグを入れるので、傷口に負担がかかります。出来ればケラーファンネルを使うと傷口が保護されます。オプションで数万円になっているクリニックと手術に付いているクリニックがあります。

keller

出典:Keller medical Inc.

また、ケラーファンネルを使う事で早くスムーズにシリコンバッグを挿入できる事で、雑菌の混入リスクが減り、術後のカプセル拘縮(硬くなる事)の頻度が下がると言われています。

5-2.脂肪注入豊胸の場合は太ももに傷口保護用の装具を付ける

多くのクリニックで行われていますが、脂肪を吸引する際に傷がこすれて負担が大きくなるので、傷口を保護する装具(シース)を付けます。少数ですが中には豊胸程度の吸引では付けないクリニックもあるようですので事前に確認してもいいかも知れません。

5-3.傷をきれいに治すために共通する事項

  • 傷口はかゆくなるが、触らないようにする

傷口は治っていく時にかゆみが出ます。また、初めのうちは盛り上がって気になるかも知れませんが、出来るだけ触らないように、刺激しないようにしましょう。

  • クリニックから出されるテープを貼っておく

クリニックから傷口に貼るようにテープを渡されると思います。これを1-3ヶ月指示された期間は貼っておきましょう。

あまり意味のない事
一部のクリニックで傷を早く治す、傷をきれいに治すと言って、お薬やサプリメント、コラーゲンなどを追加で購入させるところがあるようですが、ほとんど意味はありません。手術後はバランスの良いお食事を十分にとるようにして頂ければOKです。

6.傷が気になる場合の修正方法

傷口は時間とともに綺麗になっていきます。気になる場合でも6か月、出来れば1年は待ちましょう。しかし、傷は消えてなくなるものではない事は知っておきましょう。

傷が盛り上がっている場合

この場合はステロイド注射を行う事が多いです。1ヶ月に1回の処置を数回行います。

ステロイド注射とは、過剰に反応して盛り上がってしまった傷口に対して、盛り上がりを抑えるお薬です。

傷がデコボコしている場合

この場合はフラクショナルレーザーと言うもので治療することが多いです。こちらも1ヶ月に1回程度行います。

フラクショナルレーザーとは、皮膚に細かい穴を開けて皮膚の凹凸をなくしていくレーザーです。毛穴治療やニキビ跡治療に使用されますが、傷跡にも有効な場合があります。

7.まとめ

シリコンバッグ豊胸以外は傷口は小さく、時間が経てばほとんど気にならなくなると思いますが、シリコンバッグ豊胸の場合は傷口も4㎝程と大きくワキに出来ると言っても気になる場合があります。その場合は治療に限界もありますが、遠慮なく主治医に相談しましょう。

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