可愛らしく女性らしさのある目元に憧れませんか?
その要因の1つにあげられるのは、涙袋だと思います。涙袋メイク用の商品も多く売られており、ふっくらとした涙袋は流行りといってもいいでしょう。
元AKB48の大島優子さんやきゃりーぱみゅぱみゅさんのように涙袋があると、目元がふっくらと立体的でかわいく見え、女性らしい印象を与えてくれます。
そこで、ヒアルロン酸で涙袋を作りたいという方は多いのではないでしょうか。
しかし、効果や持続期間、副作用や失敗のリスクなど、心配なこともいくつかありますよね。
実際に、涙袋のヒアルロン酸注射をやりすぎてしまい、目元がたるんで逆にふけた印象になってしまったり、ぼてっとした目元になってしまうなんて事もあります。
今回は、ヒアルロン酸できれいに涙袋をつくるために、知っておいた方が良いことや、注意点をご説明します。ふっくらとした涙袋を作りたい方は参考にしてみて下さい。
目次
1.涙袋にヒアルロン酸を入れた時の変化
涙袋があると「かわいい」とか「童顔」「優しく」みえます。
涙袋と言うのは目の周りにある筋肉の一部が膨らんで見えています。普段涙袋がない人でも笑うと涙袋(筋肉)が盛り上がりますね。また、歳とともに筋肉がたるみ涙袋はなくなっていきます。
ですので、涙袋と言うのは笑顔の時にできたり強調されるもので相手に対して「かわいい」とか「優しい」という印象を与えたり、若々しさの象徴だったりもしますので「童顔」に見せてくれたりもします。
1-1.持続期間
涙袋には柔らかいヒアルロン酸を使用するので他の部位に使うヒアルロン酸よりも持続が短い場合が多いです。9か月とか宣伝される場合もありますが、実際は早い人で数カ月です。
ただし、繰り返し行っていると溶けなくなってきます。詳しくはリスクの項目で解説していきます。
2.ヒアルロン酸で涙袋がきれいにできる人とできない人
2-1.目袋のある人
目袋と言って、ヒアルロン酸を入れる場所の下が膨らんでいる場合はうまく涙袋の立体感が出ません。下の写真の方も自前の涙袋がありますが、内側の方は目袋によってはっきり見えませんね。
2-2.元々の涙袋が大きい人
涙袋の形は人それぞれです。元々の涙袋が幅の広い形の場合、ヒアルロン酸で涙袋を作っても、細い涙袋にはならずに、幅の広い涙袋になる傾向があります。
3.涙袋へのヒアルロン酸注射で気を付けること
涙袋を作るのはヒアルロン酸注射で比較的簡単に作れます。
3-1.涙袋に使用するヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸と一口に言っても種類がいろいろあり、涙袋に合うものが用いられます。
代表的な商品を列挙します
「レスチレン・ビタール」「テオシアル・リデンシティⅡ、RHA2」「スタイレージS」「ベロテロ(エセリス)ソフト」などがあります。
ただし、使用する医師によって好みの分かれるところではあります。
あまり柔らかいヒアルロン酸を使用すると徐々に広がってくるリスクがあるからです。逆に硬いと凹凸が出るリスクがあります。その結果、医師によって使用するヒアルロン酸の種類に好みがあります。
3-2.涙袋に使用するヒアルロン酸の量
涙袋に使用するヒアルロン酸の量ですが、非常に少ないです。
使う製剤にもよって膨らみ方が違いますが、両目で0.1㏄~0.2㏄です。製品は1㏄のものが主流ですので涙袋のみですと余りが出てしまいます。保存しておいてくれるクリニックもありますので、余りそうでしたら問い合わせてみてください。
*開封したヒアルロン酸を保存しておくと細菌が付く可能性がありますが、半年程度ですと非常にまれだと思います。
“0.1㏄単位のヒアルロン酸は注意”
気を付けなくてはいけないのは、0.1㏄という単位で販売している場合です。1㏄などの製剤を使用する分だけ他の注射器に移して使用している場合は大丈夫ですが、同じ注射器で使う分のみ使用して他の患者さんに使用している場合が仮にあれば非医療的な行為ですのでお気をつけください。
(針の話ではなく注射器も患者さんごとに分けるのが基本です)
3-3.デメリット
他の部位のヒアルロン酸と同じです。
・内出血や腫れが出ることがある
目の周りは非常に皮膚が薄いので内出血が目立ちやすいです
・左右差が出ることがある
もともと涙袋や目の形に左右差がある方も多いです。この元々の左右差をなくす事は困難です。
・しこりになることがある
涙袋や鼻など狭い部位に繰り返しヒアルロン酸を注入することで、しこり(溶けなくなる)になる事があります。放置していてもほとんど場合問題ありませんが、気になるようならヒアルロン酸溶解注射もあります(*ヒアルロン酸溶解注射がアレルギーを起こすことがあります)
・凹凸ができることがある
皮膚が薄く凹凸の出やすい場所です。「鈍針」が出始めてからは内出血のリスクも凹凸も出にくくなり涙袋のヒアルロン酸が非常に行いやすくなりました。
*先端が丸い「鈍針」と言うもので処置すれば内出血のリスクも減り凹凸も出にくくなります。
・注射する際に痛みがある
目の周りは痛みを感じやすい部分です。各クリニックで痛み対策は行ってくれると思います。
もっと詳しく知りたい方は「あとで後悔しない!知っておくべきヒアルロン酸注射の副作用」を参照ください。
3-4.繰り返しの注入によって起こるリスク
鼻や涙袋のように狭い所にヒアルロン酸注射を繰り返すと溶けなくなり、しこりになる場合があります。
また、どんどん大きくすると縦長の大きな涙袋になってしまいますので注意が必要です。
また、上記のような場合、多くは皮膚が透けて青っぽく見えることがあります。チンダル現象と呼ばれるものだと考えられています。
3-5.笑うと涙袋の形が変わる
本来の涙袋は筋肉によって出来ています。涙袋がないと思っている人でも、笑うと膨らむようになっています。
ですので、ヒアルロン酸で涙袋を作った後も、笑うとより涙袋が強調されて、より目立って見えます。クリニックで涙袋の処置をした直後に鏡を見て確認すると思いますが、真顔の時と笑った時と両方で仕上がりをチェックしてみてください。
3.涙袋のヒアルロン酸注射の料金の相場
0.1㏄から行っているところであれば1万円ほどで可能です。
ヒアルロン酸1本で販売しているクリニックでは3-6万円が多い値段帯です。
麻酔代や針代などオプションで必要になるところや、費用に含まれるところなど様々ですので一見安く見えても意外と費用がかさむ場合があるので事前に調べた方がいいでしょう。
4.クリニック・ドクターの選び方
まずは上記料金も参考にしてください。ホームページとかけ離れた費用を提示してくるクリニックなどは避けた方が無難でしょう。
涙袋のヒアルロン酸は先の丸い「鈍針」を使用することでかなり行いやすくなりました。手技が簡単になり、内出血のリスクも減りました。
初回のカウンセリングで自分の希望を伝え、理解してくれる医師にお願いするのがいいでしょう。
- やたらと高いものを勧めてこない
- デメリットやリスクも話してくれる
- 事前に他のクリニックの料金と比較する
- 何か所かカウンセリングに行ってみる
なども重要だと思います。
クリニックを頻繁に変えると、前回何をしたのか、どういうヒアルロン酸をどれだけ入れたのかなど情報がありません。
現状も大切ですが、医師も前回の情報をもとにして施術計画を立て、適切なアドバイスをすることができます。できる限り同じクリニックで同じ医師に施術してもらうのが良いと考えます。
5.まとめ
ヒアルロン酸で涙袋を作るのは比較的簡単に短時間で可能です。ただし、入れすぎると太い涙袋になったりリスクもありますので、担当の先生とよく相談して行っていきましょう。