ヒアルロン酸注射に興味はあるけど、副作用が心配という方は多いのでははいでしょうか?
失敗談を聞いたり、合併症などの画像を見ると、危険なものではないかと怖くなってしまいますよね。
しかし、実際には、失敗や重篤な副作用が出るこことは非常にまれです。
ヒアルロン酸注射は、若返りや輪郭修正などに効果があり、副作用も少なく、短時間で行えるお手軽な処置なので、とても人気です。
ただし、ごくまれですが、重篤な副作用が起こることもあります。
きちんとした情報を知ったうえで、処置をした方が良いと思います。
今回は、ヒアルロン酸注射するときに起こりうる副作用の種類と対処法、失敗しないためのドクターやクリニックの選び方をお伝えします。
ヒアルロン酸注射をお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
1.ヒアルロン酸注射の安全性
ヒアルロン酸注射は基本的に安全です。人体にとって悪影響を与えるものではありませんし、吸収されてなくなっていきます。また、ヒアルロン酸溶解注射と言うもので溶かすこともできます。
2.ヒアルロン酸注射の副作用(合併症)の種類
ヒアルロン酸注射ではいくつかの副作用(合併症)があります。痛みや内出血は副作用ではないかもしれませんが、一緒に説明します。
2-1.内出血・腫れ
針を使用する限り、体の中の血管に傷をつける可能性があります。先の丸い針を使用しても頻度はかなり下がりますが、内出血が出る場合があると報告されています。
基本的に内出血は1週間ほどで引きますのでお化粧でごまかしてお待ちいただくしかありません。
内出血がひどく出てしまった場合には腫れも出ます。こちらも待てば必ず引きます。
2-2.凹凸 でこぼこ
ヒアルロン酸注射はボリュームを増やしてしわを消すものですので、大きな凹みや大きく輪郭を変えた場合は触ると分るというのは仕方ないことだと思います。
ただし、見た目に凸凹していれば話は違ってきます。
見た目に凹凸が出る場合は、皮膚の浅い所に不均一にヒアルロン酸を注入した場合や、目の周りなどの皮膚の薄い場所に多くのヒアルロン酸を注入した場合に生じます。
処置後早期の場合はマッサージしてなじませたり、目の周りは体の水分の影響も受けやすいので様子を見る必要があります。
凹凸が消えない場合は溶解注射で溶かす方法もあります。
2-3.しこり
ヒアルロン酸は吸収されてなくなってしまうと言いましたが、解けずに残ってしまう場合がります。「しこりになる」なんて言い方をします。
ヒアルロン酸を一か所に固めて入れてしまうことによりしこりになる場合があります。
鼻や涙袋など狭い範囲にそれなりの量にヒアルロン酸を入れると解けずに残ってしまう場合があります。
無害ですのでこれに関して、良いことなのか悪いことなのかは人それぞれだと思います。
ただし、ごく稀にばい菌がしこりについて感染を起こして腫れる場合があります。そのような場合は溶かす必要があります。
2-4.血流障害
ヒアルロン酸が血管内に入ってしまったり、血管を周囲から圧迫することにより血液のめぐりが悪くなることを血流障害と言います。
どこの部位でも起こる可能性はありますが、血流障害が多く報告されている場所は、
- ほうれい線~鼻にかけて
- 眉間
- 目(視力低下や失明)
- ゴルゴ線の内側
イメージとしては鼻の近辺が危険部位です。
ただし、頻度としては非常に低いです。1万件~10万件に1件くらいのイメージでしょうか。
先端が尖っていない針で注入すれば血流障害が起きないような記述も見かけますが、そんなことはありません。頻度は減るのかもしれませんが絶対に起きないわけではありません。
2-5.痛み
ヒアルロン酸注射は注射のハリを使って注入しますので注射の痛みがあります。これに対応するために、表面麻酔を使用したり、冷やしてから注射したり、笑気ガスと言うボーっとするガスを使用したりする場合があります。
また、「ペンシルカニューレ」や「マイクロニードル」などと呼ばれ、針の先が丸くなっている(鈍針)を使用する場合もあります
(※鈍針でも始めは尖った針で極少の穴を開ける必要がある。)
*普通の針は先が尖っています。
ヒアルロン酸注射を注入後、組織が膨らむので多少の痛みが持続する場合があります。多くのヒアルロン酸製剤には麻酔が溶かし込んであり、この痛みを予防してくれます。
2-6.アレルギー反応
ヒアルロン酸自体はアレルギー反応を起こさないと考えれれています。
しかし、上記にも書いたようにヒアルロン酸製剤には局所麻酔薬が入っていたり製品を安定させるための成分が微量ながら入っていますのでアレルギー反応が起こらないとは言い切れません。
もともとアレルギー体質の方や麻酔にアレルギーの方は事前に担当医に申し出るようにしてください。
3.部位ごとの副作用
部位ごとに起こりやすい副作用(合併症)もあります。
3-1.ほうれい線
ほうれい線は動く場所なので、すぐに無くなったとか効果が感じられない事などがあります。
その他、頻度は少ないですが重大なものとしては血流障害です。
注入直後の場合もありますが、しばらくしてからほうれい線や鼻先に痛みを感じたり皮膚の色調の変化、水泡が出てきた場合にはすぐに注射をしたクリニックに連絡を取った方がいいでしょう。
3-2.目の上・目の下
目の周りは非常に皮膚が薄くヒアルロン酸による凹凸が出やすい部位です。完全にしわを消したり、目の上の窪みを消したりする事を希望するのではなく、改善させるくらいの気持ちで控えめに行うのがポイントです。
担当医と相談しながら適切なポイントで処置しましょう。
また、目の上や目の下はしこりになる事もある部位です。気になるようなら溶解するのも手です。
3-3.鼻
何回か鼻にヒアルロン酸注射をしていると、ヒアルロン酸が溶けずに残ってしまう場合がよくあります。
その時に横に広がるように残ってしまい太い鼻になっているのを見かける時があります。気になるようなら溶解注射で対応する場合もあります。
鼻や眉間にかけては血管が豊富な部位で目を栄養する血管も多いです。最悪の副作用(合併症)は血流障害による視力低下や失明です。
決して頻度の高いものではなく、極まれにしか起こりませんが重大なものの一つです。
4.副作用が出た場合の対処法と注射後の注意点
【内出血や腫れが出た場合】
1-2日冷やすのがいいでしょう。その後はお化粧などでごまかしてください。
ヘパリン類似用物質として「ヒルロイド」等の医薬品が多少効果があるかもしれません。その他一般薬でも「ピアソンHPローション」や「ヘパリンZクリーム」と言うものがあるので使ってみてもいいかも知れません。
【凹凸が出た場合】
マッサージしてなじませることが注射の数日以内であれば可能でしょう。それでも消えない場合は受診して相談してください。
【血流障害のが出た場合】
重大な副作用(合併症)です。
症状としては、
- 注入中の激しい痛み
- 注入後しばらくしてから出現する激し痛み
- 皮膚の色の変化
- 膚に水泡ができる
などあればすぐに担当のクリニックに連絡を取ってください。
5.クリニックの選び方
どこのクリニックでやっても副作用や合併症の可能性はゼロにはなりません。上記のような危険性をしっかり話してくれるクリニックや担当医が何か起こったとしても誠意をもって対応してくれると思います。
絶対に大丈夫とか今までそういった事がないからこれからも大丈夫と言う所は避けた方が無難でしょう。
三重になり幅広二重にしました。右目が改善されない感じが少しあったので右目をまた少し広くしたら違和感があります。少しだけまだ薄いせんが入ります。ヒアルを少しいれて目の大きさを改善しょうと考えましたが凸凹になる可能性大と先生に言われました。でも右目が大きくなって不自然なのでなやんでます。どうすれば良いでしょうか?
状況が分りかねますが、右目の二重のラインが広いという事でしょうか?それであれば狭めるしかないと思います。
狭くすると三重になるという事なのでしょうか?
埋没法で三重を改善したりするのは難しいですので、根本的には切開が必要な印象を文面からはお受けします。