埋没法による二重整形を検討している時、手術や術後の痛みが気になりますよね。手術前に痛みについて不安を持ち気にしている方は多いと思います。
実は埋没法の手術の痛みはそんなに大きなものではありません。しかし、痛みと言うのは人の感じ方なので、数字などで具体的に表すのが難しい事でもあります。
この記事では、埋没法を多く行っている医師が出来るだけ分りやすく埋没法の痛みについて、また痛みの期間や原因、それをやわらげるためにできる事、異常な痛みについて解説していきます。
これを読めば、手術前の恐怖心もやわらぎ、術後の痛みについても対応できるようになりますので、手術を受ける前には是非お読みください。
1.埋没法手術による痛みとは
埋没法を行う際の痛みに関してはあまり大きなものではありませんし、痛みのある時間は10秒程度で終わります。
しかし、埋没法を行う際の痛みは軽度です。手術ですし、目元なので心配になるのは当然です。痛みに関しては個人の感覚的なものです。
私が手術を受けた方に聞いていると8割の方は予想よりも痛くなかったと言います。1割の方は予想より痛かった、もう1割の方は予想通りだったとおっしゃいます。
2.手術中の痛みと対策
埋没法はまぶたを縫う手術ですので、まぶたに局所麻酔の注射をします。局所麻酔がしっかり効けば、他に痛みはほとんどありません。
埋没法の手術をする時に局所麻酔なしでは出来ません。まぶたの表と裏側に針で局所麻酔をしますのでこれが少し痛みます。痛みの程度は、普通の注射と同じ程度か、針い細を使っているクリニックが多いので、普通の注射よりも痛みは軽度でしょう。ただし、目の近くという事で怖さはあると思います。
局所麻酔の痛みに対する対策
局所麻酔の注射をする痛みを和らげるために、事前に痛くない麻酔を併用することがあります。
方法としては、笑気麻酔と言って意識がボーっとするガスの麻酔を吸う事で痛みを和らげることができたり。さらに痛みが苦手な人には皮膚に痛み止めのテープを貼ってさらに痛みを和らげる方法もあります。また、目のゴロゴロ感をやわらげるため目薬の麻酔をする場合が多いです。これは痛くありません。
局所麻酔が終わってしまえば「痛み」はありません。ただ、局所麻酔で取れるのは「痛み」のみですので、まぶたを引っ張る感覚や何かをされているという感覚は残ります。それほど苦痛ではありません。
当院では笑気麻酔を吸ってから手術を行っています。心配な方は手術を予定しているクリニックに痛みの対策をどのように行っているかを確認しましょう。
3.手術後の痛みと対策
手術後直後は局所麻酔が効いているので痛みはありません。瞬きすると少しゴロゴロする程度でしょう。2-3時間くらいすると局所麻酔の効果が切れてくるので痛みが出てくるかもしれません。ただし、ごく軽い痛みです。クリニックで処方される薬で落ち着く場合がほとんどです。
翌日にはほとんどが落ち着きます。
手術後の痛みに対する対策
痛みは軽度の場合がほとんどです。「ロキソニン」などのお薬をクリニックで処方されるはずですので、それらのお薬で落ち着くと思います。もし処方されなかったら、薬局で売っている痛みどめでも対応できます。
内出血や腫れが大きい場合は痛みも出やすいかもしれません。痛みどめを飲み、まぶたを軽く冷やすようにしましょう。
4.すぐに受診すべき手術後の痛み
手術直後からか、もしくは少し時間が経ってから目も開けていられないような痛みが出てくるのは異常です。その場合は、埋め込んだはずの糸が出てきたり、糸にまつ毛が引っかかっていたりしている場合が考えられ、すぐに受診すべき痛みです。
まぶたの痛みと言うよりも強いゴロゴロ感が出ます。
そのような場合は、様子を見たり、時間を置いても改善しない事がほとんどです。そのままにすると眼球に傷が付くリスクもあるので、手術を受けたクリニックを受診してください。糸を抜いたり、止め直したり、処置が必要な場合もあります。
5.まとめ
手術後の痛みに関しても心配するほどのことはありませんが、あまりにゴロゴロ感が強い場合は受診しましょう。痛みはそれほど大きくはありません。最初の局所麻酔が終わってしまえば違和感は残りますが、すんなりと終わる事でしょう。
埋没法の痛みは実はそれほど大したことがないのですが、その他のダウンタイムが気になる場合があると思います。具体的に皆さんが気にする事は、「腫れ」「内出血」が一番多いです。こちらについては「写真で見る埋没法の経過と腫れを少なくするための知識」に詳しく書いていますので、埋没法を受ける前に是非読んで知っておいてください。