目頭切開をしたけれど、イメージしていた目元にならなかった…傷跡が予想以上に目立って気になる…などの理由で、修正をしたいとお悩みの方はいると思います。
しかし、実際に修正する場合はどんな方法で行われるのか、そもそも修正すれば本当に改善するのか、いつ頃やるのが良いのかなど知りたいことも多いですよね。
そんな方のために、このページでは目頭切開手術後の、症状ごとの修正方法やその効果、修正するのに適した時期などを詳しく解説していきます。
修正をお考えの方はもちろん、現在手術を検討中で、もし失敗したらどうしよう…と心配されている方も、このページを読んでもらえれば不安やお悩みが解消されるはずです。
目次
1.目頭切開の修正をする場合とは
目頭切開を行った後に気に入らなければ修正する事になりますが、目頭切開を行うよりも手術が難しく、傷も目立ちやすくなります。ですので、目頭切開を行う前にしっかりと考えてから行う事が重要です。
修正を行う場合は以下の様な場合です。
- 目頭を切り過ぎた、目が近寄って見える
- 目頭を切り足りない
- 傷が気になる
以下の章ではそれぞれの場合について解説していきます。
2.目頭を切り足りなかった場合の修正
目頭切開したが、広げる幅が予想よりも狭かった、切り足りなかった場合です。この場合は再度手術して広げることが可能です。
しかし、1回目の手術からすぐに再手術出来る訳ではなく、3か月以上は空けた方が傷への負担も少なくて済みます。
3.目頭を切りすぎてしまった場合の修正
切り過ぎてしまった場合、元に戻すことは簡単ではありません。まず、目頭切開にはZ法とW法と言う2つの方法が主流です。
Z法の場合は、皮膚を切り取らずに目頭を作る方法なので、逆の事を行えば目頭を戻すことはできます。逆Z法などと呼ばれます。
W法の場合は、皮膚を切り取ってしまっているので、元に戻すことは簡単ではありませんが、逆Z法などで行います。
4.目頭の傷跡が目立っている場合の修正
目頭の場合、切って手術で修正すると言うのが難しい場所です。ほとんどは注射やレーザーで対応しますが、効果は限られてしまいます。
傷が膨らんでいる場合
傷跡がケロイドの様に膨らんでいる場合は、ステロイド注射で盛り上がりを小さくしたり、フラクショナルレーザーと言うもので、周りとの境目を分りにくくする方法が行われます。
傷に赤みがある場合
手術後初期のころは必ず傷の赤みがあります。長い人では6カ月程度の時期は傷をいじならい様にして待つのがベストです。
それ以上経過している場合、特に1年以上経過して赤みが残る場合は珍しいですが、Vビームなどの色素治療レーザーを試してもいいかも知れません。ただし、目の近くなのでやってくれるクリニックは限られると思います。
傷が窪んで見える場合
非常に難しいですが、フラクショナルレーザーで周りとの境目を目立ちにくくする方法がとられます。ちょっと良くなるかなと言う程度の改善です。
5.修正によるダウンタイムと手術後の経過
切り足りなかった場合や切り過ぎた場合に手術で修正するときは、目頭切開の1回目の手術と同様の経過をたどります。しかし、傷が目立ちにくくなってくるまでの時間は初回の手術よりも長引く可能性があります。
目頭切開の経過やダウンタイムについては「目頭切開のダウンタイムは1週間!傷の経過と術後の注意点」をご覧ください。手術後の事に絞って詳しく解説しています。
ステロイド注射によって盛り上がった傷を治療する時は1カ月に1回程度の間隔で行います。繰り返すと、細かい血管が増えたり皮膚が薄くなって見えます。行うにしても1-3回位が限度ではないでしょうか。
傷と膨らみや凹みを改善するために行うフラクショナルレーザーも1カ月に1回程度で行います。治療回数に制限はありませんが、4-8回が目途になります。 処置後は2日ほど赤みが出て、4-5日ザラザラ感があります。
6.修正は手術後3ヶ月以上たってからが良い
目頭を切り過ぎた場合や切り足りなかった場合の修正手術
手術後の修正は少なくても3カ月待った方が良いと考えます。待てるのであれば、半年、1年待って傷が落ち着いてから修正手術を行った方が傷への負担が少なくていいでしょう。
傷が気になる場合の治療
傷の抜糸は1週間で行いますが、1週間で傷がスッキリ目立たなくなるわけではありません。目頭切開の1回目の手術の場合は1か月目で目立たなくなるのが多いパターンです。また、傷の赤みや盛り上がりも徐々に良くなってきます。遅い人では半年ほどかけて良くなってきます。ですので、傷が気になる場合でも半年は待ってから治療を開始した方が良いでしょう。
ただし、手術後の早いうちから傷が盛り上がってくる場合は、ステロイドの注射を行う事がありますので、気になる場合は一度手術を行った医師に相談しましょう。
7.修正するクリニック・ドクターの選び方
目頭切開の修正はまず、初回の手術を行った医師に相談しましょう。どういう手術を行ったのか一番よく分かっています。
初回手術を行った医師の所に行きたくない場合やいけない場合はネットなどで探すことになりますが、目頭切開の修正を行っているクリニックは限られます。
症例写真を出しているクリニックであれば信用もできるのでいいと思います。
8.まとめ
目頭切開の修正を行うのは、切り過ぎ、切り足りない、傷が気になる、この3つのパターンだと思います。手術前の方も、すでに手術している方もこの記事を読んで参考にして下さい。