まぶたのたるみでお悩みではありませんか?
まぶたがたるんでくると疲れた顔に見え、老けた印象になってしまいがちです。また、まぶたのたるみが原因でおでこのシワや、頭痛、肩こりなどの症状が出ることもあります。
そのため、「重たいまぶたのたるみを取ってすっきりした目元になり若く見せたい!」とお考えの方もいると思います。
まぶたのたるみを取る治療法はいくつかありますが、今回はその中のひとつ、「眉下切開の手術」について詳しく解説します。
眉下切開の手術は、眉毛の下を切開して、目の上のたるんでいる皮膚を切り取る手術で、確実にまぶたのたるみを改善することができます。
このページでは眉下切開の向き不向きや、手術後のダウンタイム、経過をお教えいたしますので、手術をすべきかどうかの判断がしやすくなると思います。
目次
1.眉下切開の方法と効果
眉下切開の方法
眉毛の下側の皮膚を切り取って、まぶたの皮膚のたるみを取る手術です。
眉下切開は二重のラインを手術することなく、皮膚のたるみを取るので、元々の自然な目元が生かせるのが特徴です。ですので、眉下切開はまぶたの皮膚が厚い人や、まぶたの外側にたるみが多い人に特に向いています。
眉下切開の効果
年齢とともにたるんできた、まぶたのたるみが持ち上がり、もともとの二重が自然な感じで現れます。写真でも傷はそんなに気になりませんね。
2.眉下切開で成功するために知っておきたい5つの事
眉下切開はまぶたのたるみを取って、スッキリ見せる手術ですが、成功するために向き不向きを知り、手術を受ける前に理解をしてから受けましょう。
2-1.まぶたの外側にたるみが多い人に向いている
眉毛はまぶたよりも外側まであるので、まぶたの外側のたるみにまで対応できます。
しかし、眉毛を抜いていたりすると傷との兼ね合いも変わって来るので、事前にドクターに傷をどこまで伸ばすのか、自分で後から眉毛を書く位置で治まるのかをチェックしましょう。
また、逆に目頭側のたるみが気になっている人にはあまり効果が出せません。傷を内側に伸ばして対応することも可能ですが、傷が目立ちやすいと思います。
2-2.まぶたの皮膚の厚い人に向いている
眉下切開は二重が出来る位置のまぶたには、手を加えずに手術を行います。ですので、本来のまぶたがそのまま残り自然です。もし、まぶたの厚い人に眉下切開でなく、まぶたを直接切ってたるみを取ると、余計に腫れぼったく分厚いまぶたに見えてしまいます。もちろん、まぶたの皮膚の薄い人にも可能です。
まぶたを直接切る方法とに比較は7章で行います。
2-3.二重を一緒に作る時は慎重に行う
別の手術が必要ですが、眉下切開と同時に二重まぶたを作る場合もあります。この場合、二重のラインをシミュレーションで完全に予測するのは困難です。眉下切開によって二重のラインがいくらか広がるからです。
手術後のダウンタイムを取る時間がなく、二重幅に強いこだわりがなければ同時に行っても可能ですが、二重幅に強いこだわりがあるのであれば眉下切開の手術後1か月以降で二重の手術をする事をお勧めします。
2-4.眉毛と目が近い人には向かない
眉下切開を行うと眉毛が下がることがあります。眉毛と目が近い場合は余計に近寄って見える可能性があるので、眉毛と目が近くて気になっている方には向かない手術です。ただし、状態にもよりますので、術前に医師としっかりカウンセリングしてください。
2-5.毛包斜切開で受ける
毛包斜切開とはまぶたの皮膚の切り方ですが、眉下切開の時はこの方法で行うことが多いです。教科書的にはこの方法で切開することが勧められています。何も考えず、毛包斜切開を行わないで皮膚を切開すると傷が大きく目立つ場合があります。
毛包斜切開は眉毛を温存する方法なので、眉毛がなくてアートメイクの人には不要な方法ですし、毛包斜切開しなくてもキレイな傷で仕上げる先生もいます。重要な事は自分が信頼できると思ったドクターに依頼することだと思います。
3.手術によるダウンタイム(手術後の経過)
傷跡は目立たなくなる
眉毛の下に作った傷が落ち着くには時間がかかります。始めは傷の赤みが出ます。眉毛を書いてごまかすようにします。早い人は1か月で傷が落ち着いてきます。
腫れは意外と少ない
腫れに関しては全く出ない場合からまぶたの方まで腫れる場合があります。細かい手術法によっても違うのですが、腫れは見た目に全くでないときから1週間ほど腫れるときまであります。
内出血が出る事がある
内出血が出た場合は5-7日で引いていくはずです。
軽度の痛みが出る
心配するほどの痛みは出ません。クリニックから処方されるお薬で対応可能ですし、市販薬でも効く程度の痛みでしょう。
眉毛のメイクは抜糸翌日からOK
糸で皮膚を縫うので1週間後に抜糸が必要で、それまでは糸が付いた状態です。抜糸の翌日からは眉のメイクを行っても大丈夫です。
4.眉毛の形や目の周りの変化について
二重の幅が広がる
たるみを取るので、二重にかぶさって来る皮膚が持ち上がります。当たり前ですが、二重の幅はたるみが出る前の様に広くなります。
眉毛が下がることがある
皮膚を持ち上げる手術ですが、皮膚どうしは引っ張り合いっこをしますのである程度は眉毛が下がってしまいます。
手術中に下がらないような工夫を方法もありますが、絶対に下がらないわけではありません。ですので、眉と目が近い方には不向きな手術です。(元々の眉毛の上げ方など状態にもよります)
5.眉下切開の失敗とは
目立つ傷跡が残ってしまう
眉下切開の傷は、眉毛を抜いてなければ眉毛に隠れてそれ程目立ちません。傷自体もきれいになる方です。専門的な用語ですが「毛包斜切開」を行わないと、切開の方法によっては眉毛と傷が離れてしまい、傷が目立つ場合があります。ただし、医師によって手技の違いがあったり、人によって状態が違いますのでからなず毛包斜切開を行わなければならないという事ではありません。
眉毛が下がり過ぎてしまう
皮膚を持ち上げる手術ですが、皮膚どうしは引っ張り合いっこをしますのである程度は眉毛が下がってしまうことがあります。
手術中に下がらないような工夫をする方法もありますが、絶対に下がらないわけではありません。ですので、眉と目が近い方には不向きな場合もある手術です。
左右差が出てしまう
たるみが出てきた瞼とはそもそも左右差が大きい場合が多いです。左右差を調節するように手術を行いますが、全く同じにはなりません。しかし、気になるような大きな差が出る事は稀です。
たるみの改善が不十分な場合がある
皮膚の切除量には限界があります。たるみがひどい場合にはまぶたの皮膚切除と同時に行うこともあります。また、高齢者にたるみを切除し過ぎると、まつ毛に近い部分の皮膚が伸ばされて(赤茶色の色の皮膚が伸ばされて)色の付いたまぶたになることがあります。
6.手術料金の相場
眉下切開で検索した時に出てくるクリニック13個を調べた結果、クリニックよる違いはあまりなく手術料金の相場は328,000円でした。
しかし、麻酔料金などのオプション代金がクリニックによって1-3万円かかる場合があります。各クリニックで行っているモニター制度を利用すると費用を抑えて手術を受ける事ができる可能性があります。希望するクリニックのホームページか電話でモニターの有無を問い合わせると教えてくれます。
7.まぶたのたるみを改善するその他の治療法
まぶたのたるみに対する方法は以下の4つです。
- 眉下切開
- まぶたの切開によるたるみとり
- レーザー治療(サーマクールアイ)
- 二重まぶた埋没法
まぶたの切開によるたるみとり
まぶたのたるみを切開で取る方法として、眉下ではなく、まぶたの皮膚を切り取る方法もあります。二重のラインに沿って皮膚を切り取る方法です。どちらが良いと言う訳ではありませんが、向いている場合と向いていない場合がります。
傷が目立ちにくいのがメリットですが、眉毛側の厚い皮膚が二重のラインを作る事になるので、二重がボテッとした感じになりやすいです。ですので、皮膚の薄い人向きです。
老化に伴うまぶたのたるみを眉下切開以外の手術方法で解消しようとすると、厚ぼったい二重まぶたになってしまいます。ですので、それを避けたい場合は眉下切開を受ける方が多いです。
参考:林寛子,上眼瞼形成術:眉毛下アプローチ,PEPARS,No87;P59-66
レーザー/機械系治療(サーマクールアイ)
レーザー等機械を用いる治療の中ではサーマクールアイが一番効果は高いと思います。手術の様に皮膚を切り取る訳ではないので、見た目に大きな変化はありませんが「たるみが解消された気がする」「目を開けるのが楽になった」と言う方は多くいます。
二重まぶた埋没法
こちらも皮膚を切り取る方法ではありませんが、二重を広いラインで新しく作ってパッチリ見せることが出来ます。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか?まぶたのたるみは年齢とともに必ず出て来てしまいます。気になる方も多い部位です。
眉下切開は腫れも少なく、手術時間も1時間かからずに行う事ができます。傷も落ち着けば分らなくなるので、気になっている方にはおすすめの手術です。
眉下切開についてどうなるのか具体的伺いたいと思います。
コメントありがとうございます。一度カウンセリングにいらしていただければ幸いです。